このサイトはEEDENTALのオフィシャルブログサイトです。 顕微鏡の話
歯科も顕微鏡を使用しながら治療をする分野があることをご存知でしょうか?
いゃ〜、本当に凄いです顕微鏡。
自分の歯の治療には必ず顕微鏡がある歯科医院と決めているぐらいです。
どのぐらい見えるかと言うと、
EE DNTALで使用している顕微鏡顕微鏡(Carl Zeiss)を最大倍率(22倍)に設定して
日本のお札を見てみると色々な所に、日本の職人技が散りばめられています。
いくつか発見したネタを
インク :凹凸がある。特に目の黒いインクの部分が怖いぐらい・・・
1000円 表:右側の1000円という文字の下に線が入っているが、そこには
NIPPONGINKONIPPONGINKONIPPONGINKO
5000円 表:右側の5000円という文字の下に線が入っているが、そこには
NIPPONGINKONIPPONGINKONIPPONGINKO
その2 裏:透かしの周りの青い線そこには
NIPPONGINKO5000NIPPONGINKO5000NIPPONGINKO5000
10000円 表:右側の10000円という文字の下に線が2本入っているが、そこには
NIPPONGINKONIPPONGINKONIPPONGINKO
NIPPONGINKONIPPONGINKONIPPONGINKO ←下の段の方が文字が大きい
と言う文字の大きさが異なるものが2列に渡り入っている。
その2 表:真ん中下の国立印刷局製造(製造って・・・)の2〜3mm上の波線、ここにもやはり
NIPPONGINKONIPPONGINKONIPPONGINKO
これを偽造する、個人レベルでは不可能です!!
凄すぎです、日本の巧芸!! 純粋に憧れてしまいます。
さて、歯科に戻りましょう。
歯とういう小さな組織を拡大する訳ですが、そこには裸眼で確認できない問題・感染物質が
色々隠れています。
・他院で4ヶ月治療を続けるも膿がズゥ〜と出続けていた歯
顕微鏡で歯の中を見たら神経管が人より1本多くそこが細菌感染が起こっていました。
そこをきっちり処置すると1週間後排膿もなくなり歯を残すことが出来ました。
・他院で半年間根の治療を続けていても一向に症状がおさまらない、
顕微鏡で歯の中を見たら歯が折れておりそこにはクラック(亀裂)が・・・
確認3分後「○○さん、この歯折れてしまっていてはいくら治療しても症状は消えません」 「今までよく働いてくれた歯ですが、抜歯です。」
患者の為を思い本気で残そうとした歯科医師、見えていれば・・・
「見えないままの治療」より「見えるような環境での治療」の方がより確実な診断が出来、予後は安定します。
しかし、顕微鏡は非常に高価で(Carl Zeissの最上級機種は1千万以上) (た、た、高い・・・!!)
導入が難しい現状がありますが、
拡大鏡(拡大メガネ)2〜5倍を使用してくれる歯科医院は沢山ありますのでHPなどで探してみてください。