審美治療

今回もレジン症例です。

矯正後の患者さんでした。
前歯(左上2番)の色を気にされておられました。
真ん中の歯の隙間にも虫歯があり3本を治すことになりました。

術前は色、歯の軸に審美的な問題がありました。
歯の色は最初黄色がかって見えていたので、まずそれをホワイトニングで改善 A3.5 ⇒A1 へ
歯全体を白く明るくしてベースを作ります。


その後、型取りを行い石膏模型を作成して左上2番の軸を模型上で綺麗なバランスになるようにシュミレーションを行います。
画像 ⇒ http://www.eedental.jp/blog/archives/2009_5_28_446.html

全体的な調和を取るためには必ず必要になるプロセスです。
(センスがあれば必要ではありませんが・・・ 凡人故に私は必ず必要な工程です)

灰色の部分(ワックス)がレジンを盛る量の目安になります。

その後、理想系の模型の形を出来るだけ正確に再現する為プラスチックで型枠を作ります。

お菓子作りの型(銀紙)の様な物です。
流せばその形に近くなる


フリーハンド(ガイドなし)でレジンを盛って形を作るのはかなりのセンスが必要です。 
私、凡人ですから・・・


ここまで下準備です。
技工士さんと色々ディスカッションして1週間ほど準備にかかります。


ここから患者さんの口の中でレジンを盛っていきます。
今回は5色で歯の表現を行いましたが、前歯のレジン充填は大体4〜6色で表現する時が多いですね。

前歯のレジン充填は流石に単色と言う訳にはいきません。
必ず透明色が必要になってきてしまいます。。。

私は透明色と言っても6色の色を使い分けていますが微妙な透明感の演出も面白いです。

施術時間:2時間
治療した歯3本









投稿者 eedental : 20:12 | レジン(プラスチック)