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歯内療法日記の最近のブログ記事

ブルキナ ファソって!?

火曜日、福岡から通われている患者さんに

「先生の所って海外から来ている人いるんだってね!」

http://eedental.jp/ee_diary/2017/05/post-1587.html

「新幹線1本でこれるからまだいい方だね」

と言われました。

 

『いやぁ~、福岡はメチャ遠いですよ、ほぼ旅行並みの通院距離ですからね(笑)』

 

 

そんな話をしていたのですが、

水曜日初診の患者さんの話を聞いていると、海外に住んでいるとのこと

先進国に住んでいるのであれば、何かあった時にフォローしてもらえるかなと思い、

住んでいる国を聞くと・・・

 

「ブルキナ ファソ」

 

『はぁ?』

 

「西アフリカにあるブルキナ ファソです。 アフリカでも最貧国の国です」

 

とのこと

 

『じゃあ、医療は全く期待出ませんね・・・』

 

Google先生に聞いてみると、ガーナの上の国で

どうやら日本まで30時間かかるらしい!

 

こんな新幹線のこだましか止まらない町医者に海外から・・・

インターネットは世界をコンパクトにしているんだなぁと痛感

  

 

患者さんは7月末には帰国されるとのことで、その間に前歯で出来ることしたいとのこと

話を聞くと過去にセラミックを入れた後に腫れ、歯根端切除したそう

2017 EEdental ST 1 (1).jpg

2本の歯に病変が見られます。

外科をした方を再撮影してみると

2017 EEdental ST 1 (2).jpg

歯根端切除している形跡ないんですが・・・

また病変が2か所に見られることより一度根管治療してみましょう。 

 

と1回法での治療を計画

 

すると昨日の豪雨の為、午後一の患者さんが大阪からの新幹線が止まっており来院できないとの電話があり、午後二の静岡の患者さんも来れないとなり3時間の枠がキャンセルとなった為

 

午後から治療を行うことに

2017 EEdental ST 1 (3).jpg

1回法で2本の歯の治療を行いました。(3時間)

2017 EEdental ST 1 (4).jpg

これで1年後に帰国された際にレントゲンを撮り治っていれば来年セラミッククラウンを入れる予定です。

 

根管内を時間の許す限り徹底的にこれでもか!と洗浄したので治ってほしいですね!(・∀・)ノ

 

 

昔アメリカから来た患者さんに、

アメリカから日本に治療を受けに帰るのであれば、

東京でも豊橋でも距離は全く関係ないと言われましたが、

15時間以上かかるのであれば15時間でも17時間でもさほど差はないですね(笑)

 

ただ、日本にいるのであれば近くの医療は近くの歯科医院で受けた方がいいですからね(-∀-)ノ

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教科書通りの根管治療

私も大学の頃、模型実習などでは根管治療は「削りなさい」、「削りなさい」と

繰り返し担当の先生に言われました。

 

素直な学生でしたので先生の言うことは鵜呑みでした。

    

嘘です、素直に従った方が早く帰れるので言う通りにしていました(笑)

 

 

この削るという操作、客観的にどこまで削ればいいかなどありません。

白い削りカスになってからもう3号太く削るなどと教えられますが・・・ 

目で綺麗になったのを確認している訳ではありません。

 

虫歯などではう蝕検知液(虫歯だけ染まる液体)があるので、ある程度削る部分は目で見て感染部分は理解できます。

 

では、なぜ根管治療は基闇雲治療が行われているのでしょうか!?。。。

   

 

個人的に思うのは最低限根管治療においては顕微鏡などの拡大視野はマストだということです(・д・)

 

 

先日こんな患者さんが来院されました。

 

1年前に神経を取る処置(抜髄)をしたが、それ以降たまに痛み内側が腫れている感じがずっとある。

やり直しの根管治療もしてもらったが、治療した先生は問題ないという話である。

 

何とか治らないものかと、近くの他の歯科医院へ行くと『歯内療法専門医』の存在を知らせてもらう

  

で、紹介状を持ってEEデンタルへ

 

レントゲン

2017 EEdental MK1 (2).jpg

ん~、これで問題ないとは言えない所見。。。

  

話を聞くと腫れの他に温かい物などもしみるとのこと

*基本的に神経を取った歯はしみないのですが・・・ 

 

実際の口の中

2017 EEdental MK1 (1).jpg

まだ30歳と若いことより6mmぐらいのアクセスホールから治療したみたいでそこにレジンが詰められ修復されています。

 

 

患者さんは何とか問題を解消したいとのことで治療スタート

上の詰め物を一度全て除去

2017 EEdental MK1 (3).jpg

 

もうこの時点で問題が3つ出てきましたヽ(´Д`;)

2017 EEdental MK1 (4).jpg 

 

まず①

2017 EEdental MK1 (5).jpg

死角になる髄角部分が全く取れていません。。。(-ω-;)ゞ

また1年前に抜髄したにも関わらず神経はゾンビの様に生きており、この部分に直接麻酔をかけ除去

たぶん、この部分が温かいものが沁みると感知していたと思われます。

 

この部分は歯でもかなり入口の方であり、削ればすぐに処理できる場所なのですが、なるべく削らないように入口を小さくした為に死角になっていました( ̄ー ̄;)

   

次に②

2017 EEdental MK1 (6).jpg 

削りやすかったからでしょうね、毎回ゴリゴリファイルで根の先を痛めつけ根の先に大きな穴が開いています。 

*治療しているんだか、体を壊しているんだか・・・(・ω・;)

 

私も大学で根の先を削れ!削れと指導を受けましたが、

今思えばこんなに根尖削っちゃダメ!

  

むしろ症状が大きくなり繰り返すことで痛みが長期化していきます(p・Д・;)

 

⇒MTAで根管充填して穴を修復  

 

問題③

2017 EEdental MK1 (7).jpg 

4本目の細い神経管が手付かずである(←裸眼では仕方がない)

その隣の近心頬側根は薬と称したゴムを歯の外へ出してある。。。☠

 

ゴムを外で押し出すことで痛みが出てしまい、長期間痛みで悩まされることもあります。

http://eedental.jp/ee_diary/2017/05/post-1588.html 

*一度歯の外に出たゴムは外科的に取り除かないと除去できません。

   

日本の根管治療はゴムをいかに根の先まで入れるかに治療のフォーカスが絞られている部分もあります。

(ゴムに固執することは無意味なのに・・・)

   

という問題を解決して、消毒を繰り返しましたが治療3回目まで膿が出てくる状況。。。

 

4回目の治療時には膿みも止まり、違和感・腫れ感も無くなったことより

2017 EEdental MK1 (8).jpg

根管充填+レジン充填 を行いました( ̄。 ̄)

 

根管治療は削った方が良い場所、削らず様子を見た方がよい場所があり、一概に削らない治療が良い、削る治療が悪いと言えません。

特に裸眼での治療であれば、上は大きく削る治療の方が無難だと私は考えます。

    

 

歯内療法専門医はある程度そういうことを解剖学的にも理解した上で必要最低限のアプローチを心がけています(・。・)b

 

技術は身を助ける【3mmの穴からの根管治療】

http://eedental.jp/ee_diary/2017/03/post-1576.html  

 

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パーフォレーションリペア後9カ月

以前のブログ:『3年に1度ぐらいの根管充填してしまうと治ってしまう感染根管歯』

http://eedental.jp/ee_diary/2016/11/1-11.html 

 

パーフォレーションリペア9が月後のレントゲンを撮らせてもらいました。

2017 EEdental SY3.jpg

術前時の歯ぐきからの膿も出ていませんし

レントゲン上でもビッチリ骨が出来てくれました。

 

ここまで安心できる所見になったので次回、ゴールドクラウンを製作して行きます! 

外科しなくて正解でした(^ー^)ノ

何か違和感のあるレントゲン像の感染根管治療

根管治療の際撮影させてもらうレントゲン

 
専門で行っていると、そのレントゲンから病態を推測します(・∀・)ノ

 

多くの場合はパターン化しており、これは根尖病変で治療の対象になるな、折れている可能性があるな、パーフォレーション(歯に人為的な穴)からの感染だな、側枝に感染がありそうなど推測をして治療の組み立てをします。

 

ただ中には術前時に病態をイメージできないケースもあります。

そういった場合CTを合わせて撮影するとよりイメージしやすくなることもあります(・ω・)ノ

 

デンタルレントゲン=2D

CT=3D

なので情報量が変わってきます。

 

今回のケースは術前にデンタルレントゲン、CTで病態が具体化できず、

治療に入ったケース

2017 EEdental ST1 (1).jpg

根の先に影がぼんやりあるのですが、歯茎からは膿みが出ていますヽ(゚Д゚)

過去に根管治療を2回行い治らないので外科までしたとのこと 

 

前の先生は長い金属の土台が入っているので外すのにリスクが高いと判断して外科をしたのでしょう。

ただ、専門でしていると長い金属の芯でもこんな外し方で歯にダメージを大きく与えず除去することもあります。

「リトルジャイアント+セメントスパチュラ」

 

因みに、動画を上げたあとある先生からリトルジャイアントを販売終了になっていますと連絡を頂きました。

日本には良い道具があっても治療費が安過ぎるのでペイ出来ない為、購入を控え結果道具が売れず廃止になってしまう悪循環。。。 

  

治療費が安いことは素晴らしいですが、医療の発展のブレーキになっているのは事実です。。。(-ω-;)ゞ

 

 

さて、患者さんに話を戻して、

コア除去後

2017 EEdental ST1 (2).jpg 

徹底的に中を洗い、水酸化Ca貼薬で置くこと9カ月

*この間矯正前の他の歯の虫歯治療を優先していました。

 

膿みもなく症状もないことを確認してMTA根管充填

2017 EEdental ST1 (3).jpg

根尖辺りの側枝にも綺麗に入り、ここからあらき先生の矯正スタート 

  

 

治療着手から1年半近く問題なく矯正が続いていたある日

「先生腫れてきました・・・」と電話が

2017 EEdental ST1 (4).jpg

ん~、術前と同じはっきりとした根尖(根の先)病変は見られず、歯の側面に問題がありそうな感じ、経験上側枝のような気が・・・(-ω-;)

 

患者さんも問題が出たら外科と話させてもらっていたので

外科的歯内療法を選択⇒ http://www.eedental.jp/surgery.html 

 

すると・・・

 

2017 EEdental ST1 (5).jpg

太い側枝があり、その横に過去に外科で削ったクレーター状の凹みに歯石がビッチリ!!

この太い側枝であれば、顕微鏡・拡大鏡で十分分かります。
 

ただし、これは側枝が怪しいという頭を持っていなければ、見ることができません。

 

術前時にある程度何か怪しいのか、どこに問題がありそうかという思考を持っていなければ1mmの問題も見落としてしまうものなのです。(歯科で1mmはメチャ大きな単位になります)

2017 EEdental ST1 (6).jpg 

↑側枝から出た細菌が下のくぼみを見つけそこにコロニーを作ったのではないかと推測

 

逆に根尖にはビッチリ骨があったので、根の先には問題はないと分かり、歯石の除去、側枝をMTAにて穴埋めして外科終了!

 

レントゲン

2017 EEdental ST1 (7).jpg

*酸化ビスマスの少ないMTAを使用した為側枝の封鎖が分かりにくいレントゲンに

 

余談ですが、現在私は2種類のMTAを使い分けています(・з・)ノ

1つは先発薬の「プロルートMTA(白)」デンツプライ

これは非常に信頼性が高く2000以上もの論文が有効性を示しています。

ただ、デメリットとしてレントゲンに写る為の造影剤(酸化ビスマス)が歯を黒く変色させます。

ですので、前歯などには使いずらい材料になっています。

http://eedental.jp/ee_diary/2011/11/mta-1.html 

  

今回女性の薄い歯ぐきだったので、黒色が透けるのを避ける為に

酸化ビスマスの少ないジェネリックの「MTA Plus」を選択しました。

(どの程度黒変が出ないかはまだまだ未知数 ジェネリックだから)

  

 

綺麗に処置できたので、これで矯正治療を続けてもらい、同時に定期診断をしていく予定です。

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3年にわたる前歯の根管治療

早いもので歯科医師となって18年目となります。

  

根の治療を専門として開業していると、

痛みが取れないという患者さんが年に5~6人ぐらいおみえになります。

 

半分ぐらいのケースでは根管治療で治りますが、

http://eedental.jp/ee_diary/2016/09/post-1469.html 

半分ぐらいのケースでは根管治療をしても治らず『非原性歯痛を疑い』そちらの治療を勧めます。

非原性歯痛:http://eedental.jp/ee_diary/2015/09/post-1241.html 

 

歯が原因の痛みではないのか?

 

痛みが取れない患者さんの多くが思う疑問だと思います。

 

私が患者さんに言うのは、 

最初は歯が原因だったのですが、長い間の痛みを脳が記録してしまい

歯の悪い所は取れたのだが脳が勘違いして痛みを出し続けている。

「痛み」というのは脳が作り出しているものであり、脳の勘違いを治す為には、そちらの治療をしない限り痛みは取れませんよ。

と、話します。  

 

この厄介な痛みの多くは歯科治療

特に【細菌感染対策もしない根管治療】がスタートなのです。

ですから歯科治療はどこの歯科医院で治療するかが非常に重要になるのです。

(病院で痛みを作り出していては・・・(★。★))  

  

専門の科で非原性歯痛の治療をしても全て治る訳ではありませんが・・・

1年で非原性歯痛が取れ無事セラミッククラウンを入れた患者さん:http://eedental.jp/ee_diary/2015/09/post-1259.html 

 

というように長く痛みで悩んでいる患者さんというのは非常に大変な治療になります。

(因みに女性の患者さんに多い病気だとも報告があります) 

  

 

今回の患者さんも関西の患者さん過去に近医で医療を受けられ痛みが続き

現在、東京の一流専門医の歯科医院で治療を受けているセカンドオピニオン

2017 EEdental AM (1).jpg

根の先に飛び出したガッタパチャーと根の病変

   

もうこうなると、基本的に歯科に対する不信感が大きくなっており治療は難しい患者さんになります。(仕方がないといえば仕方がありません)

話しを聞くと、1件目の歯科医院で歯を削り、2件目で痛みが取れないので抜髄+小矯正(なぜ小矯正が必要なのか意味が分からない・・・)、3件目で病変が見つかり再根管治療 

  

三流歯科医師の私は、

「一流の○○歯科医院でやってダメならまずウチなんか・・・」(p・Д・;)

  

ということで、

○○先生の方針に従い治療を続けられることを勧めセカンドオピニオン終了 

  

 

半年後・・・

 

「やっぱり治療して!」と来院

痛みは取れない可能性のあること、違和感程度のものは残る可能性があることを了承してもらい治療スタート

1回目歯の中を見て歯の中は綺麗であることを確認 

 

1カ月後の2回目

○○先生の治療で病変も小さくなってきているので、レントゲン上では治癒傾向にあることを説明

もうやることないんで根管充填して薬詰めて様子を見ます。

根管充填+レジンコア+仮歯

2017 EEdental AM (2).jpg

仮歯Set

2017 EEdental AM (3).jpg 

   

5か月後の治療3回目 インタビューのみ

時々痛いが長くは痛まない、痛みの頻度は減っている。

*基本的に私は根管治療後6カ月して痛みが変わらなければ神経系の治療をするように話します。

今回痛みが弱くなっているのでそのまま経過観察を選択  

 

1年後の治療4回目 インタビューのみ

1カ月に2~3回くらい痛い、こめかみを押すとラクになる。

日によって痛みの程度長さは異なるが、痛みは減ってきている。

 

1年半後の治療5回目

疲れた時だけ痛い

*痛みが取れてきたことにより他の歯の治療スタート

  

そして他の歯の治療も終わり根管治療から2年半

落ち着いてきたとのことでセラミッククラウンSet

2017 EEdental AM (4).jpg

さすがセラミスト!

歯の幅の修正までテクニックで補ってくれました!! 

 

私の作った仮歯

2017 EEdental AM (5).jpg 

セラミストのセラミック

2017 EEdental AM (6).jpg

歯の形状を少し出っ張らせ、シンメトリーに

  

仮歯との対比

2017 EEdental AM (7).jpg

黄色い線:仮歯

 

歯のポジションの為に小矯正をしたと思いますが、

個人的には、『教科書通りの理想の歯科医療』≠『良い医療』

に必ずなるとは限らないと感じ始めています。

 

理想の高い治療=ゴール設定が高い(ハードルが高い)

となりますので、そのゴールまで到達できず問題が起こることも考えられます。

  

上手な先生であれば問題はないと思いますが、私のような極々平均的な歯科医師であれば必要最低下の介入で得られるメリットの方がダイナミックな医療より患者さん利益に繋がっている気がします(・ω・;)

 

術前⇒根充後⇒セラミックSet

2017 EEdental AM (8).jpg

医療、特に自費の歯科医院は結果を出し続けないと存続できませんので、より慎重な診断というのが重要になると考える歯科医師18年目です。

  

以前にもオーバー根管充填で痛みが取れない患者さんがおられましたね

オーバー根管充填による痛み:http://eedental.jp/ee_diary/2016/03/post-1351.html  

 

科学的根拠なしに水酸化Caを歯の先からドバドバ流し出して治そう

薬さえきちんと入っていればという間違った日本独自の根管治療基準。。。

 

こんな間違った根管治療受ければ痛みに悩まされる日々が始まるかも知れませんよ・・・(-ω-;)

だから毎回書くように後戻りできない歯科医療は特に誰に治療してもらうかが非常に重要な分野なのです!!

 

と三流歯科医師は思う訳です(・ω・)ノ

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問題なかった歯に4年後根尖病変(膿)⇒感染根管治療に・・・

過去に神経を取った銀歯などにセラミッククラウンを入れる際に

その歯の根管治療からやりなおすか?

やりなおさずにクラウンを入れるか?
 

model.jpg  
家で言えば、基礎からやり直すか?

壁・屋根の修復だけで済ませるか?

みたいないものです。 

  

これは同じ歯を見ても先生毎に診断が分かれます(・∀・)∩

 

根の治療が得意な先生、自信がある先生だと、

自分が入れるクラウンの歯に関しては病変など問題がなくても、

全て根管治療からやり直すというスタンスの先生もおられます。

  

私はというと、ケースbyケースで
・病変があれば当然根管治療からやり直した方がいいと話します( 'Θ')ノ
・病変がないがクラウン、コアの適合が悪い場合 その隙間からの細菌感染を疑いやり治した方がいいと話します( 'Θ')ノ

・病変がなく、きちんとした土台がはいっている場合は被せ物だけやり変えましょうと話します。( 'Θ')ノ

 
なぜ全ての根管治療をやり治さないか?(゜Д゜)

  

根管治療は治療できる回数が決まっており、うまく出来ても3回で打ち止めです。

ケースによっては2回の根管治療で打ち止め、次は抜歯になります。。。

  

一方、被せ物は根の方がしっかりさえしていれば5~6回ぐらいはやり代えのきく治療ですヽ(・∀・)ノ

 

すなわち、積極的な根管治療をしたが故に抜歯に近くづくことも考えられるので私は必要最低限の介入を勧めます。

(患者さんの希望があれば根管治療もしますが(p・Д・;))

 

というのが、私のスタンスなのですが中にはこんなケースもあります。

 

銀歯を白く治す治療で

2017 EEdental SK2 (1).jpg

銀歯の下は病変もなく土台もきちんと入っていたので、

患者さんに根には問題ないので被せ物だけ治療しましょうと話しセラミッククラウンを入れました。

 

4年経過したある日

セラミックを入れた歯が腫れてきた!と 

2017 EEdental SK2 (2).jpg

大きな病変が出来てしまっています(ー△ー;)

 

綺麗にセラミッククラウンを入れたのですが、これは一度外してやり直す必要があります。

2017 EEdental SK2 (3).jpg

ラバーダムをして、菌が入らないようにきちんと根管治療をして、

 

仮歯で生活してもらうこと7カ月

2017 EEdental SK2 (4).jpg

病変も綺麗に治ってきてくれていますヾ(^д^)

 

今回のケース開業以来初のケースでしたが、

個人的には根管治療をして5年以上問題なければ、そのままクラウンも選択肢の1つだとは思います。

 

ただ、極々たまにはこんなケースもありますので・・・(・ω・)ノ

 

積極的に残り少ない治療回数を消費するか?

多少のリスクはあるがそれを承知で悪くなってから治療をするか?

 

この辺りは歯科医師の考え方により違いがありますが、

今私の考えは「積極的な治療が歯を残すとは限らない」「必要最低限の介入で歯の保存を試みる」というものです(^ー^)

 

*セラミックの保障期間は5年なので5年以内に根管治療が必要でセラミッククラウンを外した場合、新たなセラミックの費用はかかりません。

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MTA根管充填をするのであれば!

AAE(アメリカ歯内療法学会)後毎日

師匠、阿部先生、三橋先生、末永先生、田中先生と一緒に飲みに行っていました。

(エンドマニアな先生ばかりの集い)

  

そこでするのは仕事の話、特に歯内療法の話(笑)

 

色々な話をするなかで1つのトピックスに

「MTA根管充填」がありました。

   

1つのいい材料が登場すると乱用され、

次第に原則に従わず治療を行い材料の評価が落ち、ダメな材料みたいに扱われることがあります( ̄ω ̄;).。

 

MTAも一般的な材料になってきました。

 

また再治療の際根の先が大きく開いているようなケースには良い結果が出ています。

2017 EEdental KF.jpg

 

ただ、一度固まったMTAはセメントなので、簡単に除去することができません。

MTA根管充填をした歯に関しては次は外科的歯内療法が治療の選択肢になります。

 

ですので、

MTA根管充填をした際には、入れた先生が外科処置まで担当すべきかと思います。 

   

患者さん的に言えば、MTA根管充填をしてもらう際には

もしうまく行かなかった場合その先生が【外科的歯内療法】が出来るか?

などは確認しておかれた方がいいと思います。

外科的歯内療法:http://www.eedental.jp/surgery.html

 

EEデンタルでも今年に入りMTA根管充填をしてからの転院の患者さんがおられ、凄く大変な思いをしました。

(取れないことはないが凄く大変・・・)

 

MTAセメント(バイオセラミック)は非常にいい材料です。

ただし、材料より誰に治療してもらうか?の方が大きなファクターになると思います(・∀・)ノ゙ 

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ジルコニアベースのセラミッククラウン

『セラミッククラウン』

以前は【メタルボンド】という金属ベースの上にセラミックを焼き付けるという2層構造のものが主でしたが、

最近は金属を使用しない【オールセラミック】という被せ物が主流になっています(・∀・)∩

 

ただ、このオールセラミックは各メーカーから色々な種類が出てきており、

補綴マニアな先生でない限り全てを把握はできないでしょう。

  

 

EEデンタルでは【オールセラミック】の中でも比較的メジャーな

ジルコニアベースの上にセラミックを盛るというオールセラミッククラウンを扱っています。

  

が、これは取引のある技工所のお勧めのマテリアルであり、

個人的にはガンガン削って、多数歯に被せ物を入れるというスタンスではないのでそれほどセラミッククラウンにお熱にはなっていません。

 

むしろ、上手なセラミスト(技工士)に自分の仕事をしたら全て丸投げです。

 

80点アベレージの診療を目指すスタイルだと、セラミッククラウンの出来は半分以上はセラミストが握っています。

*審美の一流処の症例は、歯科医師の繊細な仕事が非常に重要になります。 

  

そんな80点アベレージの診療をしているEEデンタルにわざわざ遠方から・・・

2017 EEdental MS0 (1).jpg

外傷で治した歯を綺麗に治したいとのこと

右上1はラミネートがしてありますが、神経を取った歯が裏にあるので変色した歯の影響でグレー(暗い色)に見えます。

また左上2は前装冠でマージン(縁)のメタルが見えています。 

 

レントゲン診査の結果

2017 EEdental MS0 (5).jpg

セラミッククラウンの前にこれは一度根管治療した方がよさそう・・・

 

ということで根管治療を行い数カ月待ち問題ないのを確認して、

2017 EEdental MS0 (2).jpg 

セラミッククラウンSet

 

セラミスト(技工士)またマニアックに合わせてくれましたねぇ~(p・Д・;) 

  

今回の患者さん下の歯と上の歯(セラミックの歯)に隙間が殆ど無かったので、

歯の裏側はジルコニアで制作をさせてもらい、

2017 EEdental MS0 (4).jpg

1.5mmの厚みでも割れないように配慮しています。

表面は審美重視

裏面は機能重視

 

聞いた話中には被せ物の裏側までセラミックで色合わせしてくれという患者さんがいるようですが・・・ 

 

まず無理です(・з・)ノ

 

色出しするにはある一定の厚みが必要で、それを確保するには土台をかなり薄く・小さく削る必要があり、それをやってしまうと被せ物が外れやすくなったりしてしまいます。

 

残念ながら裏側の審美性というのは確保できないのが今の歯科治療だと私は思います。

(探せば出来る先生もいるかもしれません) 

  

今回の患者さんも周りの歯の厚みが薄く、

結構土台を薄くなるまで削り被せ物の厚みを確保しています。

2017 EEdental MS0 (3).jpg  

技工模型

 

Set後のレントゲン

2017 EEdental MS0 (6).jpg 

 

遠方からの患者さんでしたが、満足して帰ってもらえました。

 

今年に入って何故か審美要求の高い患者さんが来られますが、

EEデンタル全くセラミック押ししていません。

極端に高いレベルを求められる方はセラミッククラウン1本16万以上の歯科医院を受診した方がいいですからね。

外科治療&感染根管治療 1年予後

近くの先生からの紹介があり治療をさせてもらいました。

 

外科後

2017 EEdental MT (6).jpg

赤丸の中の黒い部分が骨の無くなった所

3cm弱骨が無くなってしまっています。。。

 

1年後

2017 EEdental MT (5).jpg

ビッチリ骨が出来上がってくれています!(・∀・)∩

  

ただ、頻度は大分減りましたが、

それでも月に1~2度違和感(痛みではない)が出ているそうです。

 

その違和感程度のものは多くの場合時間と共に希釈されるように無くなる場合ありますが、

治療前に症状のあった歯というのは完全に違和感などが治まらないことがあります。

 

 

膿が無くなり骨がビッチリ出来ても、この違和感が患者さんの中で耐えがたい苦痛であれば抜歯など考えなければなりません。 

 

今回の患者さん、違和感はそこまで気にならないということで

このままもうしばらく経過を見て行きます( ・Д・)ノ

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なかなか治らない根管治療中の転院

患者さんが思っている以上に治す為には根管治療は手間がかかります。

 

何度治療しても治らないという歯

2017 EEdental MT(0).jpg

治療を始める前には「ズキズキ痛んだ」そうです。

 

日本の歯科医療はどちらかと「除痛」目的に成り立っている制度で

現代人のニーズの【歯を長く持たせたい】という部分には対応できない所もあります。。。

 

事実、2回目以降の根管治療はほぼ赤字で材料代にもなりません(★。★)

 

 

ただ、誰しも自分の体ですから何とか歯を残したいと思われる所だと思います。

 

そんな患者さんが困りネットで歯内療法専門医のEEデンタルを見つけ、

当院で治療させてもらい。

2017 EEdental MT.jpg

治療後の1年検診

 

病変も無くなり、びっちり骨が回復しているのが確認できます。

 

今回たまたま綺麗に治ってくれ症状もなくなりました!(・ε・)

  

悪くなった歯を保存するのは難しいんですよ・・・

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