- 2013年3月 6日 08:55
- 歯内療法日記
吉岡先生の症例検討会用に、MM根とMD根について調べてみました。
(吉岡先生にどっさり文献教えてもらったので! 英語だけど。。。)
ある先生から
『MM根とMD根ってあるの!?』
と聞かれましたが、そうなんですよね!
顕微鏡を使用しないとまず探すのは無理ですね・・・
顕微鏡あっても難しいのが実情ですけどね(p・Д・;)
またこの部分は1本の根から3本神経管が出てくるので、
(例えると、1本の丸太に大きな穴を3つ開けるイメージです)
積極的に削ると歯の強度もかなり落ちそうなので、抜髄時に削った方がいいのか、必要最低限の洗浄に留めるのがいいのか個人的には悩む所です=( ̄。 ̄;)
これはMB2、MB3についても同じ考えがあります。
ただ、過去に2度ほどMM根が感染源になり腫れてきた歯を治療したことがあるので、治療しておいた方がいいかなと今は思います。
(私コロコロ考え方変わるので)
MM根はイスムスを強引に削っているだけとも解釈できるのですが、
調べていると、MM根の半分ないぐらいが独立した根管との報告もあります。
この隠れた神経管は複根は遠心根より近心根の方が出現率が高いようです。
MM根1~15%
MD根0.2~3%
ふと思ったたのが、これってイスムスの出現率に相関がないか!?(; ̄Д ̄)
と言うことでイスムスも調べてみたのですが、
近心根(MM根側)83% 遠心根(MD根側)36% となんとなく相関がありそうな雰囲気ですヾ(°∇° )
ですので、治療できないより治療した方がベターかな!?と思います。
見えなくてできない、知らなくて⇒治療しない
と
見えていて、理解した考えの元⇒積極的な治療をしない
では意味合いが違ってくると私は思っていますヾ(・_・;)
一番最新のEEデンタルの統計
発見率はMM根9.4%
MD根1%
でした。
って、発表内容の7割をブログにしてみました(笑)
かなり早口で話して8分の発表でしたので、あいつ何話しているんだ状態だったかも(´-ω-`;)ゞ
後、臼傍歯の癒合ケースの2年予後のスライドも出しましたが、それは次回にでもブログにします。
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