- 2013年4月13日 09:00
- なんとなくレジン | EEデンタル こだわり
EEデンタル 外傷は本で読む程度で大学などの専門機関で勉強してきた訳ではないのですが、なぜか外傷の治療をさせてもらうことが多いです。
AAEに行くと外傷の話がよく出てくるの外傷も歯内療法専門医が行うべき治療の1つではあるのですが・・・
今回の患者さんも前歯を転んで折ってしまったとのこと、
大学病院で診てもらいその後来院
診た瞬間
「大きくかけた歯の色が微妙に茶褐色に見えたので、右上1番神経死に始めているかも。。。」(´・ω・`;)
とりあえずレントゲン
を撮ると全く問題ないように見えたのですが。。。
角度を変えたレントゲンを撮ってみると
神経が死んできている所見が見られました。(*赤丸部分)
レントゲンは影絵です、より正確な診断をする為にはこのように2枚撮った方が良い場合もあります。
結果論ですが、CTを撮ればこのケースは簡単に診断できたと思います。
ただし、小さなレントゲン2枚とは比べ物にならないぐらいの被曝をしてもらう必要はあります。
被曝量は術者の知識と経験でカバー出来る部分でもあります。
その後、電気歯髄診断で神経の反応を診ると、この歯だけ無反応。。。
残念ですけど、1本神経取る必要があります(ノ´д`)ノ
神経の処置後
*このような外傷の歯の場合
Transient Apical Breakdown 「トランシエット アピカル ブレークダウン」
http://eedental.fine.to/eeblog/2011/03/post-266.html
という方法もありますが、臨床家の私は成功率6割という部分から採用していません。
(大学病院のような治験を取るようなスタンスでは治療していませんので^^;)
*この特殊なを治療を希望される方は大学病院の方を受診してください。
レジン充填直後
歯のラインアングル部分がもの凄く白く、乳歯色の真っ白なレジンを用いたのですが、
間に合わず、ホワイトステインで歯の白さ、白濁を表現してみました。
次回、微調整をして経過観察に入ります(^ω^ )/'''
広島からお疲れさまでしたm(_ _;)m
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