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2018年12月アーカイブ

EEデンタル 歯内療法専門医 根管治療は難しい!

先日、2018年思い出深い「レジン治療動画」

 

をYou Tubeにあげさせてもらいましたが 、

 

今回は思い出深い 『根管治療ケース』を

患者さんは30代男性

5年前に私がレジン充填をさせてもらった歯から、

数か月前から歯ぐきから膿が出てくる。

 

近くの歯科医院でみてもらうと「治療した方がいいですよ」と言われていた。 

そして、EEデンタルへ来院

2018 EEdental YT0 (1).JPG

図の赤丸の黒が濃い部分が骨が溶け膿が貯まっている所です。

 

これはデカイ病変(膿)。。。

 

ただ、虫歯などは無く歯髄も下にさがり神経が生きていてもおかしくないレントゲン所見です。

 

まず、最初に根管治療をスタート!

(今回のような神経が死んでしまい病変ができたケースの成功率は80%といわれています)   

1カ半月おきに根管治療(毎回NC洗浄中心15分)をしましたが、歯ぐきからは膿が出てきます。

レントゲン所見

2018 EEdental YT0 (2).JPG

ん~~~、骨は出来てきているように見えるものの・・・

 

膿は出る。。。ヽ(ー_ー )ノ マイッタ

患者さんに4回処置をしても膿が治らなければ5回やってもたぶん治らない。

 

外科的歯内療法:http://www.eedental.jp/endo.html をしましょう。

(この場合、申し訳ないのですが、外科的歯内療法費の半分だけ治療費を頂いています。)

外科直後のレントゲン 

2018 EEdental YT0 (3).JPG

根の先を切り膿・肉芽の除去を行い、MTAで根管充填まで行いました。

 

 

3週間後コア+レジン充填を行い

2018 EEdental YT0 (4).JPG

出来ることは全て行いました!φ( ° ~ ° ) /

 

  

治療後6カ月後のレントゲン

2018 EEdental YT0 (6).JPG

膿も止まり、違和感なしに生活出来ているとのこと

 

レントゲンで確認しても、骨も出来てきてくれているのが確認できます!d( ・ ω ・ )

 

これはなんとか残ってくれそうな雰囲気が出てきてくれています。

 

 

歯内療法の奥深さを学んだ1ケースでした!

 

 

私見:患者さんに

根管治療の成功率が80%と言われている「ネクローシスパルプ」ですが、

運悪く不成功の20%に入ってしまうと、外科的歯内療法で対処しないと治らないケースもあります。

また外科後、更に運悪く不成功になることもあります。

 

残念ながら成功率が100%になることはありません、

私は患者さんに根管治療は残る前提の治療ではないことをお話します。

 

じゃあ、誰に治療してもらうのか!? 

私が思う先生を見つける基準は、

「まぁ、この先生になら任してもいいか!?」でいいと思います。

 

以上1年の歯内療法専門医 まとめでした。

 

まだまだ、経積み重ねないとな。。。と思う良い1年でした!

2018 EEdental YT0 (5).JPG

 

よいお年を!( ^ ω^)/

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2018年ありがとうございました&お知らせ!

今年1年ありがとうございました。

   

色々な経験をさせて頂き、

患者さん、スタッフ、関係者の皆様には感謝しかありません。

 

また来年もよろしくお願いしますm(_ _ )m

 

お知らせ、

2018年12月23日~2019年1月3日までお休みを頂きます。

電話、メールの対応は1月4日からとなります。

 

また、新規初診患者さんは2月からのご予約とさせて頂いております。

 

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いしますm(_ _ )m

 

年末年始歯科緊急:http://eedental.jp/ee_diary/2018/12/post-1851.html 

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今年1年の集大成動画 覆髄⇒レジン充填

今現在出来るようになった治療です。

 

レントゲン

2018 EEdental TY.jpg

 

顕微鏡を覗きっ放しの1時間半でした。

10倍速のレジン充填の動画を見ていると餅つきのように見え(餅をつく⇒ひっくり返す)

的確にレジンに光照射をしてくれているスタッフには感謝です!

 

また、根管治療も色々経験値を詰める1年でした。  

今年1年のレントゲンデーターを見て、年末にブログにでもしてみます。

 

 

以上、今年1年のまとめでした。

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開業から11年 診断の変化と経験則からの「診断力」

今日が2018年の診療最終日になります、2007年に開業して11年目となりました。

 

昔から来院して頂いている患者さんのケースなどを見ると

診断と方針が変わってきていることに気づきます。

 

例えば、

2010年に来院して頂いた患者さん

2018 EEdental Yam.jpg

前歯に太くて長い金属の芯+セラミッククラウン

側切歯は先日書いた、根尖が湾曲しているのにまっすぐ削ったパフォ・・・

http://eedental.jp/ee_diary/2018/12/post-1848.html

 

患者さんに説明をして、外科的歯内療法で対応させてもらいました。

この当時、ここまで太い芯を外すのに少し自信がなかった覚えがあります。

*今はこのぐらいの土台は全く恐れずに除去してしまいます。

 

 

外科的歯内療法

http://www.eedental.jp/surgery.html 

直後のレントゲン 

20120821.jpg

MTAで逆根管充填

(少し軸がズレていますが、この当時はこれが自分の精一杯でした)

  

1年経過して、

20131012.jpg

骨も出来つつあり、腫れや違和感なく順調に経過していたのですが・・・ 

 

 

外科から4年

20160826b.jpg

腫れてきたと患者さんが来院されました。

レントゲンを見ると両方とも治っていないね。。。 

  

 

その時出した私の方針は

一度被せ物と金属の芯を外して根管治療をしてみましょう!

超有名歯内療法専門医の先生も外科で治らなければ⇒再び再根管治療を行うと話されていました。

 

コア/GP除去後のレントゲン

20161021.jpg

 

根管充填

20161130a.jpg

MTA根管充填 綺麗に入りました!

 

そこから仮歯で1年経過をみてもらい痛み・腫れがないことを確認

 

術後1年のレントゲン

20171103.jpg
骨が出来てきてくれています、

被せ物を本歯に代えてもOKですね!

術後2年(2018年)のレントゲン

20181124.jpg

透過像はだいぶ小さくなっているのが確認できます。

 

2010年の最初の頃のレントゲンを見ると、

今であれば外科はファーストチョイスにはしないかもしれません。

(ゴリゴリ根管治療での根尖のパーフォレーションがあるので根管治療だけでは治らない可能性はありますが・・・)

 

ただ、今だから外科処置後にもう一度根管治療を行う選択肢を持てていたとも言えます。

 

普段何気なくやっている臨床ですが、

経験を積めば積むほどその糧から、自分がこの歯を残す為には何がベターなのか!?

というのも変わってきます。

 

自分なりに、知識を身に付け、技術力を高め、考える・悩む臨床を続けていると、

診断の変化というものは起こって行っているんだなと感じます。

 

将来この変化が良いベクトル方向への成長だったと言えるように、

これからも自分なりに考えて治療をして行きたいと思います。

Continue reading

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年末年始 歯科緊急

平成30年(2018年)30日~平成31年(2019年)4日

DSC02585.jpg

お正月は込み合うこともあります。

 

「歯が痛い人」や「子供が転んだなど外傷」、「急に腫れてきた」などの方は

診療時間が16時半までとなりますので、注意してくださいm(_ _ )m

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顕微鏡レジンセミナー 【抜去歯】のお知らせ

抜去歯について、事務局に質問を頂いたようなのですが、

 

第0回のことを踏まえ、天然歯中心に充填の練習をしたいと思います。

(プラスチック模型はあまり練習にならないとご意見を頂いたので)

 

準備して頂くものは

・大臼歯 6本 (智歯でもOK)

・小臼歯 2本 (出来れば上顎 第一、第2どちらでもOK)

 

大臼歯は上顎・下顎を半々(3本、3本)ぐらいで1級窩洞を掘ってきてください。

窩洞の大きさは中等度~大き目(アンレーにならないように)で、既に入っている1級インレーを外してきてもOKです。

*小さめの窩洞は簡単過ぎるので最初にやる1本ぐらいにしてください。

  

小臼歯は2級窩洞を掘ってきてください、これもインレーを外したものでもOK

(MO窩洞でもOD窩洞でもOK)

 

セミナー室でも5倍速はありますので、当日慣れた来たら窩洞を大きくするものOKです。

 

以上、抜去歯についてでした。

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「根尖までガッタパチャーを入れないと治らない」という歯科医師の呪縛

私も10年前は根管治療は

根の先端まで削って、消毒してガッタパチャー(GP)を詰めないといけない

と思って治療をしておりました。

 

ですので、ファイルボックスにはKファイルの他に、

穿通性のある「Hファイル」、小林先生考案の「改造Kファイル」などが揃っていました。

 

また勤務医時代、GPをどうやって根の先端まで効率的に詰めれるかも非常に力をいれてやっていました。

  

 

ただ、最近は考え方も変わり、

ファイルボックスのHファイルなど穿通力の高いファイルはまず使いませんし、

GPも根尖から出なければOKだと思っています。 (オーバーするぐらいならショートがいい)

 

極端な話最近は、滅菌もできない不潔なGPを歯に入れる意味がどこまであるのか!?  

溶かして取ってるようで、実は細菌まみれの感染GPを根管内に拡散しているのでは!?

極論、綿栓でも空洞でも治っているケースもあるが、はたしてGPを入れることが正解か!?

(顕微鏡下で行っていると、溶けたGPが歯の表面に膜をはるようにこびり付くのを取るのは大変ですし、

溶けたGPが象牙細管内の細管の除去を妨げることも考えられます。)

  

 

さて、ファイルに話を戻して

ファイルの選択は専門医の先生でも意見が分かれるところでしょうが、

私は穿通性の高いファイルを用いても、本来の根管とは違った感染源ではない場所を削り 問題を複雑化させていると考えています。

http://eedental.jp/ee_diary/2016/10/post-1483.html 

 

最近、私の根管治療は「開けれる所まで開ける」というスタンスです。

これは抜髄でも感染根管治療でも同じです。

ただ、抜髄に関しては96%は穿通出来ていると思います

 

問題は病変のある感染根管治療、

確かに根尖まで穿通出来た方が成功率が高いとの論文もありますが、

これは本来のオリジナルの根管を穿通できた場合であり、

穿通性の高いファイルで問題ない場所を削り人工的に根管を作った所で。。。

また本来の根管と異なる場所に根尖を作ると成功率が極端に下がるとの報告もあります。

 

 

追記:本来の根尖とは異なる場所にパフォを起こしたであろう1ケース

2018 EEdental TT (2).jpg

近心根のパフォはMTA根管充填 (根尖から約5mm+上はGP)

本来の根尖(オリジナル)と違う所を削るとそこから病変が広がることもあります。

また治療難度も上がってしまいますので、Hファイルなどで人工的に削り込まない方がいい場合も多々あります。 

 

以上追記でした。

 

↓本編 

 

最近のケース

40代の女性患者さん

「1週間に1回消毒を繰り返し3カ月治療するも鈍痛が続く」とのことだが

先生に最終的な被せ物を入れましょうと言われ治療は終わっている。。。

2018 EEdental SH1 (1).jpg

レントゲンを撮ると近心根に透過像が見られます。

 

治療を開始してみましたが、近心根、遠心根の3根管共に穿通出来ず

近心根はイスムス部分が手づかずであった為その部分を消毒液を入れ超音波で切削洗浄

 

根管治療2回目、症状も落ち着いたとのことで根管充填+コア+ゴールドアンレー 

 

で、

患者さんには開けれる所まで開けてしっかり消毒しました。

もし問題が起こったら外科的歯内療法できるようにしておきました。

と説明

それから1年腫れや痛みもなく、

今週が術後1年レントゲン

2018 EEdental SH1 (2).jpg

穿通出来なかったのに治っている!(・ 。・)v

 

そうなんですよ、外科せず済むこともあるんですよ!!

こんな経験をよくするので、

http://eedental.jp/ee_diary/2016/12/post-1525.html 

穿通出来なければ「まずはNCで洗おうよ!」作戦

 

と言うことで、

穿通性の高いファイルで【ゴリゴリやる作戦】  

はしていませんし、外科も積極的には行いません。

 

理由は、歯の必要な切削部位は超音波で削っているから

盲目的に刃物(ファイル)で歯を彫りこむようなは今はしていません。

(そこって感染源!?)

 

20年前の使える歯科材料と今の歯科材料は異なり

昔:ハンドファイル、ゲイツ (手指感覚重視)

今:ハンドファイル、ゲイツ、+Ni-Tiファイル、+超音波、音波 (顕微鏡下の診断切削) 

このように道具の進歩に合わせ術式を多少代えてやった方がいいと思う訳です。  

 

 

開業して11年やったきた一歯内療法専門医の道具に対する1つの見解ですm(_ _ )m

(たぶん、エンド好きな人だけ最後まで読んで頂いたとお思います。ありがとうごいます笑)

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2月、3月の顕微鏡レジンセミナー 当選者

事務局から連絡がありました。

厳正なる抽選の結果

(競争率2月:3倍、3月:4倍でした。)

   

2月3日 8名

・田中宏幸先生

・佐藤恵子先生

・井口誠一先生

・村木康英先生

・高須啓輔先生

・高須博文先生

・源弘行先生

・加藤彰先生

  

3月3日 8名

・八田俊永先生

・望月一彦先生

・三谷洋喜先生

・永原隆吉先生

・三田敦先生

・山本憲二先生

・芝田直哉先生

・竹内 孝興先生

 

おめでとうございます!

注意)、1月10日までに入金が確認できない先生はキャンセル扱いになるそうなのでご注意ください。

 

23月の補欠当選または630日の抽選をお待ちください。

 

 

 

よろしくお願いいたします。

実習会事務局

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2018年度「EEデンタルの顕微鏡録画システム」(器材)

昨日最後の赤字の質問にもありましたが、

http://eedental.jp/ee_diary/2018/12/2018129-3.html 

 

EEデンタルの顕微鏡システム

「顕微鏡録画をどうしているか!?」

「動画をどうやって編集しているか!?」

と質問を受けますが、

 

基本的に私はあまりそっち関係は強くないのでどこまで参考になるか・・・

 

 

私が開業した2007年当時

顕微鏡の選択は8社ぐらい、カメラの選択は、1CCD or 3CCD という選択肢でした。

勤務医時代

澤田先生などのオフィスを見学させてもらった際に、澤田先生にこんなアドバイスをいただきました。

「顕微鏡は何を基準に買えばいいか!?」

『先生の予算内で一番高い機種を考えたらどうでしょう?』

「カメラは!?」

『勉強会や学会報告などする予定があれば3CCDカメラの方がいいですね』

  

↑上記の意見は今私が同じ質問受けた時に返している言葉にもなっています(笑)

 

また、私の同級生のコンサル(歯科医師)からは、

「この先、井野先生の目となるものだから、ここはケチらない方がいい」

「我々の職業は目が命だから、目のことを考えた機種選びをすべき」

 

と言うことで、超貧乏開業にも関わらず、

kamera (6).jpg

【ZEISSのピコモーラー】

kamera (5).jpg

+【ビクター製3CCDカメラ】 140万

トータル=700万 (開業11年、十分元は取ったと思います)

 

 

録画機器はメーカー(白水)と話し合って最小限の【DVDレコーダー(ビクター)】 4万

という選択をしました。

 

ただ、顕微鏡環境は私の時代と今は変わり

 

kamera (1).jpg

ハンディーカム、1CCD、3CCD、ハイビジョンカメラ などの選択肢があり画角も16:9になっています。

 

そのうち8Kまで出てくると思いますが・・・

4K、8Kなどはデーター量がベラボウに大きいのでその点はマイナスかなと思います。

 

それに、ハイビジョン、4K、8Kで高画質で撮っても、パワポに張るならMP4に変換って何の為の高画質録画。。。

 

カメラはマストアイテムなのですが、

今は「ハイビジョンカメラ」がスタンダードではないでしょうか。 

(拡張性があれば、最初は1CCDカメラでもいいと思います)

 

スライドにも書いたように画質より、

フレームに入るように、患者さんに説明できるようなカット割りの方が重要かと思います。

 

 

では録画しておく装置は

kamera (2).jpg

私は現在DVDレコーダーに顕微鏡の映像を録画していますが、

デッキ(1テラ)もので患者さん1日6人× 3~15分の録画でだいたい2年半ぐらい分記録できています。

*パナソニックのものがお勧め!(録画中に一時停止機能があるので) 

 

レコーダー内の記録は、

月が終わると1カ月の録画した動画をブルーレイにダビングして、動画管理をしています。

(私のカメラはデーター量が少ないので、1カ月を1枚のブルーレイディスクで保存できます)

 

電気屋の知り合いの疋田さん曰く、ハードディスクは飛んだら終わりだから

大切なデーターはディスクにこまめに焼いてリスクの分散をした方がいいとのこと。  

ただ最近6年前に買ったパナソニックのレコーダーの調子が悪いので、

12月が終わったら、パナからSONYのブルーレイレコーダーに入れ替えをする予定(大掃除の後にでも)

kamera (4).jpg 

コジマの疋田さんから購入 

  

次に、

「モニター」に関しては、なんでもいいと思います、

私はちょっと前までは20インチぐらいの3万ぐらいの安いモニター使っていましたが、

それでも十分説明できていましたが、

 

ちょっと前に将来の3D化を見据えて3Dテレビにしました。

 

たぶん、99.99%の先生は「3D !?」と思うでしょうが、

 

以前書いたブログ:http://eedental.jp/ee_diary/2018/08/3d.html 

SONYは、

FDAなどの申請にお金がかかった為、医療用の3Dモニターは200万近くするそうです。

 

200万あれば安い顕微鏡買えますわね。。。

 

ただ、ラッキーだったのが患者さんの技術者さんに聞くと、

医療用モニターも民間のものとまず変わりはないと思いますけどねぇ・・・

 

と、

モニターも6年近く使っているし、3Dを買うかと思いましたが、

メーカーに聞くと今は4K、8Kが主流になり2016年で3Dテレビの生産は終わってしまったとのこと。。。

   

そこで!すぐにヤフオク検索

 

で、その日に25000円で中古のかなり状態の良いSONY3Dモニター(37インチ)をゲット!

(望んではいなかったのですが、ラッキーにもスピーカーバーも付いてきました(笑))

kamera (3).jpg

3Dモニターは30インチ以上のデカイのしかないのがネック・・・

 

ヤフオク中古の25000円が医療用3Dモニター200万とはたして同じなのか!?

(2.5万なら外しても、そんなに大きな痛手にはなりませんね(笑)

 

で、またまた電気屋の知り合いのコジマの疋田さんに話したら

『えっ、井野さん・・・ 確か3D映像は3つぐらい出力方式があると思いますよ。』

『医療用の出力方式調べました!?』

 

「・・・、知らないわ。。。」

「でも、でも、SONYのモニターの最終形買ったから互換性はあるでしょう!?パナじゃないし」

 

『最低限のラインは合わせていますね。。。(笑)』

 

で、川本先生にこの話をしたら、

フレームシークエンシャル方式(アクティブ)と偏光フィルター方式(パッシブ)と赤青メガネのアナグリフ方式

があると調べてくれて、

買ったものは赤青メガネのアナグリフ方式ではないので、当選確立が1/2 となりました(笑)

 

 

なので、今はモニターがデッかいやつですが、

患者さんには昔の小さいものより見やすいといわれます。

 

最後に、

「動画をどうやって編集しているか!?」

 

動画の編集は伊藤先生に教えてもらった

「TMPGEnc Video Mastering」 

http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/product/tvmw7.html

という動画ソフトを使っています。

*簡単な動画編集と拡張子を替えれる

 

 

編集はソフトは、なんでもいいと思いますけどね。

 

 

以上、EEデンタル 2018年顕微鏡周辺機器 情報でした。

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ありがたい感想 と レジンセミナー当選者

質100%近い回収率でした。

 

講演会はいかがでしたか?

大変良かった 85(78%)

よかった    22(20%)

ふつう       2(2%)

やや悪い 悪い 0(0%) 

 

・チラシになかった渡辺先生のランチョンセミナーがとても良かったです。院長は勇気が必要だと分かりました。

・3人の院長の考え方、DHのポジションも考え方によって変わること
・4名の先生方のお話は多くの点で学びばかりでした(林先生の視点はとても勉強になります。

・櫻井先生の「レジンコーティング」はたいへん参考になりました。10年二次カリエスがない治療

・自費専門医として伝えたいことが伝わり自分も将来そうなりたいと思いました。

・医院の自費化を考えているので非常に参考になりました

・それぞれの先生方が自由に講演されていてとても参考になった。

・価値観の合うKrを診ればいいのだと思っていたが他の先生方もそうしていることが確認できて安心した。

・シンマもしっかり待つ時間を持っていると知れた。

・歯科医としての時間を売るという言葉が印象に残った。自分も自費のみで10年経つが感じる事考える事目指す事がほぼ同じであったので間違ってなかったし安心できた。

・自費開業のメリットデメリットのみならず明日から実践できるCRを学べてたいへん良かったです。 

・櫻井先生の患者さんのアポイントの取り方についてよくわかりました。

・CRのレシピは印象に残りました。

動画で使用している器材等詳細をお願いします。(動画の設備、編集ソフト等)

・井野先生の14万のレジンセミナーハンズオン安いと思います。30万円でもOKなのでは?

 

最後 (笑)

 

 

その『顕微鏡レジンハンズオン』なのですが、先ほど事務局の方と話

今回、の顕微鏡レジンセミナー 申し込みを頂いた45名の先生 

全ての先生にセミナーを開催します。

ただ、来年2019年と再来年2020年の2年でお願いします。

  

今週中に事務局の厳正な抽選を行い、2月3日と3月3日の当選の先生を先にお知らせします。

*6月30日は後日となります。

入金が取れ次第確定となります。(1月10日までに入金してくださいとのこと)

 

今回の講演は4人共にかなり力の入れたスライドとなりましたね。

(渡邊先生は、直前までスライド触っていました)

  

多くの先生に「残るキーワード」を残せたかなと思える前向きな、明るい感想が多かったです。

 

 

ご協力ありがとうございましたm(_ _ )m

  

そして、藤崎さん1日で「集計・まとめ」ありがとうございました!

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ありがとうございました!

ありがとうございました、無事講演が終わることができました。

DSC02571.jpg

櫻井先生、チッコロさん、渡邊先生 お疲れ様でした。

また事務局の方、協賛企業の方にも大変お世話になりました。

 

DSC02523.jpg

 北は北海道、南は沖縄から120名の先生にお集まり頂き、ありがとうございました。

(懇親会のテーブルで北海道の先生と沖縄の先生が一緒だったり(笑)) 

 

ここで昨日のスライドを1枚

レジンの墨入れ用の#08 Kファイル の代用品

08K.jpg

追記:現在セミナーではこちらの道具を使用しております。

Kfail.JPG


来年の実習ではこれ使います。

 

【お知らせ】2018年 顕微鏡レジン

http://eedental.jp/ee_diary/2018/09/post-1813.html 

ですが・・・

  

今回の会で、申し込みが50名近い先生からあり・・・

ネット募集は「なし」ということでお願いします。。。m(_ _;)m

 

 

今回申し込みをして頂いた先生につきましては、

事務局と話し合って、来年、再来年で皆さんに受講して頂こうかなと思います。

*再来年の先生にはだいぶ待って頂くことになってしまいますが・・・

 

今回参加出来なかった先生につきましては、

一応、3年(年3回←これ以上増やす気はない)ぐらいはハンズオンする予定なので、

またいつか募集させて頂くと思いますので、その時によろしくお願いします。

 

 

日曜日に参加して頂いた先生方、お疲れ様でした。

またアンケートのご協力ありがとうございましたm(_ _ )m

 

追記:ギザ10もありがとうございました。

giza10.jpg

かなりコアなブログファンですね(笑)

 

来年は年末の講演予定は今の所「なし」です。←ネタがないので

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レジン充填に関する質問

すみません、懇親会動画の質問を頂いたのですが、

http://eedental.jp/ee_diary/2018/10/post-1824.html 

自費開業に関する質問には答えているのですが、レジンに関しては・・・

 

と言うことで、

今日のブログはメールで頂いた質問に簡単に答えようのコーナー

 

>こんばんは。

>大阪府のY歯科医院 Yと申します。

>いよいよ講習会が近づいてまいりました。

 

>質問受付の期日は過ぎてますので迷いましたが、めったにない機会ですので、良ければ重ねてご質問させて頂きます。

>細かなテクニックについてたくさんありますが、お教えいただければ幸いに存じます。

 

>現在、私のダイレクトボンディングは、高橋登先生や、青島徹児先生のセミナーで基礎的な事は学びましたが、その他の多くの部分は、井野先生のYouTube動画を参考にして、

>自己流半分で見よう見まねでやっているような気がします。

>それでもマイクロスコープを使ってなんかはとても出来ず、ツアイスの5倍のルーペで行っています。 

>YouTubeだけで勉強していると、どうしても上手くいかない事や、疑問点も出てきます。

>そんなところを教えて頂ければと思います。

 

>1.ウェッジについてですが、これは是非とも教えて頂きたいと思います。井野先生が使っているのはどこのウェッジでしょうか?

モリタから販売されている「Wedge Wands(Medium Orange)」です。  

>ウェッジの位置によって、離開量をコントロールするテクニックを使いたいのですが、私は現在、カーのアダプトルーシーウェッジを主に使っていますが、

>あのウエッジはおそらく平行に作ってあるため一旦入ってしまうと離開量の拡大はできないように思います。

>出入りの業者に探させましたがわかりませんでした。よろしくお願い致します。

 

麻酔をしている前提で、 マトリックスを歯頚部のマージンに合わせ(←これがポイント)

マトリックスが動かないように強めにウエッジを挿入、フロアブルでコンタクトの上まで壁を作り

マトリックスを引き抜き、その後力の限りウエッジを押し込み、歯を離開させています。

*後、ウエッジはカッターで上の部分をそぎ落とし加工しています。(日曜日に話しますね)

ただ、私の2級レジン充填の術式は顕微鏡用というか、

歯を0.1mm以下ですがその単位で離開させて歯を真上から見ないと詰めれないのでルーペだとキツイと思います。

顕微鏡を購入して是非顕微鏡レジンセミナーへ(笑)

 

>2.おそらく同じ事が原因にあると思いますが、リングを使わずにアダプトセクショナルマトリクスとルーシウェッジだけでコンタクトを作ると、同じようにエキスプローラーの先で押さえ て照射を行ってもなんとなくコンタクトが甘くなってしまいます。何かコツはありますでしょうか?

 

色々リングを使いましたが、リングは使いません。(理由はコンタクトが緩い感じがするのと邪魔だから)

コンタクトは横積層(3層)を行い作りますが、コツは規則化して詰めることでしょうか。

*この辺りは来年の顕微鏡レジン充填で勘所を話します。(文字にはしにくいです・・・)

http://eedental.jp/ee_diary/2018/09/post-1813.html 

 

 

3>.ティント(ステイン)を行っているツールはどこの物でしょうか?また何番のKファイルでしょうか?

>ホルダーにつけていろいろ8番やCプラスファイルなどいろいろ試しましたが、なかなか上手にできません。

>現在はエキスプローラ―で裂溝の位置を大まかに描いたあと、トクヤマGDSのフロアブルアートの尖った方で彫り込んで、TMDU充填器5番で寄せて裂溝を作っています。

 

#08Kファイルです。

私が使用しているのは販売が終わってしまった「ZIPPERER MC K-Feiles」です。

*私は無くなると思い大量(6本入り7セット)のまとめ買いしました(笑)

顕微鏡レジンセミナーの為に代用品は考えましたので、明後日のスライドに載せます。

 

 

>ティントは怖いので硬化させてから入れています。

ティントは硬化前に入れた方が色の乗りがいいです。

後、ステインを入れる際に裂溝の深さもコントロールしています。

 

 

>4.DF078R(エースクラップ)のツールも以前フィードにあったみたいですが、今は取り扱いが無くなっています。どうされていますか?

ササキに言えば売っていますよ。

*これも廃盤の匂いがプンプンするのでまとめ買いしています(笑)

 

5.オペークと隣接面に使っているフロアブルレジンは、現在何でしょうか?シェードは何でしょうか?

オペークはマジェスティーLV OA3(クラレ)

後は、

マジェスティーLV 乳歯色(クラレ)*明度コントロールをしています。

マジェスティーES XW(クラレ) クリアーのボリュームを付足しています。

になります。

 

 

>見てますと、最近の動画でも、隣接面を作る時に、シーラント用27ゲージのチップと、0.5㎜ぐらいのチップとナノチップと使い分けておられる気がします。

>どういう基準で使い分けておられるのでしょうか?

 

気分と雰囲気(笑)

 

ナノチップは先が短い為、咬合面付近に限定されてしまいます。

窩底部付近はビューティーシーラント ニードルチップ27G(松風)を使用しています。

 

 

>6.隣接面カリエスが歯肉縁下に入っている場合、電気メスで処理するのですが、それでも出血で、接着に苦労することがあります。切除が足りないのでしょうか?

隣接面縁下は圧排して、縁下の部分にレジンを流し縁上に変えてからマトリックスを入れ普段通り詰めています。

*これ結構重要

> また、ウェッジやセパレーターでの出血にも困る時があります。本来はラバーダムの使用が原則なのでしょうが、止血剤やボンディング剤など何をお使いでしょうか?

 

私は無理してラバーはしていません、邪魔とか詰めにくいと感じれば簡易防湿しています。

止血剤は「ボスミン」

ボンディング材は「ボンドフォース」

 

 

>7.保険診療の合間にダイレクトボンディングを行っていますので、インレーを外してみたら思いのほか深いカリエスだったり出血が多かったりすると、時間切れとなり、

>やむを得ずカリエス除去、覆罩オペーク、隣接面、辺縁隆線の充填だけやって、咬合面は後日となることが、まれですがあります。

>接着の原則から考えるとできるだけそうならないようにはしたいのですが、例えばセレックを用いないセラミックインレーなどはどうしても後日接着しかできません。

>青島先生は2ステップ法と紹介されていましたが、後日接着の、CR面、象牙質面の処理の仕方など、もし先生なりの知見があれば教えて頂けたらと思います。

 

私もエンド後のレジンなどは青島先生の2ステップアプローチの考え方ですね。

レジンは歯面に対して1回で詰めた方がより接着は安心できますが、レジンを2回に分けて詰めては駄目といわれれば、間接法など全てアウトだと思います。

後日の接着は、表層を削ってシラン処理+ボンドフォースですね。

 

 

>多数の細かな質問になり、申し訳ありません。

>先生のYouTube動画には本当に感謝しています。

 

>可能な範囲で結構ですのでよろしくお願いいたします。

という感じですかね、簡単に書いたつもりで30分も書いていました(゜ー゜;)

 

後、毎回講演後にメールで質問される先生がおられますが、質問あれば会場で聞いてね。

(各先生に返信するのが大変なので。。。)

 

 

では、日曜日参加して頂く先生、よろしくお願いしますm(_ _ )m

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セラミッククラウンの段差は先生のこだわり度の現れ

現在朝の6時半

波があると思ったものの・・・

IMG_5770.JPG 

完全に外してしまい、そのまま海で

来週のスライドと貯まった症例編集をしております。

 

 

今回のケースは

全体的に治したいと来院された40代女性患者さん

 

前歯を見ると

2018 EEdental Ha (1).jpg

2本のセラミッククラウンが入っているのですが・・・

 

レントゲン

2018 EEdental Ha (2).jpgのサムネイル画像

歯と被せ物に大きな段差・隙間がありそこから虫歯になってしまっています。

  

患者さんの中には経年変化で自分の歯と被せ物に隙間が出来と考える方がおられますが、

 

違います!

 

歯と被せ物の隙間は入れた被せ物を入れた時点で出来ているのです!

 

「えっ、いいの!?」と思われるでしょうが。

 

実は被せ物の精度というのは、先生のこだわりというか先生毎の基準次第です。

 

ただ、セラミッククラウンに隙間があると段差部分が汚れ、食べカス、細菌が貯まってしまい。。。

 

⇒【虫歯】。。。 

これは、良くはないですわね。 

 

段差をゼロにすることは不可能ですが、患者さんが歯ブラシがしやすいレベルまで段差を小さくすることは可能です。

*多少の段差をどこまでOKとするか、私は80点アベレージの治療を1つの基準にしています。

 

 

また今回の治療で問題になるのが、

側切歯(2番)は被せ物の中に大きな虫歯があり保存できるか・出来ないかの瀬戸際

また金属の影響で黒く変色してしまった歯。。。 

 

そんなこんなで周りの歯の虫歯治療とホワイトニングまで行い

2本のセラミックSet

2018 EEdental Ha (4).jpg

*セラミッククラウンを入れた直後で歯ぐきがまだセラミックに馴染んでいませんが、

1週間程度で馴染んできます。

 

レントゲンチェック(適合チェック)

2018 EEdental Ha (3).jpg

OK、OK! 適合よく綺麗に入りました!( ̄∇ ̄)┘

 

遠い所から豊橋まで通院お疲れ様でした。

また雪の季節が終わったら残りのセラミック治療を行いますね。

 

歯科医院と言えばどこの歯科医院も同じように見えるものですが、

私は、「自分が受けたい治療」を基準に治療を行っています( ・ ε ・ )ノ

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EENO FLAT(錦部製作所)を用いたレジン治療 上顎編

動画を上げました。

今回は上の歯の一番奥の回転切削器具が入らない場所の虫歯治療

EENO FLAT 当院では無くてはならない道具の1つです。

 

お知らせ、

12月9日の懇親会で錦部社長から「EENO FLAT」ビックプレゼントがあるそうです。 

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年末年始のお知らせ

早いもので今年も12月となりました。 

12月は自分の「自費診療医として伝えたいこと」の発表があります。

 

3時間公演なんですが、現在:スライド58枚

開業からやってきたことを現在まとめています。

医院からのお知らせを

 

申し訳ありません、

12月の治療枠は全て埋まってしまいました。

 

来院中で緊急性のない患者さんにつきましては

1月からのご予約とさせていただきます。

 

 

年末年始のお知らせ

12月23日(日曜)~1月3日(木曜)まで

お休みを頂きますm(_ _ )m

以上、

後1週間での仕上げに追われる院長でした。

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