このサイトはEEDENTALのオフィシャルブログサイトです。麻酔 (前半)
どうも脱皮中の院長です。(゜ー、゜)
(背中はほぼ剥け終った)
最近全く歯科絡みのネタを書いていなかったことに気づき・・・
今回は歯科治療でつきものの麻酔
『痛くない麻酔について』、
歯科で使用する麻酔と言えば色々あるのですが、
皆さんがいつも治療の前にしてもらっている浸潤麻酔についてです。
最近色々痛くない麻酔機が出てきています。
・電動の物
・針の無いもの(実はこれ殆ど効かない(- -;) )
・振動で麻酔液を入れるもの
その他、
表面麻酔
カートリッジウォーマー(麻酔液を人肌に温めておく道具)
細い針
怖がりの人の為の笑気麻酔(ウチないです)
私の治療では麻酔はマストアイテムなのですが、
初めての患者さんには、
「えっ、針入ったんですか!?」(@_@)
「麻酔したんですか!?」(@_@)
など言われます。
していますよ( ̄ー ̄)
で、どんな仕掛けかというと「何も特殊な器具は用いていません」
私は電動注射器も針なしの注射器も使用していません。
写真のような超アナログな「ザ・注射器」です。
また表面麻酔は必ず使用しています。
私自身痛がりですから麻酔には非常に気を使っています。
麻酔1つで歯科医院の通院が嫌になる時もあります。
ですから麻酔は歯科治療においてかなり重要なウエイトを占める治療の1つだと考えています。
無痛麻酔ははっきり言って、全然難しくないです。
私は卒後2年目には出来ていたことで、当時は子供の治療の大きな武器でした
2008年・・・、子供の診療は・・・
1歳半検診・3歳児検診で診たぐらい(°_°;)
いつもの診療の3倍疲れた。
乳歯も3年ぶりぐらいに見たような・・・
1歳半検診は特に。。。
過去5年分ぐらいの乳歯を半日で診たような。。。
小児歯科の先生は凄いです、正直脱帽です{{|└(>o< )┘|}}
あっ、そうそう麻酔ですが、ポイントは
・針の刺入
・麻酔液の浸入圧
・骨膜部分への麻酔
・待つ時間
これだけです。
・針の刺入は表面麻酔と針先1mmを粘膜に入れる感覚さえ掴めば全く難しくないです。
・麻酔液の浸入圧はある程度時間をかけてゆっくり麻酔すればOKです。
例えれが注射器は水鉄砲と同じ原理です。
水鉄砲の先からでる水の圧が高ければ⇒痛い
水の圧が低ければ⇒痛くない
この圧感覚は手で直に感じることができます。
でこの手の圧感覚を電動にしたのが電動注射器なのです。
・骨膜部分への麻酔は麻酔を2〜3回に分け、表層部⇒うがい⇒骨膜手前⇒うがい⇒骨膜へ
麻酔が浸透して歯が麻痺するには時間がかかります。
麻酔をして直に削っても麻酔効果は・・・
ですから私の場合麻酔時間には10分以上かけて麻酔しています。
*たまに先生の麻酔はどれだけ麻酔液を入れているのと言われますが他の歯科医院と同じでカートリッジ1.8mlの半分程度です。
私の麻酔は写真の超アナログ麻酔です。
手先の感覚でコントロール出切れば電動はあまり必要がないような・・・
私の麻酔の流れですが、
まず、表面麻酔を置きます。
その際綿球を使用するのですが、必ず大きめの綿球(私は径:7mmの物を使用しています)を2つ準備しておきます。
1つ目の綿球で針が入る場所の付近の唾液をふき取ってしまいます。
でその綿球はそのまま歯2本分奥に置いておきます。(3番の麻酔であれば5番付近に)
(これはその後うつ麻酔液が必ず漏れるのですが、この綿球がこぼれた麻酔液を吸い込み奥に流れ込まないような配慮をしておきます。)
で2つ目の綿球に表面麻酔を凍みこませた物を治療する歯の根尖より少し近心側に置いておきます。
(針を入れる場所が根尖より若干近心側から根尖に狙うので、また麻酔液は針の方向に飛び出るので根尖から刺入させると少し根尖からズレる)
で、表麻綿球を置いてしばし待つ、
私は1〜2分ぐらい待つ
いよいよ針の刺入・・・
と今日はここまで、
後半に続く