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歯内療法日記の最近のブログ記事

クラウンが取れた歯の根管治療

基本的に私は歯を長持ちさせる為のポイントは「必要最小限の医療介入」だと思っています。

 を過去に取った歯のクラウンのやり替えの際には、根尖病変さえ無ければわざわざ根管治療はしません。

先生によってはの他の先生の治療は信用できない、ガッタパーチャーが綺麗にはいっていないという理由でやり替える先生もいますが、私はこの辺はあまり気にしません。

 

ただ、経過を見させてもらっているとこういう判断をすることはあります。

 

患者さんは30代女性

昔から診させて頂いているかんじゃさんなのですが、被せ物が外れたということで来院

過去からのレントゲンを見ると 

2025 EEdental FRI (1).jpg

口蓋根の根尖に前は無かった根尖病変が現れています。

 

患者さんに、レントゲンを見せてクラウンだけ入れてもまたすぐに外す必要が出てきそうだから

この歯に関しては一度根管治療からやり直した方がいいと説明

 

今回の歯、以前のブログで出したMB2ニッケルチタン形成法のケースでした。

 

術後

2025 EEdental FRI (2).jpg

 4根ガッタパーチャー使用 レジンコア+仮歯まで

  

  

定期検診で来院してもらいました。

2025 EEdental FRI (3).jpg

綺麗に口蓋根の根尖病変は治ってくれています。

 

ついでに返信投影でレントゲンを撮らせてもらいました。

2025 EEdental FRI (4).jpg

綺麗に治ってくれたので、次にセラミッククラウンの治療に入って行きます。

 

このように根管治療に介入するしないは、私の場合病変のある・なしで判断することが殆どで

前の先生の治療が信用でいないとか、ガッタパーチャーが入っていないからという理由で根管治療をやり替えることは殆どありません。

根管治療は2回しか治療出来ない治療なので、歯を長く保存させるにはいつ根管治療介入に踏み切るか!?も重要なポイントだと思います!(^。^) 

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虫歯治療後の歯が痛い

たまにあることなのですが、治療を行った歯が痛む。

  

虫歯治療はある種の小外科手術なので多少の痛みは術後出ることがあります。

治療後の弱い痛みは1~3日程度で無くなる場合は殆ど上手く行くことが多いですが、

神経付近まで削ると後で大きな痛みが出ることもあります。  

   

今回のケースは12歳の男の子

7ヵ月前に治療を行ったが、1ヵ月前から痛みが出てきた。

10日前に温水痛とズキズキする自発痛が出てきて3日で落ち着いた。

とのこと

 

この痛みから予想できるのは、神経が死んで痛みが止ったケースが多いです。

 

レントゲン

2025EEdental URI (1).jpg

第一大臼歯に根尖病変が見られ、やはり神経が死んでおり根管治療が必要なケースとなっていました。

 

術前

2025EEdental URI (4).jpg

咬合面と口蓋側にレジン充填がしてあります。

 

保護者の方に根管治療が必要な事、この年齢なので大きく削らず(被せ物ではない方法)3mmぐらい穴を開けてそこから治療することを説明

 

治療1回目

詰めてあるレジンを顕微鏡下で外すと、過去の治療で小さな露髄(0.3mm程度)をしていたようで、

神経からは出血はなくやはり神経は死んでいるよう。

  

ここから髄角部分を取っていくのですが、やはり若いだけあって髄角の張り出しが大きく

何度もう蝕検知液(染め出し液)を使いながらチェック&切削の繰り返し

 

髄角をきちんと処理して4根管の穿通・拡大・洗浄

2025EEdental URI (2).jpg 

入り口はなるべく削らず中をくり抜く(凄く手間はかかります) 

  

治療2回目(白っぽい所が仮蓋 ヨードで消毒しています)

2025EEdental URI (6).jpg

症状のないことを確認して根管充填+レジンコア+レジン充填

2025EEdental URI (3).jpg

 口蓋根は根尖が大きく開いていた為MTAセメントを使用

MB,MB2,DBはガッタパーチャー使用

  

術後

2025EEdental URI (5).jpg

3mmちょっとの穴から治療を終えました。

 

歯髄腔が石灰化だらけのケースも難易度高いですが、歯髄腔が広いケースも小さな穴から髄角を処置するもの難易度高いですね。 

この後、経過観察をして行きます。

若い時の根管治療はきちんとやっておかれた方がいいと思います。

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根管治療 闇雲に削っちゃダメ!

ちょっと前に書いたブログ

根管治療 太く削れば本当に治るのか!? - EE DENTAL_Blog 

 

今の根管治療のトレンドは「太く削らない」

ニッケルチタンファイルなどもなるべく太く削らないようなシステムに変わってきています。

 

先日あったケースですが、

根管治療してもなかなか痛みが取れない、痛い時は顎の方まで痛い。

先生には根管治療は終わったと言われているが、痛い。

 

レントゲン

2025 EEdental HAK (1).jpg

根管充填案でしてありますが、根尖は大きく削られており

今回、前回とガッタパーチャーが歯の外に出ています。

 

そもそも神経管の出口はそんなに大きくはないのですが、

歯科医師がゴリゴリやることによって根尖はどんどん破壊され行きます。

 

歯内療法専門医であれば、ここは聖域的な取り扱いをしなるべく先は触らない、壊さないというのがセオリー

(私は細い道具でその聖域触るタイプの術式ですが・・・)

 

まず、根の先に細菌が沢山いるのか!?そこから考えた方がいいと思います。

 

根の先を削り穴を大きくしてしまうと、最後に詰めるガッタパーチャーも外に出やすくなってしまう為

あまり良いことはありません。

  

根管治療を行いましたが、なかなか痛みが引かず 

治療スタートから3ヵ月

2025 EEdental HAK (2).jpg

違和感と歯肉を触ると多少痛むはあるが、前のような顎の痛みは無くなったということで、MTAセメントで根管充填しました。 

根管充填+レジンコアまで

 

そこから1ヵ月待って仮歯をいれました。

その頃には触らなければ痛みは無くなったということでしたが、歯ブラシが当たると鈍い感じがあるに症状が変化

*この歯ブラシの違和感は多くの場合で半年近く待てば収まることが多いので、患者さんにはあまり気にしないように指導

  

術後半年の経過

腫れや大きな痛みはなく、痛みの頻度も減っている。

ただ、圧迫感を感じることがある。

 

⇒ とりあえず、悪くはないので様子をみてもらう。

術後1年

腫れ痛みはない。こんこん叩くと響く

⇒気になると思うが 生活の中で叩く必要はないことと、その症状は残る人は半永久的に続く人もいるが気にしないように指導

2025 EEdental HAK (3).jpg

レントゲンでも悪い所見は出てきていないので、後はセラミッククラウンを作ることにしました。

 

根管治療は見えない治療が故に、ゴリゴリ根の先端ばかり削りますが、はっきり言ってそれで治るケースは少ないです。

そのこまでやって転院されると治療が長期化する傾向があるので、専門医的に言えば最初から治療させてもらった方がスムーズに治療が終わります。

 

今回のケースも患者さん自ら転院先を探しEEデンタルに来院されましたが、担当の先生も治らないなぁ~と感じるようでしたら早目に歯内療法専門医がいることを言って貰いたいなと思います。

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歯からくる副鼻腔炎で抜歯!?

明日、1月31日(土曜日)は防火管理講習参加の為お休みさせてもらいます。

 

患者さんは50代女性

2ヵ月前に歯茎が腫れその後フィステルが出てきた。

副鼻腔炎の症状もあり、近医では抜歯した方がいいと言われた。

現在、副鼻腔の方も詰まり変な臭いを感じる、歯は咬むと鈍痛、寝不足の際に違和感を感じる。

 

レントゲン 

2026 EEdental ATI (1).jpg

近心頬側根に大きな根尖病変が見られます。

 

患者さんには歯の中の細菌感染が原因になっている可能性が高いので

まずは根管治療を行い⇒様子見 治らなければ外科的歯内療法を行い歯を残しましょうと説明

  

治療1回目

大きな根尖病変のあるMB根 MBの他にMB2が出てくるが途中で合流するパターン

全ての人工物を外し、隠れた神経管を探し徹底的に消毒

 

治療2回目

患者さんは術前時より鼻の臭いも取れ、鼻水も少なくなってきたとのこと

根管充填 

2026 EEdental ATI (2).jpg

4根 ガッタパーチャーを使用

 

ここから経過観察

術後7ヵ月

2026 EEdental ATI (3).jpg

現在耳鼻科に通院中とのこと、

レントゲンでは根尖病変は小さくなってきているように見えます。

 

術後 1年3ヵ月

2026 EEdental ATI (4).jpg

耳鼻科にも現在通院中だが落ち着いてきている。 

レントゲンでは病変の大きさは半分ぐらいになってきています。

 

先日、仮歯が割れてしまったとのことで、本歯を作らせてもらいました。

2026 EEdental ATI (5).jpg

 クラウンSet後、根尖病変は殆ど無くなっています。

 

今回のケース結果的に、歯科と耳鼻科の複合要素でした。

ただ、個人的には発生の原因は歯だったのではないかなと思います。

 

細菌感染に配慮しない根管治療(神経の治療)を受けると2本に1本は膿んできてしまい、

奥歯だと副鼻腔に炎症が移行して鼻まで問題を起こすことがあります。

 

なるべく根管治療は細菌感染に対する配慮をしながら治療を受けられた方がいいと思います。 

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0.06mmのファイル(ヤスリ)での神経管掃除

思い出深い、メチャクチャ神経管が細かったケースです。

2026 EEdental SUK (1).jpg

ブリッジの入っている歯を取り囲むように根尖病変があり、

レントゲン所見的に折れているかも!?

 

ブリッジを外してみると根中央部から根管に石灰化が起こっており

0.1mmのマイクロオープナーで怪しい部分をつつき、神経管の入り口を探すも

0.1mmの道具が中々入らない、細さ#006(0.06mm)と#008(0.08mm)のKファイルを用いて気長にタッグバックを追う

すると

2026 EEdental SUK (2).jpg 

根尖と横の2本にガッタパーチャーが入り、

もしかしてこの2つの根尖病変が繋がり折れているようなレントゲン透過像になったのでは!?と疑う

  

このケースの患者さんが他の歯の治療で来院されたのでレントゲンを撮らせてもらいました。

2026 EEdental SUK (3).jpg

骨はしっかり出来てくれています!

 

詳しくは覚えていませんが、このケース1本300円の#06と#08のファイル沢山使った覚えがあります(笑) 

*難症例に関しては保険治療では採算が合わないので、抜歯という判断も仕方がないと思います。 

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人の体の法則

歯科も色々なデジタルツールが出てきていますが、 

人の体の法則を変えるような目新しい革新的な器材・道具はなかなか出てきていません。 

  

大昔から歯科治療は削って詰めての繰り返しになりますし、1000年前の人も今の人も体の法則というものは全く同じです。

 

個人的には残りの歯科人生を考えた時に、わざわざ最新のデジタルツールを追い求める必要はないかなと思っています。(頑張って残り20年)

デジタルツールって便利なのですが、アナログ機器に比べ定期的な入れ替えが必要で設備投資がバカ高い!のがネック

良い例がレントゲンであり、昔のアナログパノラマレントゲンだったら修理していけば長く使えていたのに、CTなどでは年々綺麗な良いものが出てきており10年もすれば完全に型落ちでパーツもなく買い換えになりますが、ざっくり800~1500万(高級車1台分)

   

またこの1000万の投資を回収するためにバンバンCTを撮り患者さんに被爆させて費用回収をするという悪循環

過去にも書いていますが、

医療被曝大国日本!? - EE DENTAL_Blog

根管治療出来るかどうかの判断でCT撮る必要ある!?

デンタルで診断して治療出来そうならCT撮れば良くないか!?

側枝なんて確認してそこまできちんと治療出来るのか!?

  

歯科医師が言うものなんですが、医療もある面商売なので仕方がない面はありますが・・・

個人的に設備投資でお金をいくらだしてもいいと思うのは

先に書いた「人の体の法則を変えるほどのインパクトのある商品」これになります。

 

  

今回のケース患者さんは40代女性

主訴の歯は左下7 親知らずを1ヵ月前に抜いた。

その後知覚過敏のような症状が出た。

左下7は歯が何度かかけており、レジンを詰めている。

 

レントゲン

2026 EEdental TAY (1).jpg

詰め物の下に大きな虫歯が見られ、応急的に詰めたのかレジンが歯の形になっていません。

電気歯髄診断を行うと数値は「7」、神経は多少の反応はあるが殆ど死んでいると判断できる数値

*EEデンタルの歯髄診断機「0~10」までで正常な神経だと1~2ぐらいで反応があります。 

私的に既に神経を残す時期は過ぎており、根管治療が必要だと説明を行いましたが、

患者さんからは治療の希望はなく終診

  

5か月後連絡があり、一度また診て欲しいとのこと

話を聞くと3~4週前から凍みるのが強くなり、2週間前に歯科医院で凍み止めの薬を塗ってもらったが1週前から痛みが出てきており、歯科医院で痛み止めをもらうも、その後痛みが顎の方に広がり抗生剤を貰って飲み始めた。

診査すると神経は死んでおり、CTでも根尖病変が確認できる。

 

よくある体のパターンなのですが、神経が殆ど死ぬと最後に大きな痛みが出て悪い場所を教えてくれることがあります。(残念ながら痛みなく死んでいく歯も多くあります)

また運が悪いと炎症が骨の方に広がり顎下部などが腫れてきます。

歯科治療は適切な時期に治療を開始しないと痛い思いをして治療しても予後も悪くなり良いこと1つもありません。

私はたまに原因が分からないような場合待機診断をすることがありますが、患者さんの判断からの治療の延長はあまりお勧めしません。

 

患者さんには今回の治療を逃すと今度は歯の保存が本当に難しくなることを説明し

治療スタート 

この歯は2回法で根管治療+レジンコア+レジン充填まで

2026 EEdental TAY (2).jpg

樋状根でした。

*ML根は途中で石灰化をしており穿通できず、たぶん早い時期に治療をスタートしていれば穿通出来たかも!? 

  

術後1年のレントゲンを撮りに来てくれましたので口腔内写真も撮らせてもらいました。

2026 EEdental TAY (3).jpg

術後1年1ヵ月 口腔内

2026 EEdental TAY (4).jpg 

*一番上の歯を治療させてもらいました。

問題無く経過しており、綺麗に残せて良かったです! 

  

 

患者さんにも言うのですが、歯は自己再生能力は殆どありませんので一度悪くなった歯は悪くなる一方です。

ボールが坂道を転げ落ちるようなものです、ただ治療によってその坂道の傾斜を緩やかにして、落ちて行くスピードをゆっくりにすることは可能です。

*治療によって、更に坂道を転がるスピードが増す場合もあるので適切な治療を受けてください。

 

歯は毎日使うものなので、歯を長持ちさせたいのであれば、適切な時期に適切な治療を受けることをお勧めします!( ̄▽ ̄)~♪

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根分岐部に広がる病変

患者さんは50代女性 

2年前に神経ギリギリの虫歯治療を行った。

9月にコロナ感染後から痛みを感じるようになった。

11月に歯が浮くような感じが出てくる。

12月歯茎が腫れて来た。

そこから根管治療を行うも治らず、次は歯茎を切って消毒予定だが不安なので一度診てもらいたいとのこと

現在上下の歯が連動するように痛みがある。

レントゲン 

2026 EEdental YAA (1).jpg

 根管治療中で根分岐部の骨が大きくなくなっています。

歯が折れている時にも似たような所見になるので、診断が非常に難しいところです。

レントゲン的に遠心縁下のセラミックインレーに隙間のような透過像があります。(黄色矢印)

根管治療を行って治らない場合は、経験上まずこういった隙間からの細菌感染を疑うべきです。

 

ここの隙間からの感染が続いているのに切開をしても膿は治ることはありません。

痛い思いをして切開しても、時間も費用も無駄になります。 

 

患者さんにまずは切開するよりきちんと根管治療をやり直した方がいいことを説明して

一度全ての人工物を外して黄色矢印部分をやり直した方がいいと説明。

  

治療1回目

遠心縁下の黒い隙間のような場所は虫歯が残っておりこの部分からのリゲージ・感染が疑われます。

また遠心根はDL根の入り口の石灰化が見られ、この根管は手付かづのような状況

*大臼歯の神経管は神経管が多くの場合4本出るのですが、見つけるのが困難なことがあり見逃しが出やすいです。 

こういった部分を処理して、徹底的に消毒して1回目の根管治療は終了!

   

治療2回目 患者さんは腫れも痛みもなくなったとのことで

2026 EEdental YAA (2).jpg

根管充填、レジンコア 仮歯まで 

  

経過観察7か月後  

2026 EEdental YAA (3).jpg

術前時短期的に骨が一気に溶けたのか、僅か半年で骨はびっちりできています。

 

治療後1年8か月後

2026 EEdental YAA (4).jpg

症状もなく、しっかり骨が出来上がってくれてます。 

 

 

根管治療が原因で膿んできている場合、歯茎を切って切開しても120%治りません。

今回の場合は結果論ですが、詰め物と歯の隙間から唾液&細菌感染があったのと、詰め物の下の虫歯(菌の塊)が感染源だったと推測されます。

 

根管治療をしても治らない歯などは外科的歯内療法が必要になることがありますが、

切開や外科的歯内療法・歯根端切除の前にまずは、細菌感染を意識した根管治療を行うことを勧めますL(・▽・L )!

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神経ある歯にも起こる破折

昨日書いた残せる破折と残しにくい破折

咬むと痛い歯 介入のタイミング - EE DENTAL_Blog

 

咬むと痛い歯の残す方法になります。

①神経が残せそうであれば神経を残したまま少し低目にクラウンを入れる。

②その後、症状次第で痛みが出る場合は神経を取る 

をやっています。

 

その一例

患者さんは50代の歯科医師の先生

ドーナツを食べた所ズキッと痛んだ、その他の物でも咬むと痛いということ

口腔内

2026 EEdental HOY (1).jpg

遠心面にクラック・・・

こういう大臼歯は例に埋もれず、舌側内斜面に側方運動時のガイドがある!

ここにガイドがある歯は若い時はいいのですが、40歳過ぎた辺りから割れてきます。

 

レントゲン

2026 EEdental HOY (2).jpg

今の所根尖病変は無かったのでゴールドクラウンを作成

2026 EEdental HOY (4).jpg

これで症状が無ければ終了になるのですが、

 今回のケースは8か月後に痛みが出てしまい、

2026 EEdental HOY (5).jpg

 レントゲンを撮ると根尖に透過像が出てきてしまっています。

  

患者さんにクラウンに穴を開けて根管治療をさせてもらいました。

2026 EEdental HOY (6).jpg

  

術後6か月

2026 EEdental HOY (8).jpg

骨隆起が見られるので、咬合力が強いと思われます。

2026 EEdental HOY (7).jpg

 術前にあった透過像は無くなってきています。

 

このような治し方をしていますが、EEデンタルこういった破折のケースメチャ多い・・・

患者さん層の年齢的に避けられない問題なので多いとは思いますが、

このブログを書いている最中にも全く同じケースで生活歯の破折の患者さんが来院されました。

2026 EEdentalUSA.jpg 

ホント、虫歯治療と根管治療はある程度コントロールできるようになってきましたが、

破折はホント厄介(>。<) 

 

 

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MB2 ニッケル・チタン穿通・形成法 

以前、中部歯内療法学会で使用した動画をYouTubeにアップしました。 

術前⇒術後 レントゲン

2026 Ni-Ti.jpg 

動画 

愛知県EEデンタル【MB2 ニッケル・チタン穿通・形成法】根管治療 

 

MB2は9割近くに存在しますが、細過ぎて見つけられませんし見つけても治療の難易度はかなり高いです。

一般的にMB2より太いMB根でも治療されていない歯は多いです。

2026 EEdental E.jpg

理由は道具が入りにくく、術者の技量が出てしまうからです。

  

細い根管は多くの場合、穿通で手間取り非常に時間もかかります。

*ホント、神様がいるなら何故こんな道具の入りにくい所に神経管2つも作った!?と思います。

またレッジを作りやすく、細い根管は一度レッジを作るとリカバリーも非常に大変 or ほぼ不可能です。

 

今回のニッケルチタンを使った方法はクラウンダウンで上を削って徐々に下に向かいます。

①#10(0.1mm)マイクロオープナーで根管口の位置を探ります、手の感覚で0.5~1.0mmぐらい刺さる所

*多くの場合でイスムスを突いていれば出てきます。

②その場所をにニッケルチタンで突きます。 

*プロテーパーゴールド「SX」を使用しています。

ニッケルチタンを使う場合は必ず根管内に液体(私はNC)を入れておきます。

③切削片のデブリが大量に出るので、詰まらせないように適時洗浄とニッケルチタンファイルの掃除

④真ん中ぐらいまでSXが入ったら、一度#08ファイルを入れ、根管軸を確認

*MB根に合流する頬側軸、MB2が独立した真下に進む軸、MB2根がありファイルが口蓋側方向に進む軸(レア)

⑤軸の方向が分かったら、プロテーパーのS1に替えピッキングモーションで進めます。

*気長に根尖方向に進めますが、「S1」だけ長々使わず20~30秒使ったら「SX」を10秒の繰り返し。

**この際イスムスがあれば、S1の側面を使ってイスムス部分の切削も同時に行います。

 

文字にするとこんな感じです。

推奨ファイルは、プロテーパーゴールド「SX」「S1」です。

アルティメットでもいいですが、S1のテーパー不足を感じます。 

 

この方法の注意点としては「ファイルに非常に負担をかけるので、ファイルの仕事量が多いと感じた場合はファイルを廃棄してください」

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EEデンタル2025年 歯内療法専門医 根管治療傾向

毎年恒例のスタッフに調べてもらいましたシリーズ

 

2024年のEEデンタル根管治療 

総根管治療本数:110本

   

まずは、抜髄:12本 

前歯:0本

小臼歯:治療回数1回3本 

大臼歯:治療回数1回5本 治療回数2回3本 治療回数4回1本 

*うち内部吸収小臼歯1本、大臼歯1本

  

感染根管98本(うちネクローシスパルプは21本)

前歯:治療回数1回17本 治療回数2回1本

小臼歯:治療回数1回8本 治療回数2回5本 治療回数3回1本

大臼歯:治療回数1回10本 治療回数2回49本 治療回数3回4本 治療回数4回1本 治療回数5回1本 治療回数6回1本 

*治療回数が多いケースは殆ど非歯原性歯痛となります。また痛みが引かないケースは殆ど女性でした。

 

MTA根充:110本中29本 

今年は1/4にMTA根充をしていたみたいで例年に比べ少し少ないですね。 

数日前に書いたブログですが、MTA根管充填に関して - EE DENTAL_Blog 

上顎大臼歯(第一、第二)のMB2

41本中15本MB2 発見処置

41本中0本MB3 発見処置 

*第一大臼歯は9割以上はMB2あると言われていますが、そんなに見つかりません。。。  

  

パフォレーションリペア6本(前歯1本 小臼歯2本 大臼歯3本)

破折ファイル除去6本(前歯0本 小臼歯0本 大臼歯6本)

*ファイルは感染源にはなりませんが、取れれば取りますし取れなければ徹底的にその歯を洗浄して細菌除去を行います。 

【外科】 

・外科的歯内療法:7本(前歯:2本 小臼歯:2本 大臼歯:3本)

根管治療で治らない歯を対象としています。最初から外科的歯内療法をチョイスすることは稀です。 

・分割抜歯(ヘミセクション、トライセクション):5本

ヘミセクション(下顎)より、トライセクション(上顎)の方が予後が良い気がしています。

珍しい第2大臼歯の分割抜歯 - EE DENTAL_Blog

 

【自分のエラー】 

フレアーアップ:2本(2/110) 確率1.8%

ファイル破折:1本 

パーフォレーション:0本

例年と同じ感じですが1本ファイルを折ってしまいました・・・

 

過去データーになります。

2019年

EEデンタル2019年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2020年

EEデンタル2020年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2021年

EEデンタル2021年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2022年

EEデンタル2022年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2024年

EEデンタル2023年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog 

2025年

EEデンタル2024年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

 

毎年調べてもらっていますが、ピークの過ぎた歯科医師としては前年より大きく変わりのないことが今は大切だと考えています!

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