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歯内療法日記: 2011年11月アーカイブ

11月末に2011年の仕事を振り返る。

EEデンタルの年末のお知らせ、

「12月25日〜1月3日」まで

お休みさせて頂きます。

11月末に2011年の仕事を振り返る!

画像 003.jpg今、出来ることをする1年でした。。。

 

上手く行ったケース、上手く行かなかったケースどちらからも教えてもらう所は色々ありました。

 

endo2112.jpg

 

あっと言う間の1年でした。

 

 

 

しかし、歯科は深いですね!(。-`ω-)ンー

 

 

今日、11月30日最後の症例

 

seramiltuku.jpg

セラミック  4本(右上1・2・3、左上1)

レジン治療 2本(左上2・3)

歯内療法  5本

インターナルブリーチ

 

 

 

Oさんお疲れさまでした(^ω^ )/'''

 

ご主人のご紹介、ありがとうございましたm(_ _ )m

 

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MTAの決定的な欠点 (歯が黒く変色する 黒変)

まずは、前歯の動画を

非常に思いで深い1症例なんですが、

http://eedental.jp/eeblog/2009/12/2-1.html

 

レジン治療の前に根の方に問題があったので根管治療をさせて頂きました。

http://eedental.jp/eeblog/2009/12/post-26.html

 

で、その際にMTAで根の先端4mmぐらいを詰めて治療を終えました。

 

 

幸いなことに根の方の病変は2年で綺麗に治ってくれました!ヽ(・∀・)ノ

MTA kuro.jpg

 

が、

治ったのはいいのですが、問題が発生・・・(><;)

歯の色の問題。。。

 

実はMTAを使用すると歯が黒く変色することがあります。

術直後     術後2年

MTA2.jpg MTA.jpg

 

4年前ぐらいに調べものしていてこんなことが起こると言う報告は知っていましたが、

(日本では月星先生、福西先生が6年前ぐらいにクイントで報告していたかと)

実際前歯で起こると問題ですよね。。。

 

と言うか、

エンドレジンで診療組み立てている私には死活問題!

(神経取ったら全てセラミックで被せてしまう先生には問題にならないかもしれませんが・・・)

 

不思議なことに、

同じ術式をとっても黒変が強く出る時、弱く出る時、出ない時があります。

・多少変色したケース

M4.jpg M3.jpg

・変色ないケース

M2.jpg M1.jpg

ということで、ここ2年前歯などの黒くなって困ってしまう場所には

・MTA根管充填

・MTA直接覆髄法

は避けるようになりました(p・Д・;)

 

そういった理由からこのケースもMTAをあえて使用しませんでした。

http://eedental.jp/eeblog/2011/04/post-274.html

 

成功率もこだわりますが、

残った後のことも考えて綺麗に治療したいですからね!

v(・ω・)

 

 

と言うかメーカーもそろそろ売るだけでなく、こういったことオープンにしていかないと。

 

と思う院長でした(ー△ー;)

 

 

 

次回この黒変どこまで深く黒くなっているのか!?

の報告を!

 

 

 

暇な時に書きます。

 

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根尖病変(膿の袋)

普通、下顎の犬歯の神経管は1本なんですが、

極稀(発生率10%)に2本目の神経管があります。

 

以前イスムスの時の下顎の犬歯(糸切歯)

CI7.jpg

          ↑ 黒い丸が骨が無くなっている部分

 

根管治療の依頼を受け治療させて頂き、6カ月後

3.jpg

 

おぉ〜、少し骨出来てきていますね!(゚ω゚)

普通この歯の神経管は1本なんですが、もう1本神経管がありそこが感染してしまっていたようです。

 

そこを見つけ治すと!

 

膿で溶かされていた骨が少しずつ出来て来てくれます! 

 (赤丸の黒い部分は骨が溶かされてしまっている部分です)

 

あっ、

この歯『パフォレーション』もありそこもリペアさせて頂きました。

大きな問題が2つありましたが順調に治って来てくれているようです( ・∀・)ノ゛

 

次は半年後にレントゲンを撮って経過を見て行きます!

 

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見えると気になるイスムス 根管治療専門医

今日は始発の新幹線で豊橋まで帰ってきました(^∀^)

いやぁ〜、趣味の分野に近い勉強は面白い!

(趣味の分野しか仕事にしていませんけど・・・) 

 

今回は『見えると気になるイスムス』

図【イスムス】

zu1.jpg

*イスムスとは神経管と神経管をつなぐ溝のことなのですが、(穴と穴をつなぐ道路みたいな溝もの)

いかんせこの溝、小さくて幅は約0.1mmぐらいしかありません。 

 

裸眼で注意深く見ると、イスムスがあるのか・無いのかまでは確認出来ます。

しかし、イスムスのすき間が綺麗になっているか分りません。

この部分にも神経がありしっかり掃除出来た方が良い訳です。

 

図、今年の4次流用スライド 

isumusu2.JPG

イスムスが出やすい場所は決まっているようで、

・上顎4(上顎第一小臼歯) 

・上顎6(上顎第一大臼歯:近心頬側根)

・下顎6(下顎第一大臼歯:近心根)

に見られやすいとのこと、

2本の神経管が近接する場合は疑った方がいいようです(。-`ω-)

 

興味深いことに!

イスムスが見られやすい歯は、歯根破折も多く見られる傾向もあります。 

昨日の吉岡先生のエンドセミナーは個人的に興味がある歯根破折のネタが多く非常にためになりました!( ^-^)

しかし、歯根破折の診断は難しい。。。 

(これもブログで書こうと思って数ヶ月放置していますが^^;) 

 

吉岡先生:色々な意味でオタクな人です(笑)

「レゴが凄いんだって!」

「昨日それ、3回聞きました」

 

 

 

話を戻して、

イスムスは歯の上の方に多くの場合で現れ、

若い方には多くの場合で見られそういです。

*年齢を重ねると神経に石灰化が起こりイスムスが無くなる傾向があります。

 

出来れば、このイスムス部も掃除した方がいいと思うんですが、この0.1mmの部分をどう掃除するか!?(p・Д・;)

先端が0.5mmの激細の道具で削るか!?

削れば歯の中は空洞状態になり、破折のリスクが上がるかも。。。(´ヘ`;)

1.jpg

 こんなにするにはどうするのか!?

 

実は先に書いた上顎4、下顎6近心 上の写真のように真ん中あたりがウエストのようにくびれがあり・・・、クビレがない人もいるので元い

「8」の字のようにくぼんでおり、下手に大きく削ると・・・

ストリップパーフォレーション(歯の変な場所に穴を開ける)や歯の強度が下げてしまい破折などのリスクが更に上がります( ノω< ) アチャー

 

歯質は出来るだけ残しつつ、余分な感染部分は除去したい・・・

 

じゃあ、どうするのか!? ̄ω ̄A;

 

削らず「溶かして」みてはどうでしょう!?

____________________________

業務連絡:

「水曜どうでしょう!?」 ならぬ「NCどうでしょう!?」

です大尉! 

____________________________

 

私は次亜塩素酸ナトリウム(NC)でネチッコク超音波で洗います(笑)

次亜塩素酸ナトリウムは細菌を殺す薬剤なのですが、『有機質溶解作用』と言って、神経などのたんぱく質を溶かす働きもあります。

死んでしまった神経のたんぱく質は細菌の餌になりますから、先に人間側が除去してしまい細菌の餌を奪う必要があります

兵糧攻めです。 (三国志では基本)

 

+この部分を効率的に洗うには音波or超音波などの洗浄器具で液体を揺らしこの部分に液体が効果的に当るようにします。

先日書いた「根管内洗浄」 (無駄に長いです)

 

前に作った地味な動画

 

水面が揺れているの分りますか!?

 

洗浄液を入れて待つのではなく、同じ時間なら効果的に洗浄した方がいいですよね!( ・∀-)☆

 

私のイスムスの処理の仕方は、極細の超音波を使用して小さく削る+溶かすのアプローチをしています。

isumusu.jpg

 

こう治療していくとあることに気がつきます。

2つの穴(神経管)が近接している場合、多くの場合でその2根は繋がっています。

先日書いたもの:http://eedental.jp/eeblog/2011/08/post-336.html 

 

例えばこんなケースは2本のように見えても繋がっている場合が多いです。

DSC01392.jpg

 (↑上の歯、下顎の犬歯です)

2本の穴ではなく、2本の穴がお互いに何箇所かで交通しており「あみだくじ」状になっています。

入り口

amida1.jpg

  出口

 

 

でもね、歯は立体なので実際は、上の図ではなく

amida.jpg 

 ↑こう言った立体あみだくじなんですよ。 

 

 

歯の分りやすい画像で言えば、

aa.jpg a.jpg

 

これ全て神経を削って綺麗にできるのか!?(>∀<;)

 

 

「120%無理!! 取れる気がしません」( -ω- ;)ゞ

 頼みの綱の顕微鏡も。。。

顕微鏡で見えるって限られた範囲です。。。(><;)

(でも個人的には無いよりあった方が良い1アイテムだと思っています)

 

 

では仮にここが綺麗になったとしましょう( ̄∀ ̄;)

で、このイスムスの空間に根充剤と言う最終的な薬:ガッタパチャー(ゴム)を詰める訳ですが・・・

 

図1.jpg 

 

 

 

またこのイスムスには根管充填剤(ゴム)は入りにくい!

 

isumusu1.jpg

吉岡先生に宿題で出された歯牙模型 

2本の神経管が歯の先端で繋がり大きな三角の形の神経管に 

この部分はやはり軟化ガッタパチャーを使わないと上手く入りませんね!

 

 

今回はイスムスでも、マニアックに

『下顎の3番(糸切り歯)』のイスムス

(発現率:約10%前後)

3 2konkan.jpg

 2本の神経管がありましたが上から下まで細い神経で2本が繋がっていました。

 

3 2konkan(1).jpg

実は、この歯パフォレーション(歯の横に穴があくこと)も治しました。。。

 

 

イスムスとは関係ありませんが・・・ 

ポスト、タービンで削らないでm(_ _;)m

意外と多い土台形成時のパフォレーション。。。

ポスト部分って新しめのエアースケーラーで形成すると安全に綺麗な形体で作れます。

 

 

根尖付近にイスムスが出てくることも

isumusu.jpg

 

 石灰化が起こったような歯はイスムスはない場合もあります、

migiue4.jpg

 (レントゲンはなかったケース)

 

 何にせよ、できるだけ消毒液(次亜塩素酸Na)を

根管内に長時間入れておいて溶かしてしまった方がいいですね!

 

あまりNCで洗い過ぎると象牙質がダメージ受けるとも聞きましたが (p・Д・;)アセアセ

 

 

イスムスがあるか無いかは根管内に洗浄液(次亜塩素酸Na)を満たして、どちらか1根根管ないバキュームなど極小の吸引器などで液体を吸えば液体の動きでイスムスの有無は確認できます。

(言葉にすると難しそうですが、一度見れば誰でもできます)

 

このローテクな方法が意外と発見しやすい方法なのです!d(・∀<)

またイスムスが、あるか・無いかでも根管充填法を変えていますね。 

(それはいつか書きます。。。)

 

歯内療法は専門でしているので、ケースbyケースで色々な根管充填方法を多様化しています(;^皿^)

 

 

書き始めてほぼ6カ月放置していた「イスムス」でした・・・

 

暇な時に足して行く予定・・・

 

未定だけど。。。

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