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歯内療法日記の最近のブログ記事

上顎洞炎を併発した歯の根管治療⇒外科的歯内療法

お知らせ、スタッフが無事回復して来ましたので、通常業務に戻ります。

 

 

患者さんは30代女性

歯が痛く、総合病院に行ってCTを撮ると上顎洞に膿が溜まっているとのこと、

今は落ち着いているが歯が痛む日もある。

  

左上の歯は1年前に根管治療を行ったが治らず、 

今の歯科医院では2本抜いてインプラント、または部分入れ歯という治療方針

 

 

何とか残せないものかとEEデンタルへ 

レントゲン、CBCTを撮ると

2020 EEdental HN (1).jpg

かなり長いメタルポストが入っています。

 

これを除去するというのは、たぶん100人いたらの歯科医師全員嫌がりますし

確実に取れると言える先生は1~2人という感じではないでしょうか。

  

私も確実に取れるとは言えませんが。。。

ただ、取らないと根管治療出来ませんから、歯内療法専門医は意地でも除去はします〆(・Д・ )

  

というか、

前回治療した先生はその治療が最後だと思って土台を制作されたと思います。

*つまり除去を前提で治療はしていない

  

 

で、

 

2本の奥歯を根管治療

2020 EEdental HN (2).jpg

治療回数4回

第一大臼歯は前回の治療でオリジナルな根管とか違う所が削られており

一種のパフォ状態でしたのでMTAをチョイス

 

こういった人工的に根の先に穴が開けられ感染した歯の成功率は6割程度と言われ

通常の根管治療では治らないこともあります。

 

ですから、歯を残すためには根管治療は1回目の治療が重要です!

回が増すごとに治療難度は高くなり成功率も低くなります。

  

ただ、悪くなった人が最後に頼るのが歯内療法専門医ですから

いつも難しい歯の治療は普通に行っています。 

 

 

で、

2020 EEdental HN (3).jpg

腫れや痛みがないことを確認して終了と思ったのですが・・・

 

 

 

治療から2年後 腫れてきたと連絡が

2020 EEdental HN (4).jpg

レントゲンとCTで判断すると、第一大臼歯に大きめの病変が。。。

  

やはり、根の先を壊された根に問題があるようで、

 

患者さんに外科的歯内療法で歯の保存をさせてもらうことに

2020 EEdental HN (5).jpg

 

外科後音沙汰なかったのですが、違う用件で来院され

心配だったのでレントゲンを撮らせてもらうとびっちり骨が出来上がってくれています! 

 

これだけ骨が出来てくれていればしばらくはインプラントのお世話にならずにすみますね(  ̄▽ ̄)ノ

 

 

先日も初診の患者さんで根管治療のトラブルから色々あり病院に入院した。

歯内療法専門医がいること自体知らなかったし、いるとも先生に教えられなかった」

 

という患者さんがおられましたが、

 

そうなんですよね、日本の歯科歯科医師は一人完結型の医療で正に「何でも屋」

頼ると言えば親知らずの「口腔外科」ぐらいでしょうか。

 

 

専門医でも必ず上手く行く訳ではありませんが、歯科医師の先生も

難しい根管治療は外部発注した方がいいと思いますよ

2020 EEdental HN (6).jpg

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膿の出る前歯の根管治療

患者さんは20代男性

2020 EEdental W (1).jpg 

前歯から膿が出てくるのと鼻の下を抑えると痛い という主訴で近医から紹介されました。

*赤丸部分は膿

 

 

レントゲンを撮ると

2020 EEdental W (2).jpg

子供の頃に外傷で神経の治療をしたようで、根未完成歯に問題があるようです。

隣の天然歯の水色の長さに対して当該歯は成長が止まりオレンジ色の長さ

根の先も大きく開いています。

 

  

今であれば小児のこのような歯に対しては「リバスキュラリゼーション」

http://eedental.jp/ee_diary/2016/02/post-1322.html

みたいな方法が第一選択になると思うのですが、

  

この状態であれば歯を残せるかどうかの瀬戸際

まだ若いし何とかして歯を残したい!  

 

1回目の初診時に治療方針などの話をして、仮歯の型取りをして技工士に仮歯を発注

 

2回目に1回法にて根管治療+コア+仮歯を作りました。

2020 EEdental W (3).jpg

根管内は不良肉芽で充満されており、GPは注水下で音波かけたらポロポロ簡単に取れました。

問題の不良肉芽は電気メスでバリバリ焼いて除去

これだけ根尖が開いていると事故が怖かったので、NCは希釈して4%以下にしました。

   

根尖は2mm近く開いていたので、徹底的な消毒の後にMTAで根管充填 

 

 

え、サイナストラクト(フィステル)あるのに1回法!?

 

今回の歯は*クリアランスなどの問題などから時間をかけて1回法がベターだと判断

*仮歯も作るスペースがありません。

 

やるだけやって、ダメなら外科で介入する考え 

  

 

仮歯を仮付けしたのですが、やはり支台歯が短いことクリアランスが不足していたという理由で

3日後には仮歯脱離・・・

  

で、その時の歯茎(写真のF設定を間違えました)

2020 EEdental W (4).jpg

術後3日で既にサイナストラクトはほぼ消失しています!

 

  

 

今の日本のトレンドである

【根管治療は回数をかけ薬の交換をして治す】

 

とは違うスタイルです、

治す為のポイントは歯の中をどれだけ綺麗に出来るかです。

*薬の詰め方などはそこまで大きなファクターではないと感じています。 

  

 

専門医が主に行っている今の消毒のトレンドは「貼薬(薬の交換)」ではなく

ある程度時間をかけた次亜塩素酸Na、EDTA、による超音波洗浄

*消毒液を歯の中に満たし超音波で汚れを削りながら同時に汚れを浮かして取ります。

  

 

また今回のような太い根管だとファイルなどは使えないので、

X-Pendファイルや超音波洗浄を多用します。

*Ni-Tiファイルなどは使用していません。 

 

  

今回のケースも3か月後にレントゲンを撮り経過をみていきたいと思います!

   

追記:この後、また仮歯が外れてきましたが膿などは見られませんでした。 

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歯内療法専門医の講演

松浦先生の講演を聞きに行かせてもらいました。

 

実を言うと、ホントは土曜・日曜は鹿児島の馬場先生(ババちゃん)の所に同級生で集まり

勉強+サバを食べに行く予定でしたが、土曜に用事が入ってしまった為。。。

  

鹿児島行はあきらめ、空いた日曜日に松浦先生の講演を聞きに行ってきました。

 

土曜の夜に送られて来たサバ写真・・・ 

IMG_3210.jpg

次回こそは・・・ 

 

 

さて、日曜日の松浦先生の言葉で印象的だったのは、

『臨床には答えがない』

   

あれだけ勉強している先生が!(笑)

 

  

 

日曜日は1日非常に勉強になりました。

 

・エンドは以前の治療で根尖を触れているかで成功率が変わる

は参考になり、今日からの診療に活かせそうです。 

      

 

 

俺ノート

・カルホルニア大学で歯内療法専門医になる為の2年間の学費3000万+機材代数百万

(2年で5000万近くかかる! )

・松浦先生1日2人のみ *紹介患者さんのみ

・根尖が触られていない歯は成功率が高い

・再根管治療は成功率70%

・過去に根尖を大きく広げられている歯の成功率は40%

⇒ 生活歯の根管治療は根尖を大きく開ける必要なし、不必要に大きくテーパーも付けない  

・上顎の歯は伝達麻酔と浸潤麻酔の効く確率は変わらない

・伝達麻酔で麻痺は起こらない

・下顎の3割程度は伝達麻酔が効いていない

・伝達麻酔は効くまでに10~30分かかる

・伝達麻酔が歯髄に効いたかはコールドテスト(パルパー)でチェック

・歯根膜注射は速効性の効きなので、待つ必要はない

・歯根膜注射はどこに刺してもOK

・アメリカではキシロカインよりキャンドネストの方がリスクが高い薬とされている

⇒ 日本は逆のように教えられています。

・NSAD(ロキソニン)鎮痛薬は術前30~60分前に1錠飲んでもらうと治療時の麻酔効果が上がる

⇒ これ大収穫、怖がり、痛みが怖いと思う患者さんに事前に申し出てもらえばロキソニンの術前投与開始します!

・パーフォレーションを起こし時間が経過経過するとその部分の歯根に吸収が見られる

・意図的再植などはアメリカでは殆ど行われない

・矯正治療時、失活歯より生活歯の方が歯根吸収しやすい

 

  

など色々勉強になりました。

IMG_7213.jpg 

実は初対面(笑) 

 

後、例の知立の研修センターで

2月23,24日 歯根端切除

3月21,22日 再根管治療 ←21日の懇親会にお邪魔するかも!?(笑)

のハンズオンをするようです、また多少の空きがあるとのことです。

   

アメリカ仕込みの専門医のレクチャーを受けたい先生は是非是非!

実習会申込用紙.pdf

メール:sgpa.agm@gmail.com 

たぶん、エンドのハンズオンの中ではかなり実戦的なものになると思います。

  

 

懇親会で「井野先生はいつエンドのハンズオンやるの!?」と言われましたが・・・

今年はレジンのハンズオンのみで、12月に講演してお終いです。  

 

  

そう言えば、

http://eedental.jp/ee_diary/2020/01/post-2009.html

の最後で書いたクラウン問題ですが、

松浦先生は全て紹介元の先生の所(補綴専門医など)で自費のクラウンを入れてもらっているそうです。

  

さすがですねぇ!

 

根管治療後の長期予後はクラウンの出来に依存するので可能なら精度の高い、かみ合わせを考慮したクラウンを入れた方がいいと思います。

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根管治療歯の限界

患者さんは50代男性

2013年に歯茎から膿が出るとのことで来院

2020 EEdental SK (1).jpg

  

樋状根であり、綺麗に治療できているとは思うのですが、根尖病変が見られ膿が出ていました。

  

 

何とか残したいとのことで、根管治療を行い

2020 EEdental SK (2).jpg

空洞の大きな樋状根でしたのでMTAで根管充填

 

 

1年仮歯で経過を見て、

2020 EEdental SK (3).jpg

膿、腫れ、痛みがなく綺麗に病変も治っていることを確認して

近医で保険のクラウンを入れてもらいました。

多少クラウンに段差はありますが、まぁ許容の範囲だと思います。

*クラウンに関しては、患者さんがEEデンタルでの治療を希望された場合行います。

  

 

術後4年経過した時にたまたま来院されたのでレントゲンを撮らせてもらいました。

2020 EEdental SK (4).jpg

 根の方はいい感じで昔の病変などどこにあった!?という理想的な状態

多少クラウンに段差はありますが、まぁ許容の範囲だと思います。

  

  

で、そこから更に3年経過した今年、 

「腫れてきたから見てもらいたい」とのこと

 

  

レントゲンを撮り診察すると・・・

 

なんと、

 

なんと、

 

歯根破折の疑い濃厚。。。

2020 EEdental SK (6).jpg

12mmのポケット+根を取り囲むような所見。。。

  

   

 

3年前のレントゲンと比べると

2020 EEdental SK (5).jpg

根の周りに透過像が・・・、歯槽硬線も消えています。

  

折れている可能性が高い判断し患者さんに説明

 

樋状根で歯の中の空洞も大きいので対破折性を考慮してMTAを選択したのですが・・・

  

 

しいて言えば、

近医で入れてもらったクラウンがどフラットで真っ平なもので、変な咬頭干渉が出てしまった為か!?

    

  

神経を取った歯というのは神経のある歯に比べるとかなり折れやすいです。

これは神経の治療で歯の中を削った為、神経を取ったことで歯が鈍感になり強い力で咬み込んでしまう為

などが上げられます。

   

私にできることは歯の中を綺麗にして感染を抑えることで歯の保存を行います。

 

が、この破折は。。。

 

 

やはり世界的に有名な論文でもあるように

きちんと歯磨きができ、きちんとメンテナンスしている人の歯の喪失第1位は【歯根破折】。。。

   

個人的には根管治療をした最後大臼歯の咬合の与え方はよく考えるべきであり、

経験則からは全ての歯に咬合は必要ないと考え、

長く歯を守る意味でも最後大臼歯の噛み合わせは

側方運動は極力与えず、咬合は咬合紙1枚程度低めで調整を行うこともあります。

*これで体調が崩れるなどの人は今の所いません。

   

   

根管治療後の長期感染の有無は被せ物の精度・精密さ

根管治療歯の長期保存は破折防止の為のクラウンの形状と、噛み合わせの強さと考えています。

  

 

 

根の治療だけを専門にしている専門医の先生はこの辺りのことはどう考えているのだろうか!?

専門医の話を明日聞いてきたいと思います!

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根管充填剤のチョイスと根尖病変の治り

患者さんは30代女性

歯茎から膿が出てくるとのこと

2020 EEdental KY (1).jpg

左上3 左上4 に根尖病変が見られます。

 

左上3は教科書的に根尖までガッツリ削り、

きちんと根の先までガッタパチャー(GP)という根充剤が入っています。

左上4もきちんと2本の神経管の治療がしてありGPが入っています。

   

両方ともレントゲン上ではきちんと治療がしてあります。

 

で、この歯を治療させてもらいましたが、

両方とも過去の治療で先端まで治療してあり根の先が広く開いていました。

元々根の先の神経管の出口は0.3~0.5mm程度ですが、ファイルというヤスリで削ることで

先端が太くなっていきます。

  

本来最初の抜髄では根の先に細菌はいないので特に根の先を大きく削る必要はないと思うのですが・・・

 

今回の左上3は根の先が#90(0.9mm)以上まで拡大されていたのでMTAを選択

一般的に入れるGPはただのゴムで体を治す効果はなく菌の封鎖性も弱く・・・

 

根管充填剤にガッタパチャーを綺麗に入れる意味!?

http://eedental.jp/ee_diary/2019/07/post-1929.html 

 

2本ともMTA根管充填後1年 

2020 EEdental KY (2).jpg

黒い影も完全に無くなりました!(>ω・)ノ 

 

左上4は真っ直ぐな2つの管上の神経ではなく、

迷路のように2本が複雑に繋がるイスムスが見られ、その部分をはファイル(ヤスリ)ではなく

イスムスに合わせ超音波の先を曲げながらイスムス部を削合

複雑に繋がった空間にMTAで根管充填!

  

 

 

今回の場合

1つ目のポイント「歯の中の問題を見つけれるか!?」

これは顕微鏡の照明&拡大ツールがない見つけれません。

また発見する目を持つのが専門医の仕事です。

2つ目のポイントその問題点を削れるツールがあるか!?

私の場合超音波という道具で、その先端を加工してその場で道具を作ります。

 

たぶんこの辺りは職人の域で、同じことを何十本と繰り返さないとマスター出来ない技術です。

 

詰めた本人もこのイスムス部の根管充填は「美しい!」と思っています(笑)

*こんなのマグレですからねぇ、狙って行えることではないです。

  

 

そういえば講演で、ある有名な専門医の先生が「MTAで根管充填した方が病変の治癒が早い」

とおっしゃられていましたが、私もそんなような気がします。

 

ただ、MTAもなるべく根尖から多量にはみ出さない方がいいと考えます。

*根尖の開いた根の先からMTAは非常に押し出しやすいですが、使用できる材料の中では、一番生体親和性がよろしいものになります。

    

12月の講演でもこういった臨床ケースを動画で解説できればと考えています。

このイスムスのある歯の再治療はラバー&顕微鏡下で次亜塩素酸を歯の中に入れ、超音波チップの先端をベンディングしながらピンポイントにイスムスの溝を削ります。(洗いながら削り、更にはの熱予防になります)

 

 

細菌感染した歯にGPを根の先まで入れても治らないのは、

封鎖性の乏しい材料で根管内の感染源の多くを見逃しているからと推測します。

 

 

さてさて、この患者さんのもう1本の歯の話を、

 

 

実はこの患者さんもう1本根の先が膿んでいる歯があり・・・

2020 EEdental KY (3).jpg

 これも治療させてもらいましたが、

  

  

1回法で根管充填まですると・・・

2020 EEdental KY (4).jpg

GPが、根の先端よりだいぶショートしてしまいました。

*私は根充後、ラバーしたままでレジンコアまで入れて根充剤の入りをレントゲンで確認している為、年に2~3本どショートすることがあります。

   

患者さんには根充剤がだいぶショートしてしまったことを説明

半年後のレントゲンでも病変が治らない場合はやり直しの治療をさせてください(無料)

 

「GPの入りで治る治らないは決まらない!」と私は考え、菌の排除はきちんとできているはずだから・・・

 

 

で、この歯の1年予後で今週来てもらうと

2020 EEdental KY (5).jpg

黒い影も小さくなり治癒傾向が見られます!

*根充法:シングルポイント

**難しいコンテニアスウェ~ブは使いません。

  

 

またレントゲンをよく見ると根充剤の入っていなかった空洞部分の根管も細くなり、

【リバスキュライゼーション】のような現象が起こっています。

http://eedental.jp/ee_diary/2018/02/revascularization.html

*この場合、根管内をを埋めているのは骨様組織と思われます。 

 

 

私が学生の頃は根尖まで太く削って、側方加圧などで根充剤を緊密に根の先端まで詰める!

という教わり方をしてきましたが、

最近は大学で習ったことはかなり昔のやり方だったんだな!と思います。

NCとオキシドールの交互洗浄とか・・・

 

  

因みに、日本の裁判では根の先端までGPが入っていないという理由で裁判に歯科医師側が負けたという判例もあるそうですが・・・

http://eedental.jp/ee_diary/2016/08/post-1444.html

 

もう徳大寺さんの「間違いだらけの車選び」ならぬ【間違いだらけの根管治療】。。。

 

 

根の治療はホント奥が深い分野だと思います!

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EEデンタル2019年 歯内療法専門医 根管治療傾向

毎年1月にスタッフに集計をしてもらっているのですが、

毎回、放置気味で・・・

2018年のデーターは何故か10月に

http://eedental.jp/ee_diary/2019/10/ee2018.html

 

今年は先週データーが上がってきたので、忘れないうちに

 

2019年 根管治療総本数:149本

抜髄14本 

感染根管(ネクローシスパルプ含む)135本

【外科】 

外科的歯内療法:14本

ヘミセクション:2本

【レスキュー】

パーフォレーションリペア:9本

ファイル除去:4本

 

MTA根管充填 83本

  

【自分のエラー】 

フレアーアップ:2本

http://eedental.jp/ee_diary/2014/10/post-1042.html 

*去年は奇跡的にゼロでしたが、今年は2本なので1.3%という発生率です。

ファイル破折:0本 

*トライオート2+プロテーパーゴールドの組み合わせはバッチリ!

パーフォレーション:0本

 

治療回数

前歯:1回34本 2回4本

小臼歯:1回31本 2回11本 3回1本 4回1本 5回2本

大臼歯:1回20本 2回29本 3回5本 4回3本 5回2本 6回3本 8回2本 11回1本

 

MB2穿通率:50%

  

と大体去年と同じ数字になりました。

今後も精進していきたいと思います!!ヾ( ̄∇ ̄ 

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治療と質(精度、見た目)

全体的に治しておきたいという50代女性患者さん

の治療が終了!

2020 EEdental SH (7).jpg

術前 ⇒ 術後

 

の 

 

左下の銀歯

2020 EEdental SH (6).jpg

  

レントゲン

2020 EEdental SH (1).jpg

銀がだいぶ合っていない・・・

小臼歯は段差の隙間から虫歯に

大臼歯も根管治療はしてありますが、ちょろちょろとGPが・・・

  

所見を指摘をするとたまにびっくりする患者さんがおられますが、

保険治療では仕方がない面はあります。(安過ぎる治療費問題)

むか~し書いた記事:http://eedental.jp/ee_diary/2016/03/post-1352.html

 

今後の為にもきちんと治療しておきたいとのことで、

まずは根管治療を行い、その後小臼歯の虫歯の治療

2020 EEdental SH (2).jpg

 4根管

 

仮歯で経過をみて、ようやく本歯セット!

2020 EEdental SH (3).jpg

レントゲン上でも段差がないのが確認できます。

 

 

同じように見える歯科治療ですが、

きとんと行っておいた方が後々トラブルにあう確率は少なくなりますよ!

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神経を取った前歯を綺麗に見せるにはまず根管治療

前歯の色が気になるという30代の女性患者さん

2019 EEdental KH0 (1).jpg

神経を取った歯が褐色に見えるという典型的なパターン

   

実はこれ、根管治療の際に髄角という神経の細かい部分を取り残すと

今回のように変色が比較的短期間で強く出ます。

 

*歯の中の血液が変性して歯の色が変わります。

簡単に言えば取り残した神経が黒く変色し歯の色に影響を及ぼします。

 

この場合、ホワイトニングを行う前に一度根管治療でをきちんとその部分を取りきらないと

変色はなかなか改善しません。

  

 

また一度褐色に変色した歯はホワイトニングでできるだけ色素を抜き取ります。

2019 EEdental KH0 (2).jpg

インターナルブリーチが終わったところ

 

ここから歯の裏に真っ白なレジンでで光の抜けをコントロールしながらレジンを詰めると!

 

2019 EEdental KH0 (3).jpg

術直後

こんな感じで茶褐色の歯の色はある程度改善されます。

 

と言っても、徐々にはまた変色してくるので、家の方で気になり始めたら

マウスピースを使用してホワイトニングを行ってもらいます。

 

変色歯のホワイトニングはやってみないと上手く行くか分かりません。

たまにですが、ホワイトニングをしても色の改善が見られない場合もあります。

 

患者さんが期待するほど白くならない場合は

「セラミッククラウン」などを使用して白く治す方法となります。

 

神経を取った前歯はセラミッククラウン!?

いえいえ知っていればこんな方法を選択できます!ヽ(・∀・

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そらぁ~、一応歯内療法専門医だもの!

患者さんは20代女性

 

2年前に矯正治療を終わられ、

2018年9月に神経が死んでいるとのことで抜髄(初めての根管治療)

2018年12月から押すと痛い症状が現れる

2019年2月に歯科医院受診  「抜歯か・・・!?」

   

レントゲンを撮ると

2019 EEdental KR (1).jpg

1回しか根管治療していない歯にしては、かなり積極的に削ったね。。。

  

最近来たメーカーの人とも話していましたが、

根管治療も歯質の保存で削らない方向にトレンドが動いており、

扱い方を知れば、NI-Tiファイルも折れにくい時代に突入しています。

 

とは言っても、削らない根管治療というのはエラーも起こりやすいですし、

治療難度もかなり高くなります。

(大きく削った方が治療がラクで早い)

 

またこれらの出来るだけ削らないというコンセプトは時代の流れ的に避けては通れないのですが、

 

なぜか日本の歯科界では否定的。。。

 

医科の手術、1cmの切開から内視鏡で外科をし早期に退院できる技術と同じです。

歯科の場合は、何かあってはいけないからお腹は大きく切って開いてよく見なさい。

みたいな感じです。

 

 

顕微鏡の使い方さえ工夫すれば、3mmの穴から根管治療

こんなこと出来る時代です。

 

ただ、この方法難易度の高い治療方法になります。

先日も知り合いの歯内療法専門医に

「先生の3mmからの根管治療、あれは出来ない諦めました」

と・・・

 

 

私も開業当時はこんなことは出来ない技術だったんですけどね・・・

 

さて、今回の歯

ここまで削ってあるので、たぶん10人見れば8人は抜歯判定かもしれません。 

 

かく言う私も、これは抜歯が順当かな・・・、

残したければ治療するけどチャレンジケースですと説明

 

まだ20代ということで、残す方向でトライ

  

すると、はい出ましたパーフォレーション!

2019 EEdental KR (2).jpg

と同時にはい出ましたファイル破折!!

  

もうここまで来ると患者さんが可哀そう。。。

前回の根管治療は治しているのか!?腫れや痛みの出る「呪いの歯」を作っているのか!?

(パフォもファイル破折も起こってしまうことではありますが・・・) 

   

 

2回目にファイル除去、拡大、洗浄

2019 EEdental KR (3).jpg

3回目にもう一度根管洗浄、根管充填、コア、仮歯Set まで

  

出来ることは全てやった!

 

で、

根管充填から4カ月 腫れも痛みもないとのこと

2019 EEdental KR (4).jpg

レントゲンを撮ると!

若いのが要因か、すごく骨がきれいに出来てきています!

 

このままもう3か月経過をみて本歯に変える予定です。

 

 

神経の治療って細かくて繊細で、歯科の治療分野の中では差が凄く出る治療の1つなので、

歯を残したい患者さんは【歯内療法専門医】の存在は知っておいたほうがいいですよ!(・ω・)ノ

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歯に開いた大きな穴(パーフォレーション)

患者さんは40代女性

歯茎が腫れ近くの歯科医院に行く根管治療が必要といわれ治療スタート

 

が、

土台を除去すると歯に穴が開いており、「これは歯内療法専門医にかかった方がいい」

ということでEEデンタルに来院

  

話を聞くと、数年前に根管治療を行い、1年前に腫れ再治療を行ったとのこと

その歯が今年に入り再び腫れてきて歯科医院を受診したとこのこと

 

レントゲンを撮ると、

2019 EEdental FT (4).jpg

赤丸部分に過去の治療で穴が開いており骨も溶け、腫れていたと推測

 

患者さんは歯を残したいとのことで保存治療にトライ!

 

治療1回目で分かったことは、通常の神経管の位置とはズレた所に神経管の入り口があり、

それを探そうと裸眼でガンガン攻めた為に歯に穴を開けてしまったと推測できました。 

2019 EEdental FT (1).jpg

赤丸の部分の横の紫色の線が手使ずの神経管

 

手探りで行う奥歯の根管治療はどうしてもこんなエラーが出てしまいます。。。

患者さんにもある面仕方がなかったことだと説明

  

非があるとすれば、

パーフォレーションを起こした先生がその説明を一切しなかったこと!

 

1回目でパーフォレーションリペア

2019 EEdental FT (2).jpg

MTA使用

*こう場合根の穿通・拡大を先にすべきか、先に埋めるべきか!?

私はセオリー通り上の問題を解決してから下の組織に手を付けます。

 

2回目の治療で歯の中を綺麗にし、根管充填を行い仮歯をSetして

  

根分岐部(今回の穴)は比較的予後が悪いので腫れないか心配しながら待つこと8カ月・・・

 

2019 EEdental FT (3).jpg

8か月後のレントゲンではびっちり骨もでき患者さんも全く違和感もないそう。

*造影性のないレジンをコア材に使ってしまった為、コア部に透過像が見えますが問題ありません。

今時造影剤を入れないレジンが存在するとは・・・ 

 

患者さん、紹介元の先生には造影性がないだけで問題ないことを説明させてもらいました。

 

歯の治療、「手の感覚で行う根管治療 」or 「細かい所が拡大して見えている治療」

差が出るのは仕方がありません!ヾ( ̄∇ ̄;)

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