- 2011年2月 4日 09:20
- 歯内療法日記
の為にチマチマ残業しています@院長です。
そろそろ統計でも取ろうかと調べてみました。
今回調べてみたのは治療がしにくい上顎大臼歯
個人的には上顎大臼歯大好物なのですが( ̄∇ ̄;)
中途半端ですみません
「3年8ヶ月」のデーターです。
上顎6
総本数 60本
内、
抜髄 12本
感染根管 48本
左右
・右側 28本
・左側 32本
病変が見られた根管
・MB 25本 (なぜ!?)
・DB 4本
・P 9本
MB2発見数 30本
MB2穿通出来た数 27本
MB3発見率 2本
パフォレーションがあった歯 7本
MB2発見率: 50%
MB2穿通率: 90%
MB3発見率: 3.3%
上顎7番
総本数 29本
内、
抜髄 6本
感染根管 23本
左右
・右側 14本
・左側 15本
病変が見られた根管
・MB 5本
・DB 2本
・P 9本
MB2 8本
MB2穿通 7本
MB3 0本
パフォ(見つけた歯)1本
MB2発見率: 27.6%
MB2穿通率: 87.5%
MB3発見率: 0%
*1根管 1本
MB2とは上の奥歯に隠れている非常に細い神経管のことです。
MB2発見率: 50%
これは多いのか!?少ないのか!?(ΦωΦ)
Buhrleyらは、
裸眼で行う根管治療では発見率が17%と報告があります。
ただ、
Kulildらは
上顎第一大臼歯で96.1% 第二大臼歯で93.7%と報告しています。
*抜去歯(抜いた歯)で調査
上顎第一大臼歯で96.1% 第二大臼歯で93.7%と報告しています。
*抜去歯(抜いた歯)で調査
Stropkoの報告で、
手術用顕微鏡を使用して、
上顎第一大臼歯で93%、第二大臼歯で60% と報告しています。
MB2って殆ど場合であるんですよ!!
(半分の確率でしか見つけていないのに偉そうに。。。)
と言うかMB2はあるとみる方が自然ですね。
歯医者としてはここ綺麗に治療できると「ビール」が上手いですけど(笑)
櫻井先生は分ってくれるはず^^;
吉岡先生(根管治療専門医)がまとめた本から、
抜去歯での検索 33~96%
臨床(実際の治療)的には 17~65%
と引用m(_ _)m
注意)雪で大変な長岡市の吉岡先生と、
東京の根管治療専門医の吉岡先生がこのブログ出てきますのでややこしい!!
まあ、抜いた歯で調べた方が口の中で見つけるより見つけやすくなりますな(笑)
これで見ると私の50%は17~65%に見事に入りますね。
(もう少し発見率は高いと思っていたのですが、勘違いでした(・ε・;) )
上顎6番:MB2穿通率: 90%
で
>・上顎より下顎の方が穿通しにくい
> 上顎87% 下顎79%
「MB2の穿通率は80~90%ぐらい」と書きましたが、
MB2の穿通率は自分で思っていたのと一致していました(;≧∇≦) =3 ホッ
上顎6番90% 上顎7番87.5%
(EMRで測って根尖まで拡大形成出来た物をカウントしました)
こちらは平均より上回っていますね!!
『専門』でしているので当たり前か・・・
そのうちこちらNewページ作ります。
私の場合、
穿通率を上げる為には、 『超音波』がマストアイテムになります。
ん~、データーに照らし合わせると、偏差値「51~52」という所か・・・
このデーターは、
で使います。
突っ込まないで下さいd(・∀<)
- Newer: 久々に波が
- Older: 頂き物で、当面『安泰』です!!