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問題ないと言われ続けた歯から膿で上顎洞炎に・・・

患者さんは30代女性

定期健診で1年前ぐらいから歯茎の腫れや、冷たいものが凍みると訴え続けたが、先生には「問題ない」を言われていた

いよいよ歯茎からフィステル(膿)も出始め、他院で見てもらった所

上顎洞炎になっており、3本の歯の根管治療が必要と言われた。

根管治療が必要となり、ネットで調べ歯内療法専門の存在を知りEEデンタルへ

  

現在の症状は 横になると鼻が詰まった感じがあり、歯の方は違和感が絶えずあり咬んだ時にも違和感がある。 

 

レントゲンを撮らせてもらうと、 

2023 EEdental HOM (1).jpg 

第2小臼歯、第1大臼歯に根尖病変が見られ、個人的には第1小臼歯は特に根管治療は必要無さそう。 

 

患者さんに病態を説明し、まずは2本の根管治療を行うことに

*第1小臼歯は必要であれば後で再診断

 

病変の大きな第2小臼歯から根管治療

2023 EEdental HOM (2).jpg

  

第1大臼歯は1回法で根管治療+レジン充填まで

2023 EEdental HOM (3).jpg

  

治療後2か月後のインタビューで「横になった時の鼻の詰まりは無くなった」

とのこと、

治療後半年

2023 EEdental HOM (4).jpg

腫れやフィステルなどはないが、たまに鈍痛を感じることがある。

とのことですが、レントゲン上では骨は出来てきているように見えるので、

とりあえず経過観察をすることにしました。

*第1小臼歯は問題無さそうなので治療はしなくて済みそう。 

 

先日の初心患者さんも半年先生に歯茎から膿が出ると訴え続けたのだが

何もしてくれなくて、EEデンタルに転院したら根尖病変を指摘された。

「前の先生は分からないのか!?」と質問されましたが、

 

どうなんでしょうね!? 

分かっていて、根管治療がメンドクサイので放置する場合もないことはないと思いますが、

大抵は根尖病変が見つけれないことが多いとおもいます。

レントゲンは白黒の影絵であり、影絵から何を読影するかは先生の診断能力になります。

 

後、レントゲンはメーカーにもより見やすい、見にくいがあります。

患者さんの中でも詳しい方は、EEデンタルのレントゲンは「見やすい」と言われますが、

それはここが専門なので、レントゲンにはかなりこだわっていますので読影がしやすいようにしています。

 

CBCTを撮ると多少被爆はしますが根尖病変の有無ははっきり診断しやすいです。

ただし、正確過ぎる故にまだ触らなくていいような根尖まで病変に見え過剰診療に繋がりやすいのも事実です。

*たぶん今回の患者さんの転院先の3本根管治療が必要と判断先生はCBCTで診断したと思います。 

 

 

餅は餅屋というように、歯科も細分化されていますので病気にあった先生を見つけた方がいいと思いますね!( ・_・)ノ

 

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大きな縁下歯石除去

基本的にスケーリング(歯石取り)はしていないのですが、

たまに患者さんに「先生、治療費支払うのでやってください」 と依頼されることがあります。

 

自分もかなり歯石が溜りやすい体質なので、歯石取りには色々思うことがあります。

 

まず保険適応の歯石取り、患者さんに言うのは

3カ月に1回はやり過ぎ、下手な衛生士にその頻度でやってもらうと知覚過敏が出ます。

また知識のない人が歯頚部付近の虫歯の卵のCOなどにスケーラーを当てると再表層の歯が削られ虫歯が進行します。

*だからそういった知識のない歯科助手が歯石取りをしてはダメなんです。

 

一番の疑問は、保険治療は歯石が付いていようがいなかろうが、全ての歯をスケーラーで触らないといけないという不可解なルール 

医学的に言えば、歯石が付いていればその部分の歯石だけ取ればいいと思うのですが・・・

 

金属の棒を歯に当てれば、金属もすり減りますし歯もすり減ります。

歯石が付いていないのに歯にエアースケーラー、超音波スケーラー当てる意味は!?

プラークであれば歯ブラシで十分です。  

 

 

今回、パフォレーション依頼で来院された患者さん

レントゲンを撮ると、第2大臼歯縁下にかなり大きな歯石が・・・

2023 EEdental MIM (1).jpg

黄色丸の半円形のものが歯石

たぶん、数年かかってここまで成長したと思えます。

 

患者さんに歯石のことを伝えると、

「えぇ!?ちょっと前に歯石取りしてもらいましたけど!?」

 

『以前は第一大臼歯にクラウンが入っており、歯茎の中で隠れているから物理的に取るのはちょっと難しかったと思いますよ。』

『しかも裸眼でこれ取るのはかなり上手な衛生士でないと無理だし、下手に頑張ると歯肉ズタボロになるのがオチのような気もします。』

 

「先生は取れるの!?」

『クラウンが入っていない今なら取れますね』

 

ということで、第一大臼歯の根管治療の後に歯石取りさせてもらいました。

2023 EEdental MIM (2).jpg

 

除去した歯石 5mm程度の大きさ

2023 EEdental MIM (3).jpg

ラッキーなことに顕微鏡下で歯石にキュレットを引っかけてみたら2ストロークで全て除去出来ました! 

取るのに10分近くかかるかなと思ったのですが、ものの2分で除去が終わりました。 

 

個人的には歯石取りは顕微鏡下で衛生士(チッコロ軍曹)にやってもらっていますが、

ピンポイントで歯石にアクセスしてくれるので、基本的に痛くはないです。

 

歯石取りで、泣くほど痛いという場合は・・・ 

衛生士の技術不足だと思いますので、痛いと伝えた方がいいと思います。

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奥歯の保存は可能なのか!?

歯の治療は何回も同じ治療ができません。

治療の度に次のステージの治療になり、治療の度に予後は悪くなり歯の寿命は短くなります。

 

特に根管治療は2回、出来て3回になります。

つまりやり直しの治療は出来ても2回まで、次は外科 or 抜歯になります。

 

患者さんは40代男性

日常的に違和感がある、噛んだ際に痛みがある。

レントゲンを撮ると

2023 EEdentalTAE (1).jpg

大きな根尖病変があり上顎洞が押し上げられているように見えます。

また噛んで痛いのは患歯の歯が欠けており、その破片が歯茎の中に食い込み痛みが出ている感じ。

 

過去に2回ほど根管治療がされており、どうやら今回が最後の治療となりそうなのですが、

過去の治療で大きく削ってあり、慎重な人工物除去が要求される。 

 

治療は2回法で行いました。

2023 EEdentalTAE (2).jpg

やはり中は大きく削られており、全ての根にMTAセメントで根管充填 

 

手前にも大きな虫歯があったので、かかりつけで治すように説明

 

治療後6か月

2023 EEdentalTAE (3).jpg 

腫れ、痛みはないようで根尖病変もだいぶ小さくなり骨も出来てきてくれています。

 

この状態でしたらクラウンを作成しても問題ないでしょう!

 

この後、1年後にもう一度レントゲンを撮り終了になります。

 

うまく行きそうな所見は出てきていますが、

個人的にはレントゲン上、人工物の面積が大きいように感じてしまいます。

歯根破折と歯質の残存量は関係しているようにいわれますので、なるべくなら1回目の治療で問題が起こらないように処置した方が歯質の削除量も少なくなり、結果歯が長持ちする可能性があるので、特に治療の難しい奥歯は歯内療法専門医を使うのは良いことだと思いますね。 

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診断と治療の介入のタイミング

近医の先生から、ちょっと難しいケースだからと紹介を頂きました。

  

紹介状に

>変色があり、パノラマを撮影したところ歯根の短縮と歯髄腔が狭窄しているように見えます。

>外傷歴、矯正治療の既往があります。

>以前に他医でこの歯は大学病院のようなところでしか治療できないのではないかと言われたということです。

>本人は特に変色は気ならないが、この歯の治療が可能なのか、必要があるのかを知りたいようです 

 

 

患者さんは40代の女性

2023 EEdental SEM (1).jpg 

左上1の色が少し茶褐色に見えます。

患者さんがいうには小学生の頃に埋まっていた左上1を矯正治療で引っ張り出してきたがその時から少し色が違ったとのこと。

  

レントゲン

2023 EEdental SEM (2).jpg

この変色した歯だけ神経管が細くなっているように見えます。

 

CBCT

2023 EEdental SEM (3).jpg 

この歯だけ水平断で見てみても神経管が細くなっている。

 

矢状断

2023 EEdental SEM (4).jpg

根の先の方には細くなった神経管が確認できます。

根の先も微妙な透過像があり。

 

患者さん本人の希望は

1、審美性より歯の長持ちさを優先させたい。

前回診断を受けたのは15年前(20代の頃)

 

とのこと、15年経過でこの状態、痛みや不快感などないのであれば今触る必要ないんじゃないか!?

 

根管治療をしようとすると、歯の上からの根管治療+外科的歯内療法が必要になってくる感じ。

そうすると、リスクの面からいえばパフォレーションの恐れ、外科処置による歯の動揺 など

あり介入したが為に歯の寿命を極端に短くしてしまう可能性:大

 

ということで今回は経過観察にしました。

 

ただ、患者さんには「非常に難易度が高い歯なので、もし治療が必要になった際には歯内療法専門医をはじめから頼った方がいい」

とお話させてもらいました。 

  

患者さん毎にゴール設定はバラバラでいいと思っています。

もし、この歯を審美的に改善させたいという希望があれば、それはそれでベターな治療計画を考えますが、患者さんの希望は長持ちさせたいということでしたので、今回は経過観察がベターだと判断しました。

歯科治療はまずは診断が大切ですし、診断でその多くは決まってしまっています。

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症状のない大きな虫歯の神経保存

患者さんは30代女性

左下に虫歯で穴が開いているが現在症状などは特にない

  

レントゲン

2023 EEdental UE (1).jpg

かなり大きな虫歯があり、歯の1/3ぐらいが虫歯・・・

 

一般的には「神経を取ってクラウンで被せましょう」という大きさ

私も術前時の説明の際に、たぶん神経を取って被せ物を入れる治療に可能性:大

と説明

  

症状のないことより、一度治療をスタートして残せそうならAIPCやシールドレストレーションで治すか!?と提案

患者さんは残せるのであれば神経は残したいとのことで、AIPCを行いました。

治療時間:2時間

2023 EEdental UE (3).jpg

かなり大きな虫歯で正攻法で行えば、神経を取りクラウンコースでした。

 

ただ、患者さんには

「術後、大きな自発痛や持続する温水痛が出た場合は処置が間違えているという体のサインだから後で神経を取る」と説明 

神経を取る場合はレジンに3mmの穴を開け根管治療するつもり。

こういった大きな虫歯は後で神経が死んでくることがあるので、他の件もあり3か月後にレントゲンを撮らせてもらいました。

2023 EEdental UE (2).jpg 

 とりあえず短期予後は問題無さそう。 

  

術後3カ月の口腔内写真 

2023 EEdental UE (4).jpg

問題無さそうです。 

 

虫歯が大きい場合でも戦略によっては神経保存が可能です。

現在日本でも治験のように神経作る治療がスタートしていますが、その治療費80~90万円(成功しても失敗してもこのぐらいの金額がかかるそうです)

保険治療で神経を取る場合1万円  

 

虫歯が大きという理由だけであれだけ簡単に神経を取り、作りたければ80倍以上の費用がかかる。

治療費に凄い矛盾を感じる・・・

 

もうちょっと自分の神経を残す覆髄が注目されてくれればと思いますね!( ^_^)/ 

今日も淡路島から歯科医師の先生が神経を残したいと来院されますが、歯の神経は歯の寿命に大きく関係しており、歯の神経の価値って凄い大きいですよ!

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祝日は診療しております。

ネットで検索すると自院のHP以外にも色々病院のサイトが出てくるのですが、

まぁ、勝手に色々かかれておりEEデンタル 祝日休みとか書かれておりますが、

基本的に祝日は診療を行っております。

 

開業して2~3年ころはそういった病院掲載サイトも少なかったので、

問い合わせページから修正をお願いしていましたが、このような病院サイト新たに似たようなサイトが毎年、毎年立ち上がっています。

  

愛知県の医療情報ネットなどはどうやら義務のようで、毎年保健所から連絡があり毎年自分で修正をしないといけないのですが、他の病院サイトは向こうが勝手に間違えて掲載しているのもを一々こちらが修正申告しないといけないので、なんなの!?と思ってしまいます。

 

正直、掲載止めてくれないかなこういった適当な病院検索サイト。。。

検索サイトでかかる病院検索する人っているの!?

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小さなお子さんのいるお母さんは前歯は気を付けてね。

ちょくちょくある子供の頭が前歯に当たって歯が折れてしまった・・・

後、折れてはいないが歯がグラグラする、ジンジン熱を持った感じがするなど

 

前歯がかけた場合、レジンを詰めたり被せ物を被せたりして歯の形を再現するのですが、

外傷歯の診断は非常に重要になるのと、処置はできるだけ速やかに必要最低限の処置から試すがいいと思います。

*と、言ってもかかった先生の経験値で処置内容は違ってきてはしまいます。 

 

患者さんは40代女性

2013年に痛みと歯が浮いたよな違和感を何とかしたいとのことで来院してもらった患者さん

 

前歯の根管治療を行い、ペインクリニックの方で投薬治療を行ってもらい

痛みを取る為に3年近くかかった歯でした。

 

 

が、

 

お子さんと遊んでいたら外傷でその前歯が1/4ほどかけてしまい

近医で治してもらった前歯

2023 EEdental MOA (1).jpg

レジンが詰めてありますが浮いている感じ。

 

過去に先生には痛みが引かない為

「抜歯、矯正、インプラント」など言われたそうで、治療するのが怖いのでなるべくなら触りたくない。

思うんですけど、その先生で治せなければ他の先生に紹介状を書くべきでは!?

「歯を抜く」なんてパワーワード出さない方がいいと思うのですが・・・ 

   

今回ちょっと外れそうだったので、やり直しをさせてもらいました。

 

レジンを外すと水平方向にエナメル質にクラックが見られました。

この破折線を処理しようとすると結構歯を削る必要があります。

やろうとすると歯の上半分ぐらい削って、エナメル質にファーストベベル・セカンドベベルをつけダイレクトべニアでしょうか。

 

今回は、審美性より必要最小限の治療を行った方がいいと考えクラックはのこしたままレジン充填

(治療のゴール設定は患者さん毎、部位毎でいいと思っています)

*このクラックで問題が出ることはほぼないと判断しています。

 

顕微鏡下でレジン充填 

2023 EEdental MOA (2).jpg

OA3+エナメルA3+乳歯色をベースにして、オークル、ホワイト、イエローでステイニング

その上にクリアー系レジンでコーティング

 

歯が乾燥しているので少し白っぽくみえますが、半日もすれば唾液の影響で元の歯の色に戻ります。

そうするとクラック部分はもう少し目立たなくなると思います。

  

最初のような段差のレジン

2023 CR.jpg

歯茎の上にどっさりレジンが詰めてあり、汚れが溜る歯肉炎発生装置に・・・

 

ただ、個人的には保険診療であればある程度仕方がないと患者さんに説明しています。

基本的に裸眼では縁を合わせきれませんし、今やアジアの中でも激安の部類に入る日本の保険治療費ではこれぐらいは仕方がないんじゃないかなと思います。

*現在タイなどのアジアの国でも1本レジンで数万かかるみたいです。(日本は4000円ぐらい)  

 

 

帰り際に動画を見て、患者さんに

「細かっ! 先生毎日顕微鏡でこんな治療しているの!? それじゃあ片頭痛も出ますよね!?」

と気遣ってもらいましたが(笑)

 

まぁ、これを仕事にしようと思った時点で職業病の仕方がない部分もありますね。

定期的に整体に行ってメンテナンスしております。

(とっても片頭痛の前兆が出ないと行かないんですが・・・)

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お知らせ、

今日3月17日はスタッフ1名が卒業式の為にお休みを頂き。

私とスタッフ1名になるので、電話などの対応が出来ない可能性があります。

留守番電話にしておきますので、もしご予見のある方は留守番電話の方にメッセージwよろしくお願いします。

 

昼頃に手が空きましたらこちらから電話させて頂きます。

 

お休みのお知らせ

4月2~4日 お休みを頂きます。

4月29日~5月8日 までAAE(アメリカ歯内療法学会)参加の為 お休みを頂きます。

 

よろしくお願いします。

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新規初診患者さん予約状況

昨日メールをもらい、

>ネットで調べたら予約で一杯という話が沢山出てきた

と連絡を頂きました。

  

調べてみると、過去のEEデンタルのブログで新規所信患者さんは3カ月待ちなどと書いた過去(2019年前の)のブログが沢山ヒットしてきました。

すみません、過去のブログは基本手を付けないのでご迷惑をおかけしてしまったかもしれません。

 

一応、分かる範囲で消しておきます。

  

保険医の先生とお話すると、多くの歯科医院はコロナの影響をそこまで受けなかったと言っていますが、

EEデンタルはたぶんコロナの影響をかなり受けた状況で、患者さんは激減しました。

理由は簡単、来院して頂く患者さんが市外、県外がメインで地域密着ではなかったことが最大の原因。。。

 

何回かあった国からの医療機関への助成金、EEデンタルは自費診療機関ということもあり1回も貰えませんでしたが・・・ 

いいですねぇ~感染拡大防止対策支援金 - EE DENTAL_Blog

結果的に落ち込んだのは保険医療機関より、自費診療機関(笑)

 

   

最近になりありがたいことに遠方の患者さんも戻ってきてくれています。

が、

いかんせ、私が1日3~4人の診療に慣れてしまい、もう1日5~6人の治療は無理!

というかここ最近の老化で集中力も1日4人が限界です。

基本的に仕事は焦った環境やイライラした心理状況では絶対に良い診療は出来ないと考えているので

コロナ前の状況に戻すつもりはありません。

 

別にお金儲けがしたい訳ではないですし、来院して頂ける患者さんをしっかり診療すれば良いかなと思っております。

1回の治療に時間をかけれる分たぶん成績も上がっていると感じます。

*根管治療や虫歯治療は1回で仕上げた方が術後トラブルも少なくなります。 

 

現在新規の患者さんの制限はありませんが、コロナ基準の緩和と共に新規の初診患者さんの制限を行わないといけなくなる可能性もあるかもしれませんのでそうなったらまたブログで告知します。

*初診来院から10日~2週間後ぐらいに治療枠が空いております。

   

後、予約に関してはダブルブッキングを防ぐために電話のみとさせて頂いております。

予約の際は EEデンタル:0532-57-7707 までお電話ください。 

 

以上が報告になります。

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ヒアルロン酸注入・ボツリヌス治療セミナー

久しぶりに大阪の方へセミナーに出かけました。

今回は「ヒアルロン酸注入・ボツリヌス治療セミナー」

レジン屋・歯内療法専門医にいる治療オプションか!?

 

と言われれば、

ヒアルロン酸は審美的な治療になるのでやるつもりはなかったのですが、

ボツリヌス注射はかむ力を軽減させるのでかなり歯内療法や、レジンと関係があります。

 

レジンを詰めて毎回かけてくる、歯内療法をした歯が折れる。

これ殆ど夜間の歯ぎしり(咬みしめやグライディング)、や必要以上の力で咬んでいることで

歯や詰め物に負担がかかってしまい、起ってしまいます。

 

噛み合わせの調整や、ナイトガード(マウスピース)で対処していたのですが、やはり限界があります。

 

 

ちょっと専門的なことを言うと、

口を閉じる筋肉は咬筋・側頭筋・内側翼突筋という筋肉が関与しています。

この咬筋と側頭筋はかなり大きな筋肉で力も多大です。

 

現代人は300年前に比べそんなに固いものは咀嚼しません、また生命の寿命も倍以上延びています。

言い換えると、必要ない大きな力で歯を痛めつけています。

人生40年であった時代なら歯も耐えれましたが、人生80年となると歯の寿命の方が先に来てしまいインプラントや入れ歯のお世話になります。

  

歯の寿命を考えると、①歯の強化を行う、②生活には支障ない範囲で歯にかかる力を弱める

この①は今の所考えつく方法がありません。

②に関しては、顎を動かす筋肉の力を弱めればいい

 

この②のアプローチでボツリヌス注射を大きな閉口筋である咬筋に行います。

すると、筋肉が小さくなり咬む力も弱くなり、結果歯根破折やレジンのかけなどの軽減にも繋がるのではないかと思いセミナーに参加してきました。

 

やり方は咬筋に注射を行います。

ただこれだけ(笑)

 

過去に一度師匠が行っている施術を見ているので、だいたい分かってはいたのですが・・・

ボツリヌス治療の材料などを買う窓口が無かったので今回セミナーを受け購入できるようになりました。

 

講師の先生曰く、

初年度はだいたい年に3回ぐらい

その後、筋肉の戻りをみながら年に2回ぐらい

という感じだそうです。

 

美容系の医科などで高い病院で1回6万ぐらい、歯科では1回3~5万ぐらいが相場のようです。

 

 

とりあえず、5セット注文はしてきたので興味のある方は院長まで

(2~3週間で届くそうです。)

ランニングコストとして初年度10万ぐらい、その後は年に4~7万ぐらい必要になるとお考え下さい。

 

注射を止めても、しばらくは効果があると思いますが、たぶん数年ぐらいすると元の筋肉量に戻るような気がします。

エラの張った方や過去に歯根破折を起こしてしまったような方にお勧めです。

*一応やっておいた方が良さそうな人には院長から告知させて頂きます。 

  

 

今の所、私が興味ないからヒアルロン酸は導入予定なしです。(笑)

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