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歯内療法日記の最近のブログ記事

ミラクル根管治療!

40代の女性患者さん

昔事故で前歯5本のセラミック治療を昔受けられたとのこと

  

昔から病変は指摘されており既に何本かは既に2回根管治療を受けているが、

歯ぐきは腫れ膿が何か所からか出てきている状態。

  

現在の先生に

「痛まないなら処置しなくていい」と言われているが心配とのこと

 

 

左の歯の膿の原因はレントゲンでスグに分かったのですが、

2019 EEdental IS (2).jpg

根尖病変+パーフォレーション(歯に穴)

 

ただ右上の膿の原因は分からない・・・

 

とりあえず、

フィステル(膿の出口)からガッタパチャーを入れ

2019 EEdental IS (1).jpg

右上1の根尖にGPが入るので、右上1が右側の膿の原因と判断できました。

 

ただ、過去の外傷の影響でしょうか、

反対側に比べ歯根がだいぶ吸収して短くなっています。

  

 

前歯のレントゲンをまとめて撮ると

2019 EEdental IS (3).jpg

5本のセラミッククラウンのうち4本に病変(膿)が見られます。

日本の根管治療の成功率は高くはないといわれますが、それにしても。。。

 

過去の治療により太いメタルコア、パーフォレーション、少ない歯質(健康な歯の部分)

 

歯の保存には難しい条件が並びます。

 

患者さんは「なんとか残したい」

 

で、歯内療法専門医が全て1回法治療をしてみました。

(個人的には1回法も何かとメリットが多い治療法だと思っています)

 

【術前⇒術後】

2019 EEdental IS (4).jpg

治療後は膿も止まり4本の病変に改善が見られます。

 

そして、先週ようやくセラミッククラウンを入れることが出来ました!

かなり難易度が高かったですが、根管治療だけで4/4の歯を残すことができ

そして、綺麗なセラミッククラウンで締めくくることが出来ました!

  

まさにミラクル!超マグレ!! ( ^ ▽ ^)

3流歯内療法専門医にしては出来過ぎ君!

  

治る、治らない、色々な歯がありますが、

患者さんにとっては大切な1本の歯ですから1本でも残るように治療を行います。

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たまに見られる、前歯のなかなか治らない歯の原因 

前にも似たような内容のブログを書いたのですが、

http://eedental.jp/ee_diary/2016/10/post-1483.html 

 

前歯のやり直しの治療でなかなか治らない歯の1つに

以前の治療で神経管とは別の所を削られ、元の神経管に道具が入らず掃除ができない

というものがあります。

 

歯科医師の先生の中には、根管治療は根の先までガッタパチャーをいうゴムを詰めれば大丈夫

と間違った考えの元、ゴリゴリファイルで削ることで医原性の問題を作ってしまっていることもあります。

 

今回もそのケースなんですが、意外とこれ側切歯に多いんです!

中切歯は殆どがストレート根管に対して、側切歯は根尖で曲がっている歯もあり

平面のレントゲンでは曲がっていることが確認できず、ゴリゴリ根管治療で歯に穴を開け・・・

 

Hファイルなんてほぼ要らないんだって!

http://eedental.jp/ee_diary/2018/12/post-1848.html 

 

 

さて、今回のケース

40代の女性 患者さんの前歯

2018 EEdental TM (1).JPG

5年前から気になり始め、凄い痛い訳ではないが鈍い痛みが絶えず出てきている。

咬むと痛み、歯根端切除を勧められたとのこと

 

基本的に骨の中の病変は、歯の中の細菌感染が原因なので、私のファーストチョイスは根管治療!

ダメなら外科的歯内療法というスタンス

  

ということで根管治療をスタートすると

スグに1つ目の問題が

2018 EEdental TM (2).JPG

歯の中にファイル(金属のヤスリ)が折れこんでいる!

 

ストレートに見えた為、10分程度ですぐに除去&根管内を綺麗にして1回目の治療が終了!

 

するも・・・

レントゲンを撮ると、

2018 EEdental TM (4).JPG

 

まだガッタパチャーが残っている。。。

 

 

またこのパターンかよ・・・

2018 EEdental TM (3).jpg

過去に人工的に作られた青い部分の掃除をして

赤い部分のオリジナルの神経管は治療出来ていない。。。

 

治療2回目、3回目で曲がった部分のGP除去を試みる

根管内に溶解剤を満たし、超音波ファイルをベンディングして感覚的に削る。

 

その後のレントゲン

2018 EEdental TM (5).JPG

GPの除去を試みるも微妙には残ってしまっている・・・

  

*人工的に削られ分岐した曲がった神経管の治療はかなり難易度が高いのです。

治療4回目

痛みは違和感のように感じるようになってきた(痛み方に変化あり)

 

これ以上歯の中の治療は無理と判断し根管充填に踏み切る

2018 EEdental TM (6).JPG

MTA根管充填+コア+レジン充填

 

患者さんにはこれで腫れや痛みが出るようなら外科的歯内療法で治すと説明

また違和感に関しては半永久的に残ることもあるし、治る場合でも半年近く残ることも説明

 

3ヶ月後のレントゲン検診

病変に変化が出てきているように見えるも、違和感は残っている

  

6カ月後のレントゲン検診

最近になり前歯の違和感は減ってきた。

(長いこと痛みや違和感のあった歯の症状は、症状が取れるのも時間がかかるものです)

 

 

そして、今月1年予後のレントゲン検診にきてもらうと、

痛み、違和感は無くなった!とのこと

2018 EEdental TM (7).JPG

1年後のレントゲンを見ると 

骨もしっかり出来てくれています!

 

前歯の根管治療の難易度を上げているのは過去に行った治療によるケースも多々あります。

2018 EEdental TM (8).JPG 

前歯ですから、残したい気持ちもわかります、

前歯を残したければ早い段階で歯内療法専門医を頼るのをお勧めします( ・ ε  ・ )ノ

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幼若永久歯における中心結節の破折と根管治療の予後

2012年に 患者さんのお母さんから相談された

中心結節が折れ歯ぐきから膿が出てくるという11歳の男の子

2019 EEdental KY (1).jpg

運悪く第2小臼歯の中心結節が折れてしまい、そこから感染して神経が死んでしまったようです。 

 

将来的なことも考え、出来るだけ歯を残すように

折れた中心結節から約3mmの穴を開け根管治療スタート

2019 EEdental KY (2).jpg

レントゲンの白い部分が仮蓋の部分

歯の中に硬組織の誘導剤を願い(アペキシフィケーション) 

「水酸化カルシューム」を顕微鏡下でごく少量根尖に置き 

  

まず2カ月経過観察を行い、膿が出てこなくなったとのこと。

   

更に2ヶ月後の治療開始から4カ月後、膿が出ていない

2019 EEdental KY (3).jpg

顕微鏡で根尖に硬組織があるのを確認して、根尖にMTAで根管充填(上部はGP) 

  

 

その日のうちにレジン充填

2019 EEdental KY (4).jpg 

  

膿や痛みがないまま経過し、

 

  

1年予後の12歳時

2019 EEdental KY (6).jpg

おぉ~、骨が出来てきてくれています!

口腔内 術後1年

2019 EEdental KY (7).jpg 

学校検診も正常歯ですり抜けたかと(笑) 

(神経を取った歯⇒被せ物 にする必要はありません)

  

 

今年になり前歯に虫歯が出来てしまったと来院された際に、右下のレントゲンを撮らせてもらい

2019年 17歳

2019 EEdental KY (5).jpg

なんとか抜かずに保存できました!

 

 

同じような似たケースの親御さん・患者さんに

永久歯は5~10歳にかけて歯ぐきの中で、根の先の方に向けて作られて行きます。

*土の中にニンジンができるようなイメージでいいです。

 

根の先が完成すると歯の神経の出口は0.5mm程度となります。

ただ、この歯の成長過程中に中心結節が折れ細菌感染してしまうと・・・

歯の先が未完成のまま止まり、膿が出てきてしまいます。。。

その根の先の神経の出口は非常に多きく2mm近くになることもります。

 

一般の方だとこの1.5mmの差は小さいものと思えますが、

歯科でいえばメチャメチャ大きな差で、面積でいれば「なんと16倍」

も開きがあります。 

 

根の先が大きいほど治療も難しく予後も悪く抜歯になる確率が上がります。

 

   

ニンジンの根の先が育つ前に感染が起こると、ニンジンが腐ってきてしまうのと同じです。

 

根の治療は専門性が大きく結果を左右することもあります。

また治療は誰に1回目に治療をしてもらうか!?というのも非常に大きな因子になりますので、

根管治療で困ったら歯内療法専門医に頼るもの1つです。

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EEデンタル 歯内療法専門医 根管治療は難しい!

先日、2018年思い出深い「レジン治療動画」

 

をYou Tubeにあげさせてもらいましたが 、

 

今回は思い出深い 『根管治療ケース』を

患者さんは30代男性

5年前に私がレジン充填をさせてもらった歯から、

数か月前から歯ぐきから膿が出てくる。

 

近くの歯科医院でみてもらうと「治療した方がいいですよ」と言われていた。 

そして、EEデンタルへ来院

2018 EEdental YT0 (1).JPG

図の赤丸の黒が濃い部分が骨が溶け膿が貯まっている所です。

 

これはデカイ病変(膿)。。。

 

ただ、虫歯などは無く歯髄も下にさがり神経が生きていてもおかしくないレントゲン所見です。

 

まず、最初に根管治療をスタート!

(今回のような神経が死んでしまい病変ができたケースの成功率は80%といわれています)   

1カ半月おきに根管治療(毎回NC洗浄中心15分)をしましたが、歯ぐきからは膿が出てきます。

レントゲン所見

2018 EEdental YT0 (2).JPG

ん~~~、骨は出来てきているように見えるものの・・・

 

膿は出る。。。ヽ(ー_ー )ノ マイッタ

患者さんに4回処置をしても膿が治らなければ5回やってもたぶん治らない。

 

外科的歯内療法:http://www.eedental.jp/endo.html をしましょう。

(この場合、申し訳ないのですが、外科的歯内療法費の半分だけ治療費を頂いています。)

外科直後のレントゲン 

2018 EEdental YT0 (3).JPG

根の先を切り膿・肉芽の除去を行い、MTAで根管充填まで行いました。

 

 

3週間後コア+レジン充填を行い

2018 EEdental YT0 (4).JPG

出来ることは全て行いました!φ( ° ~ ° ) /

 

  

治療後6カ月後のレントゲン

2018 EEdental YT0 (6).JPG

膿も止まり、違和感なしに生活出来ているとのこと

 

レントゲンで確認しても、骨も出来てきてくれているのが確認できます!d( ・ ω ・ )

 

これはなんとか残ってくれそうな雰囲気が出てきてくれています。

 

 

歯内療法の奥深さを学んだ1ケースでした!

 

 

私見:患者さんに

根管治療の成功率が80%と言われている「ネクローシスパルプ」ですが、

運悪く不成功の20%に入ってしまうと、外科的歯内療法で対処しないと治らないケースもあります。

また外科後、更に運悪く不成功になることもあります。

 

残念ながら成功率が100%になることはありません、

私は患者さんに根管治療は残る前提の治療ではないことをお話します。

 

じゃあ、誰に治療してもらうのか!? 

私が思う先生を見つける基準は、

「まぁ、この先生になら任してもいいか!?」でいいと思います。

 

以上1年の歯内療法専門医 まとめでした。

 

まだまだ、経積み重ねないとな。。。と思う良い1年でした!

2018 EEdental YT0 (5).JPG

 

よいお年を!( ^ ω^)/

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開業から11年 診断の変化と経験則からの「診断力」

今日が2018年の診療最終日になります、2007年に開業して11年目となりました。

 

昔から来院して頂いている患者さんのケースなどを見ると

診断と方針が変わってきていることに気づきます。

 

例えば、

2010年に来院して頂いた患者さん

2018 EEdental Yam.jpg

前歯に太くて長い金属の芯+セラミッククラウン

側切歯は先日書いた、根尖が湾曲しているのにまっすぐ削ったパフォ・・・

http://eedental.jp/ee_diary/2018/12/post-1848.html

 

患者さんに説明をして、外科的歯内療法で対応させてもらいました。

この当時、ここまで太い芯を外すのに少し自信がなかった覚えがあります。

*今はこのぐらいの土台は全く恐れずに除去してしまいます。

 

 

外科的歯内療法

http://www.eedental.jp/surgery.html 

直後のレントゲン 

20120821.jpg

MTAで逆根管充填

(少し軸がズレていますが、この当時はこれが自分の精一杯でした)

  

1年経過して、

20131012.jpg

骨も出来つつあり、腫れや違和感なく順調に経過していたのですが・・・ 

 

 

外科から4年

20160826b.jpg

腫れてきたと患者さんが来院されました。

レントゲンを見ると両方とも治っていないね。。。 

  

 

その時出した私の方針は

一度被せ物と金属の芯を外して根管治療をしてみましょう!

超有名歯内療法専門医の先生も外科で治らなければ⇒再び再根管治療を行うと話されていました。

 

コア/GP除去後のレントゲン

20161021.jpg

 

根管充填

20161130a.jpg

MTA根管充填 綺麗に入りました!

 

そこから仮歯で1年経過をみてもらい痛み・腫れがないことを確認

 

術後1年のレントゲン

20171103.jpg
骨が出来てきてくれています、

被せ物を本歯に代えてもOKですね!

術後2年(2018年)のレントゲン

20181124.jpg

透過像はだいぶ小さくなっているのが確認できます。

 

2010年の最初の頃のレントゲンを見ると、

今であれば外科はファーストチョイスにはしないかもしれません。

(ゴリゴリ根管治療での根尖のパーフォレーションがあるので根管治療だけでは治らない可能性はありますが・・・)

 

ただ、今だから外科処置後にもう一度根管治療を行う選択肢を持てていたとも言えます。

 

普段何気なくやっている臨床ですが、

経験を積めば積むほどその糧から、自分がこの歯を残す為には何がベターなのか!?

というのも変わってきます。

 

自分なりに、知識を身に付け、技術力を高め、考える・悩む臨床を続けていると、

診断の変化というものは起こって行っているんだなと感じます。

 

将来この変化が良いベクトル方向への成長だったと言えるように、

これからも自分なりに考えて治療をして行きたいと思います。

Continue reading

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「根尖までガッタパチャーを入れないと治らない」という歯科医師の呪縛

私も10年前は根管治療は

根の先端まで削って、消毒してガッタパチャー(GP)を詰めないといけない

と思って治療をしておりました。

 

ですので、ファイルボックスにはKファイルの他に、

穿通性のある「Hファイル」、小林先生考案の「改造Kファイル」などが揃っていました。

 

また勤務医時代、GPをどうやって根の先端まで効率的に詰めれるかも非常に力をいれてやっていました。

  

 

ただ、最近は考え方も変わり、

ファイルボックスのHファイルなど穿通力の高いファイルはまず使いませんし、

GPも根尖から出なければOKだと思っています。 (オーバーするぐらいならショートがいい)

 

極端な話最近は、滅菌もできない不潔なGPを歯に入れる意味がどこまであるのか!?  

溶かして取ってるようで、実は細菌まみれの感染GPを根管内に拡散しているのでは!?

極論、綿栓でも空洞でも治っているケースもあるが、はたしてGPを入れることが正解か!?

(顕微鏡下で行っていると、溶けたGPが歯の表面に膜をはるようにこびり付くのを取るのは大変ですし、

溶けたGPが象牙細管内の細管の除去を妨げることも考えられます。)

  

 

さて、ファイルに話を戻して

ファイルの選択は専門医の先生でも意見が分かれるところでしょうが、

私は穿通性の高いファイルを用いても、本来の根管とは違った感染源ではない場所を削り 問題を複雑化させていると考えています。

http://eedental.jp/ee_diary/2016/10/post-1483.html 

 

最近、私の根管治療は「開けれる所まで開ける」というスタンスです。

これは抜髄でも感染根管治療でも同じです。

ただ、抜髄に関しては96%は穿通出来ていると思います

 

問題は病変のある感染根管治療、

確かに根尖まで穿通出来た方が成功率が高いとの論文もありますが、

これは本来のオリジナルの根管を穿通できた場合であり、

穿通性の高いファイルで問題ない場所を削り人工的に根管を作った所で。。。

また本来の根管と異なる場所に根尖を作ると成功率が極端に下がるとの報告もあります。

 

 

追記:本来の根尖とは異なる場所にパフォを起こしたであろう1ケース

2018 EEdental TT (2).jpg

近心根のパフォはMTA根管充填 (根尖から約5mm+上はGP)

本来の根尖(オリジナル)と違う所を削るとそこから病変が広がることもあります。

また治療難度も上がってしまいますので、Hファイルなどで人工的に削り込まない方がいい場合も多々あります。 

 

以上追記でした。

 

↓本編 

 

最近のケース

40代の女性患者さん

「1週間に1回消毒を繰り返し3カ月治療するも鈍痛が続く」とのことだが

先生に最終的な被せ物を入れましょうと言われ治療は終わっている。。。

2018 EEdental SH1 (1).jpg

レントゲンを撮ると近心根に透過像が見られます。

 

治療を開始してみましたが、近心根、遠心根の3根管共に穿通出来ず

近心根はイスムス部分が手づかずであった為その部分を消毒液を入れ超音波で切削洗浄

 

根管治療2回目、症状も落ち着いたとのことで根管充填+コア+ゴールドアンレー 

 

で、

患者さんには開けれる所まで開けてしっかり消毒しました。

もし問題が起こったら外科的歯内療法できるようにしておきました。

と説明

それから1年腫れや痛みもなく、

今週が術後1年レントゲン

2018 EEdental SH1 (2).jpg

穿通出来なかったのに治っている!(・ 。・)v

 

そうなんですよ、外科せず済むこともあるんですよ!!

こんな経験をよくするので、

http://eedental.jp/ee_diary/2016/12/post-1525.html 

穿通出来なければ「まずはNCで洗おうよ!」作戦

 

と言うことで、

穿通性の高いファイルで【ゴリゴリやる作戦】  

はしていませんし、外科も積極的には行いません。

 

理由は、歯の必要な切削部位は超音波で削っているから

盲目的に刃物(ファイル)で歯を彫りこむようなは今はしていません。

(そこって感染源!?)

 

20年前の使える歯科材料と今の歯科材料は異なり

昔:ハンドファイル、ゲイツ (手指感覚重視)

今:ハンドファイル、ゲイツ、+Ni-Tiファイル、+超音波、音波 (顕微鏡下の診断切削) 

このように道具の進歩に合わせ術式を多少代えてやった方がいいと思う訳です。  

 

 

開業して11年やったきた一歯内療法専門医の道具に対する1つの見解ですm(_ _ )m

(たぶん、エンド好きな人だけ最後まで読んで頂いたとお思います。ありがとうごいます笑)

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歯の先の膿(根尖病変)が治る歯/治らない歯

定期健診に来て頂いた患者さん

2018 EEdental OK(1).jpg

左下の樋状根は綺麗に治ってくれて症状も無くなりました!

 

ただ・・・

 

転院前に数カ月かけて治療したという前歯、

 

転院時に治療した直後であった為、治る可能性もあるかもしれないということで、

前歯の1年後のレントゲンも撮ってみたのですが。。。

2018 EEdental OK(2).jpg

病変がはっきり現れはじめました。

 

患者さんには前回の写真より悪くなっている可能性が高いことを説明して

患者さんも治しておきたいとのことで、

 

次回、治療時間を2時間頂き、「1回法」で治すことをお話しました。

 

患者さんは、「あれだけ時間をかけて治療して治らなかった歯を1回で!?」

とびっくりしていましたが、根管治療は回数/期間をかければ治るものではありません。

 

歯の中の掃除がきちんと出来れば1回でも治るものは治ってくれます。

 

逆にいえば、

私は何度も治療する方が細菌感染の機会が増えてしまうので、

十分な時間の元、少ない回数で治療した方がいいと思います。

(保険治療の場合、安すぎる治療費の為どうしても回数がかかってしまうのは仕方がないとは思います)

 

根の病気を『なるべく少ない回数』で治したいのであれば、

一度歯内療法専門医に相談された方がいいと思います!( ・ ε ・ )ノ

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レントゲン検診(腫れ・膿・痛みもなし) 

歯ぐきから膿が長年出ている歯の根管治療を行いました。

2018 EEdental SS1.jpg

3カ月で骨が多少戻ってきてくれているのが分かります!

根の側面に病変があり、原因は側枝(神経の枝)だったのか!?

 

右上1は自転車事故で歯を折ってしまい、縁下からレジンで立ち上げました。

 

もうしばらく経過観察していきます。

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【歯内療法専門医】膿の止まらない根管治療

年に1~2件程度ですが、根管治療をしても膿が止まらない歯があります。

今回はそんなケース

 

患者さんは40代男性

1年前から前歯に違和感があったのですが、市の検診に行った際に大きな病変を指摘される

 

かかりつけの先生は抜歯しかない

2件目の先生は外科(歯根端切除)してみるか!?と提案される

3件目にEEデンタルへ

 

レントゲン/CTを撮って診査してみると・・・

2018 EEdental HT (1).jpg

かなり大きな病変が見られます・・・

真ん中の歯にも小さな病変が見られ、患者さんにはまずは2本根管治療した方がいいと説明

 

根管治療をスタートするも、

2018 EEdental HT (2).jpg

1回目、2回目、3回目と大きな病変の方は膿が止まらず(・□・;)

毎回ダクダク膿が出てくる状況、逆に真ん中の歯に関しては膿が出てこない状況でしたので、

4回目に真ん中の歯のみ根管充填を行い外科的歯内療法に踏み切ることに

*正確にいうと根管充填して外科をしようとしたのですが、MTAが膿で流されてしまい根管充填出来ませんでした。

スグに外科をしない理由:http://eedental.jp/ee_diary/2018/11/post-1831.html  

  

5回目の治療(外科的歯内療法)

2018 EEdental HT (3).jpg

右上2のみ外科的歯内療法

*右上1は根尖が病変内に見えなかったので外科しませんでした。

 

外科後膿も止まり

6か月後のレントゲン検診

2018 EEdental HT (4).jpg

だいぶ骨が出来てきてくれました!(  ̄▽ ̄)ノ

*唇側から口蓋側にかけてスルー&スルーだった場所は骨の治りが悪いです。

(骨が出来る足場がないからだと推測)

  

この後もう半年仮歯で経過をみてもらい本歯を製作してもらおうと思います。

 

こんな感じで根管治療をしても膿が止まらないケースが年に1~2本ありますが、

そういったケースの歯は決まって病変の大きな歯になりますので、

病変を指摘されている患者さんは注意してくださいね(  ̄   ̄ ;)

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外科的歯内療法 介入のタイミング

何度か書かせてもらっていますが、

歯内療法専門医といっても皆が同じ方針を持っている訳ではありません。

  

例えば、同じ歯を見ても、

1、根管治療(歯内療法)で治した方がいい

2、外科的歯内療法で治した方がいい

3、抜歯した方がいい

4、治療する必要ない

など分かれます。

 

患者さんからしたら不思議に思えるかもしれませんが、 歯科では極々一般的なことです。

歯科医師は自分の得意な方法で治療を行いますので、そうなります。 

 

私はどちらかというと、積極的に治療、外科を行うタイプの歯内療法専門医ではありません。

 

近医で根尖病変はないものの【ガッタパチャーが根の先まで入っていないので治した方がいい】

と言われ来院した患者さんなどには

「別にゴムの入りはそこまで気にしなくていいですよ、腫れや膿、痛みが無ければそのままでも今は大丈夫」

「将来的に病変が出来る可能性もありますが、今は問題ありません」

と話すこともあります。

ただ、歯が原因で腫れや膿、痛みがあるようなケースは、治療を行います。

その際、選択肢1:根管治療(歯内療法)を選ぶことが多いです。

http://www.eedental.jp/endo.html 

gekateki.png

まずは歯の中を綺麗に掃除し改善があるかみます。 

*それで治れば、外科処置をする必要はありません。

  

根管治療後3~6カ月仮歯で、レントゲン検診をしながら経過をみます。

 

この間に【膿】、【大きな腫れ】が

出てしまった場合は原因の除去が出来ていないと判断し『外科的歯内療法』に踏み切ります。

http://www.eedental.jp/surgery.html 

 

外科処置をしない訳ではなく、選択肢的にいえば後に持ってくるという所です。

 

例えば、

40代の医科の先生のケース

2018 EEdental UK (1).jpg

右下の大きな病変は綺麗に治ってくれたと思います。

 

左側の歯も同じ感染根管治療を行いました。

2018 EEdental UK (2).jpg

5年経過した今でも薄らと病変(透過像)は見られます。。。( ̄Д ̄;)

ではこれ外科処置で治療/介入するか!?

 

私はしません。

根管治療後から骨は徐々に出来てきていますし、

何より症状なく普通に噛め生活出来ているので、「3/4 OK」だと思っていますv(^ε ^ )

個人的には、

1年に1回ぐらいレントゲンを撮って経過を見ていけばいいと思います。

*)、一応患者さんには説明を行い経過観察していますし、症状が出たら外科をします。

 

同じように見える歯科医師、同じように見える歯内療法専門医

といっても先生それぞれにオリジナルな「スタイル」があります。

 

私はこのようなスタイルの歯内療法専門医です( / ̄ー ̄)

(波乗りの「自分なりのスタイル」を持つ、というものに通ずる所があります)

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