このサイトはEEDENTALのオフィシャルブログサイトです。神戸での収穫1
最近カテゴリー分けに困ってきた院長です。
今回のレジン(プラスチック)の話も
・EEDENTAL NEWSなのか!?
・お堅い歯の話なのか!?
はたまた、
院長の趣味の世界なのか・・・( ̄へ ̄;
ん〜〜、1つ言えるのは衛生士の趣味と言うカテゴリーではないと言えることだけ・・・
とりあえず今回は「お堅い歯の話」にしておきます(笑)
先週末に尊敬する高橋先生のハンズオンセミナー行って来ました。in神戸!!
高橋先生のレジンセミナーは3年ぶりだったのですが、結論から言うと行って正解でした!!ヾ(´▽`;)ゝ
いゃ〜、材料進化の早い現在、自費治療を主に治療している私には
3年前のテクニック&それを自分なりに進化させて治療していたのですが、やはり本から得られる情報には限界があり・・・(T T)
自分で本を読んで診療後抜去歯で色々新たなアプローチを試したりしていたのですがやはり5%程度は色のマッチングに自分の中で納得が得られず・・・
(2回目でばっちり合わせますが)
「やはりセミナーで色々疑問を解決しないと駄目だわ・・・」
で、すぐさま諦め(超ポジティブ!!)
ネットでセミナー『検索』!! ←2008年正月時点
レジンは高橋先生のセミナーと決めており、
とりあえず高橋先生のセミナーから調べると直に見つかったのですが、しかし神戸・・・
因みに歯科のセミナー&講習会は東京、大阪がメインで名古屋(愛知県)はあまり・・・
先々週の岐阜のセミナーも定員50に対して参加者19人・・・(寒い!!)(゜◇、゜)
で、神戸に行こうとしたのですが、僅か12人のハンズオン(実習&レクチャー)は
(*実習があるのでワザと少人数のセミナーなのです)
* ハンズオン: 実習付きで先生が回って色々教えてくれる色々アドバイスがあるところがありがたいセミナーです。
既に満席、
でも、基本我が儘な私は無理を承知で材料屋さんに
「無理ですかねぇ〜!?」
2日後、無理を聞いてもらって受講がOKになり晴れて神戸に(当日雪降っていましたが)
いやぁ〜、素直な感想
凄いです 『高橋先生のマニアックぶり』 (笑)ヘ(゜Д、゜)ノ
はっきり言って超々マニアックです、私も周りからマニアックと言われるのですがそれをはるかに凌駕するマニアックぶり
高橋先生自身も自分のことマニアックと言っていましたから間違いないと思います(笑)
[『初日のセミナー後、懇親会にて、』
私の歯科医院も結構レジンの種類が多く30色ぐらいあるのですが、高橋先生にレジンの種類を聞くと
「レジンね、私の歯科医院は200種類ぐらいかな(笑)」
「200種類って・・・」( @@;)
普通の歯科医院には4色ぐらいが置いてるものなのですが、200種類って・・・
一緒に受講した先生の例えで、
「金持ち小学生の48色クーピー(懐かしい響き)みたいですね!?」(爆笑)
ただ、治療に拘るならコンセプト、科学的なデーターを持った上で、器材にこだわりを持たなければならないと薄々感じ始めていましたが
でも、200種類はちょっと・・・(笑)
一流処のこだわりを垣間見せていただきました(_ _,)/~~
ここで何故こんなにプラスチックの種類が必要になってくるかと言うと、
綺麗に本物みたく歯を再現する為には最低3色程度の色は必要になります。
透明感が強い、色が出しにくい場合には6色ぐらい使うこともあります。
1本の歯でも歯茎よりは黄色く、咬む面に向かい青白くなります。(゜ε^)
ここを表現する為には通常の詰め方の1色では無理なのです!!
これは1本の歯で見た時であって、隣の歯の色をまた本物のように再現しようとするとまた違った色が3色必要になります。
同じ口にある歯でも隣の歯では色の再現の仕方・味付けの仕方が異なってくるのです。
さらに言うと同じ歯の右側と左側で色の使い方が異なる時も多々あります(あっ、これ全然マニアックではないですよ、基本です!!)
そう正に、
『色=調味料』なのです!!
美味しい料理を作る為にはその調味料の味を熟知し、料理に配合する個々の分量をコントロールする必要があります。
ただ、味付けだけこだわっても、盛り付け、演出がなっていなくては高級料理は呼べません。(★ ★)
この盛り付けを歯科で言うと、
『盛り付け=元あった歯の復元』
なのです。
天然の歯を再現するのは非常に難しいです。一般の方は歯と言えば極々シンプルなイメージを持たれますが、
高いレベルの審美治療では、
色の回復は勿論、極々微細な凹凸と流れる曲線(曲線美)、その人・歯の個性(キャラクター)に合った形、生活の中で削れた場所、クラックなどを模倣する(>ε<)
(*これも全然マニアックではありません、当然です!! ただメチャ難しいです・・・)
同じ歯は2本とないのです。
今までは、
歯科医師が歯を大きく削って型を採り ⇒ 技工士さんがさし歯を作る
と言う流れでしたが、これからの治療は
歯科医師が必要最低限削って、歯科医師自身が元の歯を再現する
1dayトリートメントなのです。
大きく削らずに詰めてお終い!! 短期間で治療が完結する!!
しかもセラミックに比べ治療費が安い!!
私なら確実にこちらを選びますね〜(・▽・〜)
で高橋先生のセミナーですが色のレシピを教えてくれるセミナーです。
・自費レジンに興味のある先生は是非にお勧めセミナー(笑)
ただ、色あわせの他の形態・・・
今回もっと深く(かなりディープに)歯の解剖を覚え直す必要があるなと感じました・・・
(大学の授業をもっとしっかり聞いておくべきだった・・・)
とりあえず1本の歯の解剖においては技工士さんの方がより深く勉強するので技工士さんの教科書を購入して勉強します・・・(¬_¬)
その後、
1日目の懇親会の後の2次会で高橋先生に最近の症例を見て頂いたのですが、
「もっとラインアングルに気を使えば、もっと綺麗になるよ」
とアドバイスを貰いまいした。
(ラインアングルを書くとマニアック過ぎるので書きませんが^^; 酔っていましたが、ここだけはかなり鮮明に覚えています)
新たなテクニックを学びに行ったのですが、結局基本の基本に戻ると言うことが大切だと再び再認識しました。
(先月の林先生の時もそうでしたが・・・、悩んだら基本に戻るべきですな・・・)
しか〜し、良さげな道具に目のない私は、
今回新たに買いそろえようと決めた材料20点、更に材料が増えます(笑)
材料&道具が増える ⇒ 衛生士の仕事がまた増える・・・(ー"ー )
プラスチックをより確実に固める材料(照射器)も欲しいのですが・・・、1点30万近くするので流石に後回し
半年後ぐらいにはなぜかちゃっかり照射器もあると思いますが(笑)
2日目のセミナー終了後に高橋先生と細かな話をしていると、
「マニアックに治療するなら、先生この器具揃えて置いたほうがいいよ!!」
と、正にマニアックへのお誘い!!(笑)
で、今注文表を書いているのですが・・・
当然この器材しっかりチェックを入れています(笑)
で、この器材なんですが
マメロンを作りやすい道具 ←これマニアック
来週には練習が開始できそうですね!!
いや〜、なかなか有意義なセミナーでした。
メルアドを聞いたので、また症例が貯まったら高橋先生に見てもらう予定です。
あっ、写真ですが、自分的には左の2級窩洞の方が綺麗にステイニング(茶色などの色を入れること)出来たと思います(笑)
あっ、ステイニングのレクチャーもありますのでマニアックな先生は是非(笑)
あっ、 ←流石にウザイ!!
そう言えば今週遠く泊りがけで来られる患者さんがいるので、
先週から色々シュミレーションなどをしていますが、あと数日のトラの穴修行で、今出来る最大限の治療をしたいと思います^^
予定治療本数4本
予定治療時間3時間(ウチ説明時間30分)+1時間
もう1つセミナーとは全く関係ない重大情報を神戸でゲットしてきました!!(-_☆)V
それはまたいつか。(・_・)