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咬むと痛い歯 介入のタイミング

EEデンタルの患者さん層は40代以上の方が2/3ぐらいです。

はやりこの年齢層になると出てくるのが「破折」

日本人の調査では55~75歳の間で歯がポキポキ折れてきます。

 

患者さんに説明するフレーズに

「歯は消耗品、使い方で寿命も早くなる」と言います。

6歳ぐらいから永久歯が生えてきて、毎日使っていれば悪くもなります。

歯だけ生えたての状況を維持出来る訳ではありません。

 

特に歯にダメージを与えているのが歯科治療、治療といっても元の状況に戻している訳ではありません。

ホント義足・義手を作っている類の医療であり、治した所もガシガシ使っていればそんなに長く持ちません。

また人工物の寿命を大きく短くする因子が歯ぎしり・・・

もうこればかりはどの歯科医師も白旗を上げざるを得ません。

   

破折に関しては、神経を取った歯に多く見られますが、一度も治療したこと無かった健康な歯でも50歳を過ぎると折れてくることがありますが、歯を残せる破折と残せない破折が出てきます。

まず大きく分けると見えている白い歯に起る「歯冠破折」と歯茎の中の歯の根が折れる「歯根破折」  

圧倒的に予後が悪いのは「歯根破折」です。

接着修復などの方法もありますが、基本的に私は抜歯を言います。

 

また上から歯が割れる歯冠破折ですが、これも治療介入時期により歯の予後は変わってきます。

 

先日、近医の先生から紹介があった60代の患者さんaさん

激痛がありかかりつけのA歯科医院で「折れているから抜いた方がいい」と言われ口腔外科へ

口腔外科の先生に「根管治療したら治ると思われるから、一般歯科で治してもらってください」

B歯科医院でも「折れているから抜いた方がいい」

 

先生によって言うことが変わるので当然不信感は出てきます。

B先生に「歯内療法専門医に一度診てもらったら!?」とEEデンタルへ

私も話を聞いて、歯を見て顕微鏡画像でここに破折線があるので抜いた方がいいと説明しました。

2026 EEdental US(1).jpg

遠心面に縁下深く破折線があり、その線は咬合面から頬側面にかけて破折線がありました。

 

患者さんもこんな画像見せてもらっていないから、折れているなんて信じられなかったと話されていました。

⇒再び口腔外科に行ってもらい抜歯をお願いしました。

 

一方、こちらのケース

40代の患者さんbさん

2026 EEdental S.jpg

裸眼でも歯が割れているのが確認できます。。。

 

ただ、私の見立てではこの歯は残せると判断し保存治療を行いました。

 

理由は折れた後に起る細菌感染がどこまであるか!?

レントゲンを見た時にaさんは

2026 EEdental US(3).jpg

クラックが歯髄に達しており、その後時間が経過して神経が死んでしまっている。

 

この歯はたぶん昔から咬むと痛みがあったはずで

痛みがあるにも関わらず使っていた為クラックが進行して神経に達し、細菌感染して膿んでしまった。

 

経験上、こうなると予後は悪いです。

患者さんには残す治療はできますが、たぶん予後は悪く抜歯になる可能性が高いと説明

 

咬んだ瞬間だけ一瞬痛い歯というのは何らか問題があり、奥歯などは折れていることがあります。

 

一方bさんは、最近痛み出したということでレントゲンを撮っても神経は死んでいなかった為

保存治療を行いました。

 

歯は使っていれば必ず悪くなります、治療していない健康な歯でも折れてしまえばそれは寿命です。

ただ、治療の介入の仕方によっては多少余命を長くすることができます。

 

咬んだ瞬間だけ痛い歯は注意してください。

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MB2 ニッケル・チタン穿通・形成法 

以前、中部歯内療法学会で使用した動画をYouTubeにアップしました。 

術前⇒術後 レントゲン

2026 Ni-Ti.jpg 

動画 

愛知県EEデンタル【MB2 ニッケル・チタン穿通・形成法】根管治療 

 

MB2は9割近くに存在しますが、細過ぎて見つけられませんし見つけても治療の難易度はかなり高いです。

一般的にMB2より太いMB根でも治療されていない歯は多いです。

2026 EEdental E.jpg

理由は道具が入りにくく、術者の技量が出てしまうからです。

  

細い根管は多くの場合、穿通で手間取り非常に時間もかかります。

*ホント、神様がいるなら何故こんな道具の入りにくい所に神経管2つも作った!?と思います。

またレッジを作りやすく、細い根管は一度レッジを作るとリカバリーも非常に大変 or ほぼ不可能です。

 

今回のニッケルチタンを使った方法はクラウンダウンで上を削って徐々に下に向かいます。

①#10(0.1mm)マイクロオープナーで根管口の位置を探ります、手の感覚で0.5~1.0mmぐらい刺さる所

*多くの場合でイスムスを突いていれば出てきます。

②その場所をにニッケルチタンで突きます。 

*プロテーパーゴールド「SX」を使用しています。

ニッケルチタンを使う場合は必ず根管内に液体(私はNC)を入れておきます。

③切削片のデブリが大量に出るので、詰まらせないように適時洗浄とニッケルチタンファイルの掃除

④真ん中ぐらいまでSXが入ったら、一度#08ファイルを入れ、根管軸を確認

*MB根に合流する頬側軸、MB2が独立した真下に進む軸、MB2根がありファイルが口蓋側方向に進む軸(レア)

⑤軸の方向が分かったら、プロテーパーのS1に替えピッキングモーションで進めます。

*気長に根尖方向に進めますが、「S1」だけ長々使わず20~30秒使ったら「SX」を10秒の繰り返し。

**この際イスムスがあれば、S1の側面を使ってイスムス部分の切削も同時に行います。

 

文字にするとこんな感じです。

推奨ファイルは、プロテーパーゴールド「SX」「S1」です。

アルティメットでもいいですが、S1のテーパー不足を感じます。 

 

この方法の注意点としては「ファイルに非常に負担をかけるので、ファイルの仕事量が多いと感じた場合はファイルを廃棄してください」

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EEデンタル2025年 歯内療法専門医 根管治療傾向

毎年恒例のスタッフに調べてもらいましたシリーズ

 

2024年のEEデンタル根管治療 

総根管治療本数:110本

   

まずは、抜髄:12本 

前歯:0本

小臼歯:治療回数1回3本 

大臼歯:治療回数1回5本 治療回数2回3本 治療回数4回1本 

*うち内部吸収小臼歯1本、大臼歯1本

  

感染根管98本(うちネクローシスパルプは21本)

前歯:治療回数1回17本 治療回数2回1本

小臼歯:治療回数1回8本 治療回数2回5本 治療回数3回1本

大臼歯:治療回数1回10本 治療回数2回49本 治療回数3回4本 治療回数4回1本 治療回数5回1本 治療回数6回1本 

*治療回数が多いケースは殆ど非歯原性歯痛となります。また痛みが引かないケースは殆ど女性でした。

 

MTA根充:110本中29本 

今年は1/4にMTA根充をしていたみたいで例年に比べ少し少ないですね。 

数日前に書いたブログですが、MTA根管充填に関して - EE DENTAL_Blog 

上顎大臼歯(第一、第二)のMB2

41本中15本MB2 発見処置

41本中0本MB3 発見処置 

*第一大臼歯は9割以上はMB2あると言われていますが、そんなに見つかりません。。。  

  

パフォレーションリペア6本(前歯1本 小臼歯2本 大臼歯3本)

破折ファイル除去6本(前歯0本 小臼歯0本 大臼歯6本)

*ファイルは感染源にはなりませんが、取れれば取りますし取れなければ徹底的にその歯を洗浄して細菌除去を行います。 

【外科】 

・外科的歯内療法:7本(前歯:2本 小臼歯:2本 大臼歯:3本)

根管治療で治らない歯を対象としています。最初から外科的歯内療法をチョイスすることは稀です。 

・分割抜歯(ヘミセクション、トライセクション):5本

ヘミセクション(下顎)より、トライセクション(上顎)の方が予後が良い気がしています。

珍しい第2大臼歯の分割抜歯 - EE DENTAL_Blog

 

【自分のエラー】 

フレアーアップ:2本(2/110) 確率1.8%

ファイル破折:1本 

パーフォレーション:0本

例年と同じ感じですが1本ファイルを折ってしまいました・・・

 

過去データーになります。

2019年

EEデンタル2019年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2020年

EEデンタル2020年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2021年

EEデンタル2021年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2022年

EEデンタル2022年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

2024年

EEデンタル2023年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog 

2025年

EEデンタル2024年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog

 

毎年調べてもらっていますが、ピークの過ぎた歯科医師としては前年より大きく変わりのないことが今は大切だと考えています!

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お休みのお知らせ

1月31日(土曜日) 消防関係のライセンス講習受講の為お休みましす。

2月10日(火曜日)、11日(水曜日)もお休みを頂きます。

 

よろしくお願いします。

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MTA根管充填に関して

たまに患者さんに根管充填後に

「ネットでは根管充填材にMTAセメントを押している歯科医院もあるのに、何故私では使わなかったのか!?」

と聞かれることがありますが、正直このMTAって凄く良い材料だとは思いますが、全てのケースで使う必要はないと考えます。

特に私は初回根管治療(抜髄、ネクローシスパルプなど)では殆ど使いません。

 

理由は、

①MTAを入れやすくするためには結構歯(根管)を削ります。⇒将来、歯根破折のリスクが上がる

②MTAはきちんと硬化すると除去が難しく、再根管治療より外科的歯内療法になることが多いです。

⇒つまり2回出来るはずの根管治療券を1回分捨て外科に移行します、外科的歯内療法が失敗すれば次は抜歯になります。

 

患者さんが勘違いしているのは、根管内にMTAセメントを入れれば大きく成功率が上がる訳ではありません。

毎回書きますが、歯科治療において材料に差というのもは極々僅かです、成功の最も大きな因子は歯科医師の知識を技術です。

歯内療法専門医の抜髄の成功率は古今東西おおよそ90%、MTAを使って成功率が上がった所で1~2%上がれば良い方だと私は思います。

 

NTAセメントを使わずガッタパーチャーを使用して失敗に終わった場合でも、再根管治療をすれば80%前後は治ります。

 

つまり、100本治療した場合

MTA根管充填をした場合10本が失敗し外科的歯内療法へ、

ガッタパーチャーを使った場合は10本が失敗し、再根管治療で80%が治るので2本が外科的歯内療法へ

歯を長く残したいならどちらを選択しますか!?  

 

また、歯内療法専門医の立場的にもショッキングなデーターなのですが、

40年前の顕微鏡、ニッケルチタン、超音波、MTAセメントが無かった時代

最先端の機器がある現代の根管治療

実は、成功率は大きく変わっていません

抜髄90% 感染根管(再治療)70~80%

 

つまりこれらの現代エンド(顕微鏡、MTA)の神器を使わなくても細菌感染に対する原理原則(隔壁・ラバーダム・仮蓋)を守れば成功率は比較的高いと言えます。

 

私が患者なら一番の希望は「歯を長持ちさせたい」これに尽きます。

 

 

じゃあ、何でネットでは根管充填材にMTAセメントが良いと触れられているのか!?

私が推測するに保険医療機関で自費の根管治療を行う為には便宜上、治療のどこかで自費材料の使用が必修です。

10年前のブログですが:自費治療で行う根管治療 - 自費治療専門・歯内療法専門医 EEデンタル

保険医療機関では原則、保険治療で出来ることは保険で対応が義務だと昔は教えられました。

*プラスチックで治せるところをセラミックにすれば自費治療と同じです。

 

ただ、今の保険治療費は格安すぎて、自費である程度費用を頂かないと時間をかけて治療出来ません。

1回300円の治療費でラバーダム(原価80円)&顕微鏡(300~800万)&ニッケルチタン(8000円)使用はできません。

 

MTAセメントを用いてもそれほど成功率が上がる訳ではありませんが、きちんと治療するには歯科医師の時間を買ってもらう必要があります。

その為にMTA根管充填という名目で時間を確保さえてもらうように思えます。

追記:ちょうどネットニュースにも

「銀歯治療するほど赤字」 貴金属高騰で歯医者ピンチ 1本あたり3000円自腹(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

というニュースがでてきていましたが、保険診療はホントカツカツの状態だと思います。

 

 

自費治療で治療を受ければ保険の根管治療より良いとも言えませんが・・・

これでいいのか?自費根管治療 - EE DENTAL_Blog

 

先日も大学病院からのセカンドオピニオンで来院された患者さん

某インプラント歯科で「保険治療の根管治療はダメ!信用できない、バイオセラミック(MTAなど)で根管治療しなおさないといけない(自費治療)」と言われ根管治療をしたようなのですが・・・

レントゲンを見ると、根尖寄りのガッタパーチャーは以前の物が残ったままだし、殆ど意味のない中間部にMTAが少し入っており除去不可能ぐらい長いファイバーポストが入っている。

大学病院の先生も外科的歯内療法ぐらいしか残す治療がないということでした。

 

たぶんそのレントゲンを歯科医師が見れば、「えぇ~、このクオリティーで自費!?」(心の声)

バイオセラミックじゃないといけないという割にガッタパーチャーも取れていないし、何の為に再根管治療したの!?

 

根管治療は2回しかできないので、私は保険治療だろうが自費治療だろうが根尖病変さえなければ再治療はあまり勧めません。

ネジ屋さん金儲け考え過ぎだわ。。。

  

というケースがありました。

因みに、私もファイバーコアが長過ぎて除去は困難を極める為、大学の先生と同じように「外科的歯内療法が良い」と判断しました。

 

バイオセラミック(MTA)、ファイバーコア、良いとされる材料使ってもこんなものです。

先に書いたように歯科医師の知識と腕の方が成功に与えるインパクトは大きいです。

 

患者さんからしたら歯科医院のホームぺージなので正しい情報だととらえられますが、これはEEデンタルのサイト含めホームページは集患ツールなのですから、真偽はかなり専門的な情報を洗わないと真実は分かりません。

  

年に1~2名ぐらいの患者さんに質問される「MTA根管充填」

あまり材料に期待しない方がいいですよ(笑)

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根管治療後の支台歯形成&印象

休みの間のデーター整理中に出てきた2023年に編集した動画になります。 

クラウンを作る際に何をしているのか!?

歯の縁をこのように整えています。 

 

縁をガタつきがないように整えた後に、シリコン印象材(ゴム)で歯型をとります。

*型取りは約5分程度で固まります。

 

この歯型を技工士さんに送り、クラウンを作成してもらいます。

*クラウン製作には約2週間かかります。 

 

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2026年 あけましておめでとうございます。

2025年12月31日 日の入り

2026 EEdental 1 (0).jpg

年末から色々雑用 をしておりました。

 

また医院のパソコン、バックアップ用ハードディスクが逝ってしまった為

その修復をしておりました。

 

昔のデーターを見ながら

2012年 レジン

2026 EEdental 1 (1).jpg

術後①

2026 EEdental 1 (2).jpg

術後②

2026 EEdental 1 (3).jpg

 

色々やっていたなぁ、と思い

心機一転今年も治療の質にはこだわって行きたいなと感じさせられました。

 

2026年もよろしくお願いします。

1月6日より通常診療を行いますので、何かありましたら医院の方までご連絡ください。

 

お休みのお知らせ

今年も残すところ1ヵ月今年の診療は12月26日までとさせ頂きます。

27日は大掃除

12月28日~1月5日までお休みを頂きます。

 

もう1点

7月にブログにさえて頂きましたが、来年から保障期間が変わりますのでご注意ください。

保障期間変更のお知らせ - EE DENTAL_Blog

 

以上となります、よろしくお願いします。

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これで行けるか? レジン治療

最近、根管治療のネタばかりでしたがレジン治療も毎日のように行っております。

今回は久しぶりにレジンネタを 

 

昔から来院して頂いている患者さん

以前虫歯の治療を行ったのですが、残した自分の歯(エナメル質)の先端がかけてきてしまいました。

2025 EEdental KTI (1).jpg 

詰めたレジンは外れていません。

  

4級レジン充填という形でレジンを何度か詰めたのですが、毎回半年しないうちに取れてしまう・・・

今回に関しては12月の頭に詰めたのですが、1週間で外れてしまう。

 

患者さんは普段からここで咬まないように細心の注意をはらってくれているのですが、原因は夜間の歯ぎしりと推測されます。

2025 EEdental KTI (4).jpg

咬み合う歯も擦れてかけており、以前この部分を少し咬合調整させてもらい当たりは弱くしているのですが・・・

 

たぶん、またレジン詰めても取れるだろうな・・・

と推測し、患者さんに虫歯は無いけど前に詰めたレジン一度外させてもらい、もう1回詰めさせてくださいと説明

 

理由は以前接着歯学会に参加した時に、演者の先生が

レジン+レジンはどんな接着処理をしてもくっ付かない、歯質+レジンの方が接着力が大きいと聞いたことがあったので、今回はその言葉にかけてみようと

私は接着マニアではないので、メーカーの指示通りのことしかしていませんが、シラン処理の限界だろうなと推測

 

麻酔をして一度レジンだけを除去

2025 EEdental KTI (2).jpg 

ここからレジンで立ち上げます。

 

30分後

2025 EEdental KTI (3).jpg

ウエッジで歯肉を押していたので歯と歯の間の歯肉は下がっていますが、

2~3日で元通りに回復します。

  

昔の勤務医の頃は一度レジンで外れたら、じゃあ被せましょう!と言い

前装冠orセラミッククラウンを製作していましたが、

今の私の考えは削れば削るほど歯の寿命は短くなっていると考えているので

なるべく必要最小限の処置で済ませたいと思っています。

 

これで外れたら、いよいよべニア修復かなと患者さんに説明させて頂きました。 

 

 

歯の治療 

治しても咬む力に耐えられるか!?でも詰め物の寿命は大きく変わってきます。。。

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珍しい第2大臼歯の分割抜歯

残すところEEデンタルの診療も26日金曜までとなりました。

お休みは12月27日~1月5日までとなり、1月6日から通常診療となります。

  

今回は殆どやらない、出来ない第2大臼歯のトライセクション

第一・二大臼歯は3本の根に分かれており、1本の根が折れてもその折れた歯だけ抜く方法もあります。

ただ、第一大臼歯は3本が分かれているので分割しやすいのですが、第二大臼歯は三根が癒合(くっ付いて)しており分割が出来ない歯が多いです。

 

今回の患者さんは50代女性

全顎検査をさせて頂いた際に第2大臼歯の近心頬側根に病変が見られました。

2025 EEdental YAH (1).jpg

根管治療をスタートさせると、病変のある近心頬側根にクラックがあり

ちょっとこれは保存不可能・・・

 患者さんはオープンバイトの為、奥歯2本しか咬んでいなようなかみ合わせなので

それが原因になっているような感じがします。

 

ただ2本しか咬んでいないのでこの歯を抜くと凄く咬みにくくなる予感

抜いたら抜いたで次はインプラントしか方法はありません。。。

  

幸いCTで見るとこの第二大臼歯は根が開いており癒合していないので、

患者さんにトライセクション(分割抜歯)を提案

 

1回法で根管治療+分割抜歯

2025 EEdental YAH (2).jpg

この後仮歯を入れ経過観察 

  

たまに仮歯はとれてきましたが、1年2ヵ月経過し

2025 EEdental YAH (3).jpg

 問題無く使用出来ており、骨もしっかりできているので本歯を入れることに

 

ゴールドクラウンを入れさせてもらいました。

2025 EEdental YAH (7).jpg

今の私は分割面をいかに滑沢に仕上げるか(抜歯のカット面含め)、またこの分割ラインにはマージンは付けていません。

 

側面(写真の設定を間違え見にくくてすみません^^;) 

2025 EEdental YAH (5).jpg

抜歯した部分は基本歯肉にくっ付けます。

*このダミー部分の下は磨かなくても殆ど問題になりません。 

2025 EEdental YAH (4).jpg 

クラウン内面 分割した部分はメタル(金合金)です。

 

レントゲン

2025 EEdental YAH (6).jpg

ゴールドクラウンSet

強く当てないように狙って咬合紙1枚抜ける感じで作りました。 

 

基本的に抜歯はあまりしないのですが、こういうケースを年に5~6件ぐらい行うので

繊細に行う抜歯の練習はしないとな・・・と思います(笑)

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