歯の神経を保存する(下記の5つの項目でご案内します)
歯内療法
歯内療法(日々の診療ブログ「歯内療法日記」)
日本の神経の治療は、4割が再治療・抜歯になってしまる現実がある。
EEデンタルで行う歯内療法は、歯の中で問題となる感染物質を20倍の顕微鏡を使用して綺麗に取り除き、徹底的な消毒をした後にきっちりお薬を詰めることで飛躍的に治療成績が向上した方法です。
外科的歯内療法 そのまま文字をクリックしてページ移動できます
歯根端切除術
神経を抜いた歯の4割近くは細菌感染を起こし、膿の袋が形成されてしまいます。この病変の治療は2パターンに分けられます。
歯内療法が大切な理由
長持ちさせる大きなポイント
長持ちさせる大きなポイント
基礎ほどしっかりする必要があります。
神経を保存する治療(MTA直接覆髄法)
MTAを用いた直接覆髄法
大きい虫歯から神経を保存する治療です。今まで神経を取らなければならなかったケースも、この材料を用いることで症例を選べば神経を保存することができるようになりました。
(2007〜2009年の症例)
感染根管治療
病変してしまった歯でも、きちんとした根管治療で抜かずに保存する事が可能です。
歯内療法
- 基礎工事となる根の治療とは
見える範囲の虫歯を削る。 | 顕微鏡で確認しながら細菌に汚染された神経管(φ0.3mm)を丁寧に取り除く。 | 消毒液を注入して根管の中を徹底的に消毒する。 | 根管充填終了! ※根の先端まできっちりお薬が入ることが大切です。 |
- EEデンタルでは、根の治療をこの様にして行います。
- 特に(4)の根管治療が重要であり、根管充填が終了するまでの過程を丁寧に行います。
- 根幹治療と間違える方もいますが、正しくは根管治療です。
治療をスタートするとごく希に・・・
この場合、抜歯になることがございます。・・・・・・・ 実際の顕微鏡治療動画
治療前に一度ご覧下さい。・・・・・・・歯内療法専門医 【2018 やり直しの根管治療の流れ】
治療の流れ
(3)で問題がなければ、そのまま治療を続行し、感染歯質をしっかり取り除き神経があった場所に隙間無く
人工材料(ガッタバチャーorMTAセメント)を充填します。
その後、レントゲンを2枚撮り最終確認を致します。
手術用顕微鏡資料 + 説明用モニター「実際の顕微鏡治療動画:一度ご覧ください。」
「見えない治療」から「見える治療」
顕微鏡治療と裸眼治療を耳かきに例えてみましょう。
耳の中の様子を小型カメラを使いテレビ画面に写し出し確認しながらの耳かきと、中の様子が分からないまま手探りでする耳かき。
どちらが綺麗になるでしょうか?
歯の中は耳の中よりさらに小さな世界です。感染部分を少しでも取り残すと後で様々なトラブルを引き起こし、最後は抜歯となってしまいます。
「見えないままの治療」と「20倍の顕微鏡を使用した治療」では成功率に大きな差が出るのることは明々白々なのです。
成功率
定義:3〜5年後のレントゲンに根尖病巣(膿の袋)が見られず、かつ臨床症状のないものを成功と考えます。
専門医の成功率(Grossman による世界の論文をまとめたデーターより)
(1)抜髄処置:90%前後(初めて神経を取る治療)
- 私自身も統計を取っている最中ですが、90%くらいの成功率はあります。
日本の抜髄処置の成功率は50%程度と言われています。
(2)感染根管処置:70~85%前後(2回目以降のやり治しの治療)
- レントゲン上で膿の袋が5mm以上のものは成功率が38%程度に下がる(Sjogrenらの論文より)という文献もあり、根尖病巣があれば早期の治療が重要です。
感染根管処置(やり直しの治療)の成功率
- 長期的に細菌に侵されていた歯も多く、複雑な神経の枝に入った細菌の除去に困難を極めることが多い為
- 以前の治療で、歯が損壊、脆弱化しており、その歯本来の神経管を探索して清掃するのは極めて困難なケースも多数ある為。一度手が入っている治療は困難を極めます。
- 感染期間が長いとバイオフィルム(細菌同士が助け合いバリアを形成している状態)が形成されてしまっていることがある為。
日常行われている従来型の歯内療法
このグラフから読み取れるのは、日常の歯科治療では半分以上の割合で、感染根管処置(再治療、再久治療)を行っていることを表しています。悪くなった歯を再び治療すれば治るかというと、数年後にまた同じトラブルに見舞われ、抜歯になってしまうものが大多数です。
私の行う歯内療法を抜髄処置から行うことで再治療の連続に悩ませれ続ける様な事はありません。
また、一度感染を起こしてしまった感染歯でも私の治療でもう一度健康な状態に戻せるかもしれません。
ご自身の歯が残せれば入れ歯やインプラントなどのお世話になることはなく快適な生活が送れます。
EEデンタルで歯内療法を受けられる方
初診 15,000円+消費税(40分)
問診・視診・レントゲン・CBCT
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EEデンタル2017年 根管治療傾向
1回の処置は60分~90分個室による治療で他の患者さんと並列で診療はいたしません。
注1.)口を長く開いているのが出来ない人は事前に申し出て下さい。
初診時に詳しい根の治療についての資料をお渡しします。一度、家に帰られて資料をよく読んで頂き治療を受けられるか決めて下さい。
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