このサイトはEEDENTALのオフィシャルブログサイトです。初心者の為の歯内療法講座
前回に引き続きエンドネタです。
毎回マニアックなエンドネタを書き過ぎなので、極々簡単に今回説明します。
赤丸で囲んである黒い部分ここに病変があり
この黒く見える場所の骨は溶けており空洞化しています。
(レントゲンで見える場所:骨の中に小さな風船(膿の袋)があると思ってください^^;)
http://eedental.jp/contents/medicalcase/usa_case1.html#case5
こんな感じの肉団子が骨の中にあります。
神経を取った歯の約3〜4割でこのような影が見られます。
原因は歯の中の細菌です。
http://eedental.jp/contents/medicalcase/usa.html
中段のバイオフィルムと言う所を見てください。
口の中は細菌まみれの環境下ですが、健康な歯の中に細菌は生息していません。
根の治療(歯の神経を取る)をする時に歯の中に感染が起こる訳です。
感染の起こった歯は細菌の繁殖の場(住処)となります。
*知らずに使っている歯の中では毎日細菌が生まれている訳です(><)
細菌に感染して病変があっても多くの場合症状なく進行します。
で、ある日疲れたり、風邪をひいたりして抵抗力が下がった際に
『ドカ〜ン』と腫れてきたりします(*`ε´*)ノ_彡
正に時限爆弾をかかえているようなものですね。
だからこそ神経は簡単に取らず保存させるべきなのです。
http://eedental.jp/contents/medicalcase/mta.html
神経を取っていない歯でも感染している場合がありますが、この歯はきちんと治療してやれば病変は比較的直ぐに無くなります。
このように知らないうちに神経が死んでしい病変が出来た歯の成功率は成功率80%とあります。
感染が起こり細菌まみれの歯を根の治療で治療して行く訳ですがこれが難しい。。。
見えないところを手さぐりで掃除する。
暗闇の中の掃除です、
掃除する場所が前歯は1部屋、奥歯は4部屋と口の奥に行くにしたがい治療は難しくなります。
どうのように治療するか
治療内容が知りたい人は過去のブログを読んでください。
レントゲンの患者さん今日で3か月経過したのですが
なかなか早い治癒です。
術後3か月でこの治癒はいい感じです(^ ε ^)d
左のレントゲンの根の先の黒い影は無くなっていますよね(-_☆)V
見えない人へ、
見える黒い面積が減っているのが分かりますか!?
それでも分からない人へ・・・
飛ばしてくださいm(_ _)m
『根の先端まで削ってきちんと消毒してガッタパチャーで詰める』
治療はシンプルです。
シンプルですが治療は難しいです。
顕微鏡やマニアックな専門的な道具を用いても病変が無くなる確立は70%前後です。
虫歯にならないように日頃から手入れはした方がいいですよ(^ー^)