- 2011年8月 7日 17:11
- 歯内療法日記
イスムスのことを書こうと思って早3ヶ月が経過。。。
またスライドネタなんですが、
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡のこと)
ちまたでは
『根の先端まで観察出来ないんだから根管治療には意味ないよ』
とおっしゃる先生もいるそうなんですが。。。(*ノω<*)
マイクロスコープがあると、ある程度イスムスに対する処理ができます。
根管上部のイスムス
解説図
赤丸の部分がイスムスと言って細い溝状の神経です。
近接した神経管と神経管の多くにはこのようにお互いが手を取り合ったような形で細い溝で繋がっていますd(・ω・ )
当然この部分の神経も除去した方が良い訳なのですが・・・
実はこの溝(イスムス)裸眼では殆ど見えません(; ̄Д ̄)
見えた所で綺麗になっているかも確認出来ません(; ̄Д ̄)(; ̄Д ̄)(; ̄Д ̄)
左の赤丸の中の「白いカス」のように除去しきれていませんでした・・・
顕微鏡があると上部のイスムスの有無、
綺麗になっているかの確認ができます! ヾ(・∀・)/
次に根尖近くのイスムス
2本の神経管のうち、1本(頬側根)の根の先に病変が出来てしまっていました。
青丸の部分が根の先の方のイスムス
白い線が神経管2本の白い線の間を繋ぐように横に白い線があります。
こんな根の先でも神経管は繋がっています(-ω-;)
こんな深い所の神経管が繋がっているのが分るのか!?(;@3@)
実は顕微鏡の使い方で分るんですねぇ~
分っているから、
そういった方法の根管充填法をチョイスするんですねぇ!(。→∀←。)
と言うスライド・動画を作っています。
講演の時に話します(´-ω-`;)ゞ
と言うか、本編のイスムスブログ残り3割作らなくては。。。
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