- 2013年1月11日 11:24
- なんとなくレジン
インレーを殆どしなくなってしまった院長です。
奥歯の詰め物は「銀」と日本の相場は決まっているのですが、
たまに白い詰め物を見ます。(割れていますが・・・)
自費治療にすると、白い詰め物という選択肢も出てきます。
白い詰め物は
・レジン系のもの
と
・セラミック系のもの
に分れます。
保険でもレジンインレーというのもは作れるのですが、殆ど扱われません。
銀に比べると割れやすいからです。
よい歯科材料が沢山出て来ている中で、なぜ白い詰め物が21世紀に入っても保険適応にならないかは不思議です(; ̄д ̄)
材料費も白い詰め物は銀(12%金銀パラジューム合金)に比べると安いのですが・・・
ただ、上の写真のように白い詰め物は割れたりかけたりしてくるので、詰め物の自体の長持ちさを考えると、白いものよりは銀歯の方が長持ちすると思います。
(金属はまず割れることはないので)
でも私がこういった歯を治療すると・・・
直接口の中でレジンを詰めてしまいます(・∀・)
(レシピは毎度お馴染みの「OA3」+「クリアー」です)
白い詰め物でも
直接詰めるものは「歯」+「レジン」と言うシンプルな構造で歯と一体化しやすいというメリットがあります。
一方上の写真のような間接法(インレー)は虫歯を削った歯が1週間唾液に汚染され、その後技工士の作ったハイブリットインレー(ほぼレジン)を接着剤でくっ付けますから。
「歯」+「レジンベース」+(唾液汚染)+「レジン系のセメント」+「ハイブリットインレー」
になります。
歯に対し3回 レジンが来ますので歯とは一体化しにくい材料だと私は思っています(;´・д・)
ただ、私が行っている直接法のレジンでも年に4~5人ぐらいはかけたり割れたりしてきますが、簡単なリペアで済むことが多いです。
やっぱり21世紀に入っても「早く」、「安く」、「長持ち」を考えると「銀」なのかな!?( ´-ω-`)
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