EEdental:セカンド・オピニオンについて
- 患者さんは、ファーストオピニオン(現在の担当医の説明)とセカンドオピニオン(他の医療機関の専門医の意見)の2つの意見をご参考に、患者さんご自身でより納得した治療方針決めるお手伝いをする制度がセカンドオピニオンです。
- *病院や医師を変える目的で行うものではありません。
- 例えば、『癌』なってしまい。
- 担当医(ファーストオピニオン):「手術をして治療しましょう」
- 「他の治療法はこの場合ないのかな!?」
- でも癌の治療には『抗がん剤』、『放射線療法』、『その他』などがあります。
- はたして手術が一番ベターな方法なのか!?と言う疑問が出てきます。
- そこで他の先生に意見を求めることが「セカンドオピ二オン」です。
- セカンドオピニオンを受診する際には・・・
- 1. まず担当医にセカンドオピニオンを受診したいことを相談してください。
- 2.そしてレントゲンなどの資料を貸し出してもらいます。
- 3.その後、セカンドオピニオンに行く
- と言う流れになります。
- セカンドオピニオンでは細かな検査などは行いません。(基本的には担当医と同じ資料で診断を行います)
- お持ち頂いた資料が使えない場合には別途費用を頂き検査を行います。
- また意見を聞いたら、ファーストオピニオンに帰って頂きます。
- セカンドオピニオンでは治療は行いません。
- 医科ではこのようなものが行われ始めていますが、歯科ではまだまだ一般的ではありません。
- 歯科の場合、純粋なセカンドオピニオンに当てはまるケースはかなり少ないと思います。
- http://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00013701.html
- 歯科の場合、今の痛みがどうにかならないか聞きたい場合が多く、先生の話がよければそのまま転院しようとする場はセカンドオピニオンではなく『転院』です。
- *転院先を探すものがセカンドオピニオンではありません。
- また歯科では一般的ではないので、セカンドオピニオンを申し出ると嫌がる先生も多いのも現状です。
- 特に根の治療などは設備や経験、技術などが左右してくる場合が多く、ファートオピニオンと意見が違う場合が多々あります。
- また私の歯科医院で多い例で言うと・・・
- (例)○:この歯は抜歯しか治療選択肢がありませんか?
- ○:この歯は根の治療をすべきでしょうか?
- ○:この歯のない場所はブリッジがいいですか?インプラントがいいですか?
- ×:今この歯を治療していますが、しっかり治療出来ていますか?
- ×:今治療している歯の痛みが取れないのですがどうしてなのでしょうか?
- 現在治療中の歯についてのコメントは殆ど出来ませんので注意ください。
- 痛みなどがあり困っている歯は実際治療してみないとどうなるか分からない場合が殆どです。
- 「痛み」があり、歯科医院を変わろうか意見が聞きたい場合は『初診』で歯科医院を受診してください。
- 私個人の意見ですが・・・
- またセカンドオピニオンを求められる場合は中立的な公的な病院の専門外来がいいと思います。
- これは、開業医にセカンドオピニオン求められても自分の歯科医院に誘導する形になってしまう場合が多いからです。
- また、注意して頂きたいのは
- 現状セカンドオピニオンを開業医に求められてもまだまだ一般的ではないので、自費扱い、保険扱い曖昧です。
- 技官(ルール・保険の解釈をしている)の先生に聞くと、セカンドオピニオンは『自費治療です』とのことですから、保険で行うべきものではないようです。
- 色々調べてみると歯科においてセカンドオピニオンが当てはまるものはかなり範囲が狭いような気がしています。
- *すみません、以前歯チャンネルで書いた内容と少し異なる部分がありますが、今回書いたこちらを基準にされてください。