Home> 歯内療法日記アーカイブ

歯内療法日記の最近のブログ記事

レントゲンに入らない大きな病変 感染根管治療

昨日の患者さんは、

1人目:名古屋

2人目:知多市

3人目:富山県

4人目:京都府

5人目:埼玉県

と何県にある歯科医院なのかよく分からない・・・

(たまにこんな日があります( ̄ー ̄;) 

 

富山からの患者さんは6カ月検診

術前のレントゲン 

2017 EEdental YM (1).jpg

レントゲンに入らないぐらい大きな根尖病変が見られます(★。★)

  

【樋状根】であり、遠心根以外ほぼ手つかず。。。

下顎第2大臼歯の樋状根は日本人の女性に多い歯です。

また神経管の形も非常に複雑で、治療は非常に難しい歯になります。

*顕微鏡なしに神経管の把握はまずできません。。。

 

こうならない為にも、

1回目の抜髄できちんと根管治療しておくことをお勧めします。 

 

 

何とか残せれば残したいとのことで治療をスタートするも、

歯の中からは膿が出てくる状態

 

1か月おきに来院して頂くも毎回歯の中には膿が貯まっている・・・

3回目の治療時も排膿が見られ、次も同じであれば抜歯など考えなければならないかも。。。

(*基本的に私は同じことを続けて治らなければ「抜歯」も立派な治療選択肢だと思っています) 

 

治療開始から4カ月目の治療4回目 ようやく膿も止まり

治療5回目にして根管充填根尖MTA上はGP

(*現在だいたい大臼歯の治療は平均2回で済ませています)
 

根管充填 

2017 EEdental YM (2).jpg

綺麗に充填できました!(・∀・)っ

  

 

そして昨日6か月後のレントゲン診査

2017 EEdental YM (4).jpg

骨が少し戻ってきており、歯槽硬線が出てきました(・∀・)

溶けた骨も大きいのでまだまだ骨が全部出来ている訳ではありませんが、

治癒傾向は見られ始めました。 

 

とりあえず、かかりつけで銀歯を作って頂き、

また半年後の1年予後のレントゲン審査をする予定となりました。

 

大きな根尖病変というのは数年単位で成長していきます。

ですので、年に1回ぐらい歯科医院で検診を受けられることをお勧めします。

  

また、下顎第2大臼歯(樋状根)の再治療は非常に難しいので、

歯内療法専門医をお勧めします!(・д・)ノ

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

抜歯宣告を受けた前歯(パーフォレーションリペア)

女性の前歯ということもあり、何とか残したいという患者さん

 

近医の先生は残すのは難しく抜歯しかないとのこと、

 

ネットで検索して『歯内療法専門医のEEデンタル』へ

 

 

レントゲンをみると太いメタルポストが入っており、

しかもポスト形成中に歯に穴を開けてしまい、そこが感染⇒膿が出る

(これでセラミッククラウンを入れるとは恐れ知らず・・・)

2017 EEdental I1 (1).jpg

レントゲンをみると病変が2つ・・・

 

 

とりあえず残す方法でスタート

2017 EEdental I1 (2).jpg

コア除去からパフォリペア+根充+Fコア+仮歯までを1回法で

*根管治療は回数をかければ治るという治療ではありません、1回でも感染源さえ綺麗に処理できれば治って来てくれます。 

 

治療後、すぐに膿も止まり徐々に違和感も減り

 

 

経過を見て行き1年後

2017 EEdental I1 (3).jpg

だいぶ骨が出来上がってきてくれています。

 

抜歯の判断基準というのは先生毎に違います。

歯内療法・根管治療に問題があり抜歯となった場合

最後の選択肢として「歯内療法専門医」に残せないか聞いてみるのも1法です(・з・)ノ 

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

歯科医院選びと歯の寿命

三流歯科医師の私がいうのもなんですが・・・

    
歯科治療は同じ処置を行っても、腕の差というものは如実に出てしまうものです。

当然上手な先生に治療してもらった方が術後のトラブルは少ないですが、

上手な先生でも成功率が100%にならないのが歯科治療

 

 

今回の患者さんは近医からの紹介

15年前に根管治療をしたが疲れると腫れて膿が出るとのこと

 

レントゲンを撮ってみると・・・

2017 EEdental MZ (1).jpg

何これ!?

 

カス程度のガッタパチャー、近心根分岐部にパフォ、近心に根尖病変

 

15年前って私も歯科医師をやっていましたが、

そんなに機材がない時代ではないと思うのですが。。。(・Д・;)

 

 

患者さんはまだ30代の女性でしたので、何とか抜かずに残す方向で治療スタート

 

まずは、パーフォレーションリペア

2017 EEdental MZ (2).jpg

 

その後、根管充填

2017 EEdental MZ (3).jpg

*遠心根は病変もなく石灰化していた為、開けれる所までをワーキングレングスに

(病変も無いところをHファイルでゴリゴリやっても意味ありませんからね!)

  

 

根充後6カ月

2017 EEdental MZ (4).jpg

おぉ~、骨が出来てきてくれていますヾ(・ω・)ノ

 

患者さんに聞いても腫れや痛みは無いそう。

 

治癒傾向が出てきたので、

かかりつけの先生の所に戻って頂きクラウンを入れてもらうことになりました。

 

初めての神経の治療と違い、再根管治療は細菌感染しているだけ治療は難しくなります。

また、前回の治療で医原性の問題を起こしていると更に難易度が高くなります。

 

つまり1回目の根管治療が歯を長く残す為の1つのポイントになります(・∀・)ノ

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

3mmの穴からの抜髄根管治療+レジン充填 即日1回法

歯の治療は術者がどれだけ

「よし!完璧!」と

自分で納得できる仕事をしても結果に結び付かないことがあります( ̄ロ ̄lll)

 

今回の患者さんは1本の根管治療で来院され、

その後、これを機会にしっかり治したいとのことで全て治療をさせてもらっています。

 

そのウチの1本の歯

術前時

2017 EEdental MN2 (0).jpg

詰め物の下に大きな虫歯があります。

*黒い部分 

 

神経を保存する方向でレジン充填で行うことに

 

 

術後

2017 EEdental MN2 (2).jpg

かなり大きな虫歯でしたが、神経の保存を行いました。

(露髄なし MTAなし)

  

かなりの手ごたえのある治療でこれで大丈夫だろうと思っていると・・・

 

 

術後から咬むと痛い、冷たい物・温かいものが沁みるとのこと。。。

 

Hys処など沁み止めで2カ月様子をみてみましたが、

症状は一向に収まらないので患者さんと話し合って抜髄を行いました。

 

今回のように

神経が出ていなくても神経付近まで削ると15~20本に1本は痛みが出てしまいます。 

  

 

ここからが私の特に専門のエンドの仕事

 

 

 

健康な歯が多く残っていたので

3mm程度の穴を開けさせてもらい

2017 EEdental MN2(5).jpg

↑この穴からアプローチを行いました。

 

治療が終わればこの穴だけレジンで埋めておしまい!

2017 EEdental MN2 (3).jpg  

  

根充+レジン充填後

2017 EEdental MN2 (5).jpg

MB2も治療可能です。

*因みにこれシングルポイント根充です。 

 

患者さんからすると、

「根管治療を1回で行って大丈夫!?」  

 

ブログ見ている先生からすると
「こんな穴から治療して髄角などの処理は!?」

 

大丈夫です!

2017 EEdental MN2 (4).jpg

きちんと取れている自信があります(笑)

 

穿通:#08、#10

作業長:P根23mm MB/MB2 DB根22mm

Ni-Ti ボルテックス、プロテーパーゴールド

 

個人的には抜髄は1回法が感染のリスクの軽減、貼薬・仮封剤の問題などからメリットが大きいと感じています。

 

今回のケース 治療時間1時間45分 

治療費:抜髄13万+コア2万+レジン充填7万

 

  

今回フル動画で撮影をしましたので、

またそのうち依頼されている講演で道具と私の術式の説明したいと思います。

 

動画編集していると

3根(MB,DB,P)の穿通・拡大時間は15分30秒

MB2 の穿通・拡大時間は17分30秒 でした。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

歯を残す為に根管治療は期間・回数をかけるべきか?

患者さんの中には根管治療(神経の治療)は何度でもできると思われている患者さんがおられますが、

実際根管治療は多くて3回で治療の打ち止めとなり次は抜歯となります。

 

なぜか?と言われれば「治療の度に歯を削り歯が無くなる」からです(・д・)

 

 

先日、根管治療中に転院してこられた患者さんの歯

2017 oku.jpg

歯ぐきの上にはほぼ歯がありません。

患者さんに聞くと3回目の根管治療中とのこと。

  

このように治療の度に歯が無くなり大体3回目だとこの状況が多いですねヽ( ̄△ ̄;)

 

また、治療の成功率をみても

1回目より2回目、2回目より3回目とどんどん成功率は低くなります。

この原因は色々ありますが、個人的には治療による人為的なことが大きな要素だと感じます。

 

先日来院された患者さんのレントゲン

2017 EEdental KE0.jpg

歯ぐきの上のはほぼ歯がなく、壁も作らず細菌がどんどん歯に中に入ってくる状況で歯の中をゴリゴリ削り(黄色)、歯の外にはノンエビデンス治療の水酸化Caの押し出し。。。(赤色) 

http://eedental.jp/ee_diary/2015/02/post-823.html 

  

どちらかというと日本では「貼薬」といって

薬で菌を排除しようとする治療に重きがおかれますが・・・

 

他の国の根管治療は貼薬には重きが置かれていません。

アメリカの歯内療法専門医では3割は何も貼薬しないとのアンケート結果もあります。 

*私も無貼薬派でここ10年以上殆ど無貼薬ですが問題なく治療しています。

 

 

この貼薬で治す方法

最大のデメリットは期間がかかり過ぎる。。。

(その他にも害を言えば、ホルマリン系☠の薬は体にも害がある、薬を入れると歯が弱体化する、一度入れた薬は除去が難しいなどキリがありません)

  

 

時間がかかるとどうなるのか?

治療中の歯のスペースを埋めようと周りの歯が動いてきます。

2017 zu1.jpg

咬み合う上の歯は下に降りる、隣の歯は傾いてきます( ̄Д ̄;)

 

これは生体の反応であり、どの人でも起こってしまいます。

「歯が動く」半年以上根管治療を行っている歯にはよく見られます。

 

上記のレントゲンの患者さんも長い間痛みに悩まされ続けましたが・・・

 

EEデンタルで治療後2回の治療で落ち着き根管充填となりました┐( ̄_ ̄)┌

*やったのは菌が入らないように治療し直しただけです。

 

 

ただし歯が動いてセラミッククラウンを入れても・・・

2017 EEdental KE4.jpg

2017 EEdental KE2.jpg

歯の高さが凸凹になってしまいます。

(多くの場合でこれでも問題は殆ど起こりません)

  

この動いた歯を元に戻すには矯正治療(80~100万)しかありません。。。

*矯正治療は矯正治療でデメリット(歯根吸収、歯肉退縮など)も存在します。  

**因みに今回治療させてもらった患者さんも矯正した方がいいと言われ、着手した根管治療でトラぶってEEデンタルに来院されました。(全く症状が無かった歯を触ったが故に・・・) 

 

 

私見ではありますが、医療特に歯科治療は

【必要最低限の医療介入】d(・ω・ )

が自分の歯で長く咬めるポイントになるかと思います。

 

転院してくる人でたまに前の先生に矯正した方がいいと言われたという患者さんがいます が、「これですんの!?」という人もいます・・・( ̄ー ̄;)

(個性正常咬合じゃ駄目な訳!? 自分の奥さんも子供も模型バリの咬み合わせ!?) 

  

 

あまり言うと怒られてしまうので、結論です。

 
特にトラブルになりやすい根管治療は注意してください。 

http://eedental.jp/ee_diary/2013/09/post-843.html 

個人的に同じ歯を4~6カ月触って改善が無ければ転院された方が無難だと思います。

歯科医師自ら白旗振るような先生いませんからね(・Д・;)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

外科(歯根端切除後)の感染根管治療 術後2年

http://eedental.jp/ee_diary/2015/07/post-1213.html

の患者さんから連絡があり、

 

「歯がかけた」とのこと

 

実際見せて頂くと、大きくかけています。

 

ぱっと見て抜かずにすみそうだったので、

以前治療させてもらった「大きな病変」の経過を見せてもらいました(・∀・)ノ

   

レントゲンを撮らせてもらうと

2017 EEdental IM3 (5).jpg

だいぶ骨が出来てきてくれています!

 

個人的には、外科(歯根端切除術・外科的歯内療法)を行うのであれば

一度歯の中(根管)を専門医に治療してもらってからでも遅くないと思います(・ω・)ノ

 

日帰りでできますが、外科処置は再根管治療よりリスキーで失敗すれば多くの場合で抜歯になります。。。

2017 EEdental IM3 (2).jpg 

「→」が歯を切った部分です。

 

 

汚れた細菌まみれの歯の中の外科をしても、多くの場合で失敗します。

根管治療の失敗の多くは歯の中に細菌感染をさせてしまった為に起こっていることですから、

原因である歯の中の掃除がまず第一に行うべき治療になりますヽ(・д・ )

 

 

今回の歯も待てばもう少し骨できそうですね!

2017 EEdental IM3 (1).jpg

*偏心投影 

 

折れてしまった歯はこの後被せてお終いです!(・ω・)ノ

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

パーフォレーション1年後経過報告

http://eedental.jp/ee_diary/2017/06/post-1602.html 

 

2017 EEdental SY5.jpg

今週ゴールドクラウンを入れさせてもらいました。

 

これだけ骨が出来てくれれば安心していいと思います(^ー^)ノ

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

抜歯通告から感染根管治療2年後

2015年11月にブログに書かせてもらった患者さん

http://eedental.jp/ee_diary/2015/11/post-1277.html 

 

術前⇒2年後

2017 EEdental IM(3).jpg

出来過ぎぐらい綺麗に治ってくれました!

  

根管治療は専門性の問われる治療の1つでもあります(・∀・)ノ

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

歯内・歯周病変 感染根管治療+外科的歯内療法

http://eedental.jp/ee_diary/2017/08/post-1626.html 

2017%20EEdentalMN.jpg

 

治療動画の写真の羅列を

DSC00835.jpg

口蓋側には発達した舌盲孔があり、溝には歯石がビッチリ

プロービングしている場所からは排膿(風をかけると膿が出てくる)

  

DSC00839.jpg

頬側には13mmのポケット

 

DSC00838.jpg

舌盲孔と歯髄腔は繋がっている

⇒超音波で溝を削りレジンで封鎖

 

治療2回目 

DSC00841.jpg

1回目にスケーリングをして改めて2回目の治療時にプロービング

口蓋側には15mm以上のポケット

プロービング時にドバッと排膿

 

3回ほど洗浄して2カ月様子をみるも改善はない・・・

 

よって、外科的歯内療法へ移行  

DSC00844.jpg

舌盲孔はかなり深い部分にまで入っており

遠心の骨は全くありませんでした。。。

  

溝は

DSC00846.jpg 

MTAでトライしたのですが、出血で流されてしまう為

スーパーボンドを使用して封鎖 

 

で、3か月後

2017 EEdentalMN(2).jpg

こんな感じで経過しております。 

 

簡単なエンドは存在しないというのをひしひしと痛感。。。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

親知らずによる虫歯

どうも、右上の親知らずを抜いて上顎洞炎になった院長です(笑)

 

現代人でまともに親知らずが生えている人ってイメージ的にいえば1~2割ぐらいだと思います。

  

多くの場合で中途半端に生えている親知らず

特にそこに食べカスが詰まりやすい患者さんは早目の抜歯をお勧めします。

 

 

親知らずによる虫歯で治療させて頂いた患者さんの1年予後チェックでした。

http://eedental.jp/ee_diary/2016/08/7-3.html  

上顎:

2017 EEdental YA (1).jpg

下顎:

2017 EEdental YA (2).jpg

上下共に問題なく経過しています!(^―^)

 

親知らずの影響による虫歯治療は難易度が高いのでなるべく虫歯にしないように気を付けてくださいね!( ̄∇ ̄;)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Next archives

Home> 歯内療法日記アーカイブ

購読
Powerd By

Return to page top