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歯内療法日記: 2011年3月アーカイブ

歯内療法学会 (テーブルクリニック)

昨日、中部歯内療法学会が終わりました。

20110324_805726.jpg

吉岡先生のブログから失敬(^ー^*)ノ

 

聞きに来て頂いた先生方ありがとうございましたm(_ _ )m

 (帰ってきたら、3件も今日の件のメールがありました)

 

直前に自分の発表スライドをまとめたプリントを作った訳ですが

 

中部で行う歯内療法学会、数年前に参加した時も40人ぐらいだったので、

 

まぁ、50人来場があったとして、発表者は6人

50÷6=8人ちょっと

 

ん〜、

10枚ぐらいでOKだろ!!(-`ω´-,,)

 

友人に話と

「はぁ〜!?、そんな枚数でいいの!?」(#`Д´)

 

と言うこともあり、増刷決定!!

 

 

32〜33枚・・・、これだけあれば十分過ぎるだろう!!(`ω´*)o

 

と言うか、絶対あまる。。。

 

 

正直、プリント山積みなのに聞いてくれる先生4人とかだったら

「嫌だなぁ〜」

「持って帰ってくるのめんどくさいなぁ〜・・・」

 

と本気で思いつつ(笑)

 

実際蓋を開けてみると・・・

プリントが全然足りない。。。(p・Д・;)

 

椅子の数まで足らず、立ったまま発表を聞いてくださる先生も沢山おられ申し訳ありませんでした。

 

 

 発表後、

「先生の講演目当てで来ました」

と言う先生もおられまして、

これを聞かされてしまうと、もう少し作り込んで行けば良かったと反省。。。

 

 

 

話を聞きに来て下さった先生方、

ありがとうございました!!(・∀・)

 SCN_0003.jpg

 

前日の夜はみんなで

 

ennkai.jpg

 

 

 

あっ、

直前ですが、4月10日〜4月19日午前中まで診療をお休みさせて頂きます。

サンアントニオで行われるAAE(アメリカ歯内療法学会)に参加してきます。

(てっ、サンアントニオってどこにあるんだよ(゚Д゚≡゚Д゚))

 

 

英語全く分りませんが、

『雰囲気』を楽しんできます!! (・ω・;)

 

 

去年のAAEはこんな感じでした。

http://eedental.jp/eeblog/2010/04/or.html 

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3月21日 スプリングセミナー

今度の月曜日名古屋でテーブルクリニックさせてもらいます^^v

 

まだ21日に予定の入っていない先生がおられましたら

「mm:ミリエンドからμm:マイクロエンドへ」

と言うタイトルで根管治療の話をさせて頂きます。

 

私の一番得意な分野の

 

 

一番・・・!?

 

 

 

歯内療法レジンの2つの分野しか治療していませんが(・ω・;)

 

toizyoukon.jpg

(何根出てくるんだこの樋状根。。。)

 

 

 

お土産用資料作成中です!!(^ω^)

 

http://eedental.jp/eeblog/2011/01/in.html

 

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Transient Apical Breakdown 「トランシエット アピカル ブレークダウン」

3月13日に中村教授(愛知学院大学 歯内治療学講座)の講演を聞きに行っていました。

 

中村教授の話で興味深かったのが

 

「トランシエット アピカル ブレークダウン」

(TAB)って何ぞや!?

一過性に壊死に至った歯髄が元に戻る。


現象のことです。 

 

*これ書いちゃうと勘違いする患者さんが出てきてしまいそうで少し怖いですが。。。

 

 

 


  

メモってきたことを、

 

『外傷により、歯髄が壊死を起こし根尖病変が出来ても、根尖(根の先)の歯根吸収が起こり根尖が広がった後に歯髄が再生することがあるそうです。

その後、根尖の病変は治って行くそうで、その際電気歯髄新で無反応だった歯髄も健康な歯髄反応に変わる』

 

とのことです。

 

 一般の方には難しいですね、

簡単に言うと、「衝撃で一度死んだ神経も稀に生き返る時がある」と言うことです。

 

中村先生の話では、「TAB」(トランシエット アピカル ブレークダウンって長い!!)

・亜脱臼

・歯髄壊死、歯の変色(オブリタレーション

・根尖部の歯根吸収

・根尖孔の拡大

・歯髄腔の狭窄

・脈管系の増殖

を見るといいそうです。

 

多少の違和感、打診ぐらいなら様子見でいいそうです。

愛知学院大学では9ヶ月ぐらい様子をみているそうで、スライドであった症例でも

外傷歯2本の歯の経過をみていましたが、1本はTABで何もしなくても治癒して、もう1本は完全に神経が死んでしまい根管治療になっていました。

 

 

 

このような報告は過去にも

Andreasen先生の論文

日本外傷歯学会の報告があるそうで

 

気になる、『成功率は60%』程度だそうです。

 

 

話を聞くと、「へぇ〜、凄い!! こんなことが起こるんだ」と思いました。

 

 

一般の方へ、

このTABは一応『外傷歯』(転んで前歯をブッた)が適応みたいで、虫歯が出来て歯髄が死んだ歯には該当しませんので注意して下さい。

 

虫歯・歯の治療後に起こるものは「壊死」ではなく「壊疽」です。

「壊疽」は歯の中に細菌が入ってしまっているのでうまくは行きませんので治療対象外になります。

 

 

過去一度あったんですが、大きな虫歯があり根尖病変が出来てしまった方が、

MTA直接覆髄で治してください!!」

 

さすがに無理ですよと説明させて頂きましたが、40分ぐらい何とかならないのか言われた覚えが・・・

 

 

転んで前歯を打ってしまった方は大学などの専門機関を受診して頂くとこのような治療が可能な時もあります。

 

 

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