お待たせしました!!

ようやく出来ました。
『MTA直接覆髄法』
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/mta.html


一応読んでもらえば分かるように書いたつもりですが、
・本来神経付近まで進行した歯は神経を取ることが通常です。
しかし、神経を取ってしまうと、後々トラブルが出やすくなります

また、神経を取った歯は新陳代謝がなくなるので歯が弱くなったりもして、長くは持たないことが多いです。
ですから、覚えていて頂きたいのは神経まで虫歯が進行しないようにすること

私の感じとして、神経を取った歯の価値は虫歯のない健康な歯の半分の価値もない と思います。(◎◎;)


ホント、神経を取った歯のトラブルの多いこと・・・
よく考えてくださいよ、体の神経をそんな易々と触っていいはずがありません
歯の神経は末端の神経とは言え、歯の神経は脳まで繋がっていますから不定愁訴が出てもなんらおかしくありません。
また歯の中は非常に複雑で見えない為、きっちりした処置など不可能に近いです。
(根の治療を主とする私が言うので)


殆どの方はトラブルに合って初めて神経の治療の大切さを感じますが、私からしたらもう一歩早く神経を取らずにすむようにして頂きたいです。m(_ _)m

ただちょっとブッチャケトークをすると、神経を残す処置は保険点数(治療費)が低くまた、予後が悪いと、患者さんからのクレーム(ヤブだとか)、
治療費の減点などありますので神経を残す処置は高校生ぐらいまでにしかせず直に神経を取る処置に
移行しているのが現状です。
現状、残そうと思えば残せた歯でも神経を取ってしまいます。

最近の保険診療の
神経を触る処置の割合データーです。
・感染根管(抜髄後のやり直しの治療)  52.5%
抜髄(初めて神経を取る処置)      30.6%
間接覆髄法                   15.5%
生活歯髄切断                 0.96%
・直接覆髄法                  0.50%


です。神経を残す直接覆髄法は0.50%
神経のやり直しの治療は52.5%と半分以上
約100倍以上の割合差があります(o_O)



*日本の歯科医師が悪い訳ではありません。
私は歯のことを何も理解せず悪くなって治せばいいと思っている人に神経を残す処置をしても、無意味だと思っています。
歯科医師が必死になったところで1年後にはまた虫歯で来院され神経を取るはめに・・・

しかし、歯のことを大切にしている人から見たらどうでしょう!?
普通一般の歯科医院では全て同じように治療が行われますので、残したかった神経でも取ってしまいます。(ノ°ο°)ノ


ですから、知識としてこのMTA直接覆髄法を知っておいてください。
MTA自体が非常に高価な薬のため保険では使用できません。
(保険でもダイカルと言うお薬はありますが、MTAと比べると神経が残る割合は低いです。
このことがHPの最後の表に書いてありますので興味ある方は読んでみてください)

*現状、MTAがある歯科医院は200〜300件に1件ぐらい でしょうか!?
また、マイクロスコープ(顕微鏡)がある歯科医院は1000件に1件でしょうか!?

まだまだ、普及には時間がかかると思いますが、
この方法で神経が残せた場合のメリットは歯を大切に思われている方にとっては計り知れないと思います。(~▽~)

一応治療費を書いておくと、1歯25000円〜30000円です。
もし、痛み・温かい物がしみるなどの不快症状が出た場合は失敗となり、
自費歯内療法(米国式歯内療法)へ移行する際に治療費より25000円引いた金額で治療を行います。
*その為、適応症もこちらでシビアに決めさせて頂きます。(こちらも失敗したくありませんから)


我ながらなかなか良い治療成績です。(上手く行き過ぎて怖いぐらい・・・)(⌒ー⌒;)

投稿者 eedental : 22:39 | EEDENTAL NEWS