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歯内療法日記: 2018年11月アーカイブ

【歯内療法専門医】膿の止まらない根管治療

年に1~2件程度ですが、根管治療をしても膿が止まらない歯があります。

今回はそんなケース

 

患者さんは40代男性

1年前から前歯に違和感があったのですが、市の検診に行った際に大きな病変を指摘される

 

かかりつけの先生は抜歯しかない

2件目の先生は外科(歯根端切除)してみるか!?と提案される

3件目にEEデンタルへ

 

レントゲン/CTを撮って診査してみると・・・

2018 EEdental HT (1).jpg

かなり大きな病変が見られます・・・

真ん中の歯にも小さな病変が見られ、患者さんにはまずは2本根管治療した方がいいと説明

 

根管治療をスタートするも、

2018 EEdental HT (2).jpg

1回目、2回目、3回目と大きな病変の方は膿が止まらず(・□・;)

毎回ダクダク膿が出てくる状況、逆に真ん中の歯に関しては膿が出てこない状況でしたので、

4回目に真ん中の歯のみ根管充填を行い外科的歯内療法に踏み切ることに

*正確にいうと根管充填して外科をしようとしたのですが、MTAが膿で流されてしまい根管充填出来ませんでした。

スグに外科をしない理由:http://eedental.jp/ee_diary/2018/11/post-1831.html  

  

5回目の治療(外科的歯内療法)

2018 EEdental HT (3).jpg

右上2のみ外科的歯内療法

*右上1は根尖が病変内に見えなかったので外科しませんでした。

 

外科後膿も止まり

6か月後のレントゲン検診

2018 EEdental HT (4).jpg

だいぶ骨が出来てきてくれました!(  ̄▽ ̄)ノ

*唇側から口蓋側にかけてスルー&スルーだった場所は骨の治りが悪いです。

(骨が出来る足場がないからだと推測)

  

この後もう半年仮歯で経過をみてもらい本歯を製作してもらおうと思います。

 

こんな感じで根管治療をしても膿が止まらないケースが年に1~2本ありますが、

そういったケースの歯は決まって病変の大きな歯になりますので、

病変を指摘されている患者さんは注意してくださいね(  ̄   ̄ ;)

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外科的歯内療法 介入のタイミング

何度か書かせてもらっていますが、

歯内療法専門医といっても皆が同じ方針を持っている訳ではありません。

  

例えば、同じ歯を見ても、

1、根管治療(歯内療法)で治した方がいい

2、外科的歯内療法で治した方がいい

3、抜歯した方がいい

4、治療する必要ない

など分かれます。

 

患者さんからしたら不思議に思えるかもしれませんが、 歯科では極々一般的なことです。

歯科医師は自分の得意な方法で治療を行いますので、そうなります。 

 

私はどちらかというと、積極的に治療、外科を行うタイプの歯内療法専門医ではありません。

 

近医で根尖病変はないものの【ガッタパチャーが根の先まで入っていないので治した方がいい】

と言われ来院した患者さんなどには

「別にゴムの入りはそこまで気にしなくていいですよ、腫れや膿、痛みが無ければそのままでも今は大丈夫」

「将来的に病変が出来る可能性もありますが、今は問題ありません」

と話すこともあります。

ただ、歯が原因で腫れや膿、痛みがあるようなケースは、治療を行います。

その際、選択肢1:根管治療(歯内療法)を選ぶことが多いです。

http://www.eedental.jp/endo.html 

gekateki.png

まずは歯の中を綺麗に掃除し改善があるかみます。 

*それで治れば、外科処置をする必要はありません。

  

根管治療後3~6カ月仮歯で、レントゲン検診をしながら経過をみます。

 

この間に【膿】、【大きな腫れ】が

出てしまった場合は原因の除去が出来ていないと判断し『外科的歯内療法』に踏み切ります。

http://www.eedental.jp/surgery.html 

 

外科処置をしない訳ではなく、選択肢的にいえば後に持ってくるという所です。

 

例えば、

40代の医科の先生のケース

2018 EEdental UK (1).jpg

右下の大きな病変は綺麗に治ってくれたと思います。

 

左側の歯も同じ感染根管治療を行いました。

2018 EEdental UK (2).jpg

5年経過した今でも薄らと病変(透過像)は見られます。。。( ̄Д ̄;)

ではこれ外科処置で治療/介入するか!?

 

私はしません。

根管治療後から骨は徐々に出来てきていますし、

何より症状なく普通に噛め生活出来ているので、「3/4 OK」だと思っていますv(^ε ^ )

個人的には、

1年に1回ぐらいレントゲンを撮って経過を見ていけばいいと思います。

*)、一応患者さんには説明を行い経過観察していますし、症状が出たら外科をします。

 

同じように見える歯科医師、同じように見える歯内療法専門医

といっても先生それぞれにオリジナルな「スタイル」があります。

 

私はこのようなスタイルの歯内療法専門医です( / ̄ー ̄)

(波乗りの「自分なりのスタイル」を持つ、というものに通ずる所があります)

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側枝への感染が原因の「根尖病変」 感染根管治療⇒外科的歯内療法

http://eedental.jp/ee_diary/2017/11/post-1682.html

 

良い感じで治ってきてくれました!

2018 EEdental  HM.JPG

小林先生の名言

『簡単なエンドは存在しない』

を思い出しました。

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