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歯内療法日記: 2016年1月アーカイブ

【Neo MTA Plus】の話を聞きに

歯科材料のここ10年で、爆発的なヒットをしたMTAセメントがあります。

世界で3000近い論文数があり、歯科治療特に根管治療の世界を代えてしまったセメントとも言えると思います。  

 

このMTAも1990年に登場から特許が切れた為に、最近色々なメーカーからMTAジェネリックが出ています。

  

今まではプロルートMTAの「黒」と「白」の2種類でしたが、

ホント多くのMTAが購入できるようになっています。

  

 

ただ、エンドの重鎮・巨匠の話を聞く限りは、

「最近出てきたMTAは確固たる文献による信用がまだない」

とおっしゃられていて、私もジェネリック系のMTAは回避していました。

ジェネリックの問題点 ⇒ http://kusuri-jouhou.com/nyuumon/generic.html 

  

MTAと言っても先発医薬品と全く同じではないので、はたして同じ作用が出てくるのか?疑問の部分もあります。 

こういった薬剤は5年ぐらい経過して、

「やっぱりあれはダメだった」などなりかねないので出てすぐの薬は私は様子をみます。 

*私は「石橋は叩いて渡らない」こともします。

   

 

ただ、プロルートMTAも唯一欠点があり、使用するとその歯は黒変してきます。

http://eedental.jp/ee_diary/2011/11/mta-1.html 

 

前歯の審美領域では大きなデメリットでありました。

(歯を保存できると患者さんが次に言うのは「綺麗にしたい」ですから、次に出るだろうニーズも考えておきます)

 

 

この黒変「何とかならんもんかなぁ」と思っていると、

 

 

モクダ商会がこんな「Neo MTA Plus」というMTAを紹介してくれました。

DSC00657.jpg

 

このMTA、

先発薬のMTAの開発に携わった人が独立した会社から出した物だとか

黒変する【ビスマス】を抜いてある(プロルートの20%は黒くなる原因のビスマス)

 

ん~、なんとなくいい感じはするものの、今一信頼できない。。。

 

しばらく、医院に置きっぱなしになっていたのですが、 

  

若い女性患者さんの前歯の審美ケースにぶち当たってしまいこんなうたい文句のMTAがあると説明すると、

「是非、変色しないMTAを使ってもらいたい」とのこと

 

で、実際使ってみるとこんな感じ

2016 MTA.jpg

使用感はプロルートMTAより更に扱いずらい。。。

 

このNeoMTA 「粉」を【ジェル】で練るのですが、ジェルの為練ったMTAがベトベト

器具離れも非常に悪く、今回のケースレントゲンで確認するとたまたま綺麗に治療出来たのですが、

この操作性の悪さはどうなの?(p・Д・;)

 

 

そんな所に、岡口先生のNeo MTAの講演会があり参加してみて大正解!

 

岡口先生は付属のジェルを使用せずに、プロルートMTAと同じように水で練っているそう

使用感を質問させてもらった所、プロルートと同じような操作性になるとのこと

また黒変してくることもないとのこと。

 

大先生が言っても実際試してみないとと思うのが私の性分(´-ω-`;)ゞ

  

 

帰ってさっそく、Neo MTA+精製水で練ってみると

「おぉ~!」

かなりプロルートMTAに近い感じになる!

 

これは使えるようになるかもねヾ( ̄o  ̄ )

 

 

 

日曜日の沖縄でも雪が観測されたクソ寒い日に神戸まで行った甲斐がありました。

(帰りの新幹線が雪で止まらないかヒヤヒヤでした(笑))

  

後、もっと三宮の近くでやってよ!(笑) 

 

  

 

今後、私の中に基準は  

基本は今まで通り信頼性の高いプロルートMTAを使用して、

前歯の審美領域のケースにはNeo MTAを使用していこうかなと思っています( ・3・ )~♪

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5根管の上顎第2大臼歯の(5Canals)

5年ぶりに来院された患者さんパート2 

    

2016 EEdental WM (2).jpg

思い出深い5根管の歯

+意図的再植術(180度ローテーション)

  

  

顕微鏡下で5本の根管を見つけ治療するも・・・

2016 EEdental WM (5).jpg

治らず・・・(第2大臼歯の5本の神経管はメチャレア!)

 

根管治療は1回目の抜髄がポイントです!

再治療での治癒は難しいのです。

  

術前時のレントゲンを見てみると

2016 EEdental WM (4).jpg

赤丸内の黒い部分は凹みです。 

*たぶん長期感染による外部吸収によるものと推測

 

 

この部分の感染は歯内療法だけでは除去できませんので、 

意図的再植術で歯の保存を行いました。

 

再植とは一度抜いて元に戻す外科処置です。

 

 

そして5年経過の今日のレントゲン

2016 EEdental WM (3).jpg 

病変もなく、いい感じです( ・ω・)ノ

   

 

ホント奥歯は色々な形の根管が存在するので、

顕微鏡がマストアイテムだと思います。

http://eedental.jp/ee_diary/2015/06/post-1190.html  

 ue7.jpg

どこから出てくるか分からない歯の神経管

 

それでも裸眼で治療を受けるあなたはチャレンジャー!( >ω<)ノ  

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これだけ骨が出来れば安心!

以前私が詰めた所が外れたとのことで5年ぶりに来院して頂いた患者さん

 

気になっていた前歯

2016 EEdental WM (1).jpg

完全に骨ができています。

(側枝が悪さをしていたのだろうか・・・)

   

ただ、これだけしっかり骨ができていれば安心ですね!(・∀ ・)

 

 

患者さんの中には、

根管充填すればすぐに骨が出来ると思われている方がおられますが、

『違います』

 

根尖病変で無くなった骨は回復するのにも年単位になります

(因みに悪くなる所見が出てくるのも年単位です)

  

 

うまく行く場合は3~5年後ぐらいにレントゲンを撮ると

今回ようにどこが悪くなっていたの?というぐらい回復することもあります(^ω^)

 

 

チマチマ根管治療 奥が深いぜ!!(・∀・)v

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側歯からの感染

以前治療させてもらった患者さんが来院されたので

確認でレントゲンを撮らせてもらいました。

2016 EEdental IM.jpg

2年後から3年半の間にはあまり大きな骨の改善はないですが、

あれだけ大きかった病変は治まってきてくれています。

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