レジン(プラスチック)治療について

先週スタッスの治療に続き、身内の治療を行いました。
上の写真で何処に詰めたか分かりますかね!?



*答えはこちら
http://www.eedental.jp/blog/archives/2008_1_18_77.html


実はこの歯、『露髄』と言って削っていくと、神経が露出してきました。

そこで、MTAを用いて直接覆髄法を行いプラスチック治療を行いました。
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/mta.html

*通常であれば、神経を取り、その後にさし歯にする治療になります。


いゃ〜、虫歯大きかった・・・(>。☆)
神経付近は顕微鏡を用いて慎重に削っていく訳ですが、非常に時間がかかり・・・

0.1mm単位の顕微鏡を使用した治療が多いので診療後目が痛いときもあり・・・(*_*)
顕微鏡治療が重なると1日5人の診療で終る日もあるのですが、それでも目が疲れる。


最近、自費レジン治療のニーズが多く他県から治療に来れれる方もいるぐらいで、かなりプレッシャー感じています。( ̄- ̄)ゞ
関西圏から問い合わせもあるのですが、流石に愛知までは・・・、遠いですよね^^;
大阪であれば上手な先生も沢山いるので大阪で検索かけてみてください。

一応、私、神経の治療が専門なんですが・・・
レジン治療も中々奥が深くて面白い治療です。(どの治療でも極めようとすれば奥が深いのですが)


セラミックなどの審美治療は歯科医師の腕より技工士さんの腕が大きなウエイトをしめるのですが、
ことレジン治療はダイレクトに歯科医師の腕が試される治療です。( ̄ー ̄)(ー_ー)( ̄ー ̄)(ー_−)

*ただし、セラミックと異なり、レジンはそのうち変色します。(>_<。)
かなり研摩をすれば、変色のスピードを遅らせることが出来ます。
その為、研摩が非常に大事になり、研摩だけでもEEデンタルは6種類かけます。
紙ヤスリをかけた後に、耐水ペーパーで表面をツルツルにするような感じですね。
(多分ここまでする必要ないと思うのですが、いかんせ凝り性で・・・)ノ(´д`)



今回のこの歯も色をAO3、AO2、A2、A1、アンバー、OCHREの6色を使用しています。
このような穴に層状に盛り上げて行き、途中にステイン色を盛り込み本物の歯になじませていきます。
先日のスタッフの歯も5色レジンを使用しています。(^〜^;)
この用にマッチングさせる為に、私は一度仮合せを行います。
大体勘と経験でおおよそ必要な色は想像出来ますが(笑)、やはりタイトに色を合わせるためには必要な工程になります。


このような層状に詰め、中に色を落としこんで行くテクニックをレイヤリングテクニックと言いますが、非常に手間と時間はかかります。
写真の歯は虫歯を削って、MTAを詰めて、レジンを詰めてトータル2時間かかっています。(★。★)


で、肝心な治療費はと言うと、
流石に身内なので、漫画喫茶の飯1回で手をうちました
うたされました・・・☆ ̄(>。☆)

頼むから身内の人虫歯作らないように・・・m(_ _)m


______________________________________________________________________________________ お知らせ __________________________


来月辺りに、
プラスチック治療の症例追加、
セラミック治療の症例追加、


プラスチック治療の応用編
『トンネリング』治療のオプション治療のページを追加します。


また暇な時にみてください(^-^ )

投稿者 eedental : 21:49 | お堅い歯の話