Home> マニアックレジン > | 井野セミナー 案内 > レジン充填に関する質問

レジン充填に関する質問

すみません、懇親会動画の質問を頂いたのですが、

http://eedental.jp/ee_diary/2018/10/post-1824.html 

自費開業に関する質問には答えているのですが、レジンに関しては・・・

 

と言うことで、

今日のブログはメールで頂いた質問に簡単に答えようのコーナー

 

>こんばんは。

>大阪府のY歯科医院 Yと申します。

>いよいよ講習会が近づいてまいりました。

 

>質問受付の期日は過ぎてますので迷いましたが、めったにない機会ですので、良ければ重ねてご質問させて頂きます。

>細かなテクニックについてたくさんありますが、お教えいただければ幸いに存じます。

 

>現在、私のダイレクトボンディングは、高橋登先生や、青島徹児先生のセミナーで基礎的な事は学びましたが、その他の多くの部分は、井野先生のYouTube動画を参考にして、

>自己流半分で見よう見まねでやっているような気がします。

>それでもマイクロスコープを使ってなんかはとても出来ず、ツアイスの5倍のルーペで行っています。 

>YouTubeだけで勉強していると、どうしても上手くいかない事や、疑問点も出てきます。

>そんなところを教えて頂ければと思います。

 

>1.ウェッジについてですが、これは是非とも教えて頂きたいと思います。井野先生が使っているのはどこのウェッジでしょうか?

モリタから販売されている「Wedge Wands(Medium Orange)」です。  

>ウェッジの位置によって、離開量をコントロールするテクニックを使いたいのですが、私は現在、カーのアダプトルーシーウェッジを主に使っていますが、

>あのウエッジはおそらく平行に作ってあるため一旦入ってしまうと離開量の拡大はできないように思います。

>出入りの業者に探させましたがわかりませんでした。よろしくお願い致します。

 

麻酔をしている前提で、 マトリックスを歯頚部のマージンに合わせ(←これがポイント)

マトリックスが動かないように強めにウエッジを挿入、フロアブルでコンタクトの上まで壁を作り

マトリックスを引き抜き、その後力の限りウエッジを押し込み、歯を離開させています。

*後、ウエッジはカッターで上の部分をそぎ落とし加工しています。(日曜日に話しますね)

ただ、私の2級レジン充填の術式は顕微鏡用というか、

歯を0.1mm以下ですがその単位で離開させて歯を真上から見ないと詰めれないのでルーペだとキツイと思います。

顕微鏡を購入して是非顕微鏡レジンセミナーへ(笑)

 

>2.おそらく同じ事が原因にあると思いますが、リングを使わずにアダプトセクショナルマトリクスとルーシウェッジだけでコンタクトを作ると、同じようにエキスプローラーの先で押さえ て照射を行ってもなんとなくコンタクトが甘くなってしまいます。何かコツはありますでしょうか?

 

色々リングを使いましたが、リングは使いません。(理由はコンタクトが緩い感じがするのと邪魔だから)

コンタクトは横積層(3層)を行い作りますが、コツは規則化して詰めることでしょうか。

*この辺りは来年の顕微鏡レジン充填で勘所を話します。(文字にはしにくいです・・・)

http://eedental.jp/ee_diary/2018/09/post-1813.html 

 

 

3>.ティント(ステイン)を行っているツールはどこの物でしょうか?また何番のKファイルでしょうか?

>ホルダーにつけていろいろ8番やCプラスファイルなどいろいろ試しましたが、なかなか上手にできません。

>現在はエキスプローラ―で裂溝の位置を大まかに描いたあと、トクヤマGDSのフロアブルアートの尖った方で彫り込んで、TMDU充填器5番で寄せて裂溝を作っています。

 

#08Kファイルです。

私が使用しているのは販売が終わってしまった「ZIPPERER MC K-Feiles」です。

*私は無くなると思い大量(6本入り7セット)のまとめ買いしました(笑)

顕微鏡レジンセミナーの為に代用品は考えましたので、明後日のスライドに載せます。

 

 

>ティントは怖いので硬化させてから入れています。

ティントは硬化前に入れた方が色の乗りがいいです。

後、ステインを入れる際に裂溝の深さもコントロールしています。

 

 

>4.DF078R(エースクラップ)のツールも以前フィードにあったみたいですが、今は取り扱いが無くなっています。どうされていますか?

ササキに言えば売っていますよ。

*これも廃盤の匂いがプンプンするのでまとめ買いしています(笑)

 

5.オペークと隣接面に使っているフロアブルレジンは、現在何でしょうか?シェードは何でしょうか?

オペークはマジェスティーLV OA3(クラレ)

後は、

マジェスティーLV 乳歯色(クラレ)*明度コントロールをしています。

マジェスティーES XW(クラレ) クリアーのボリュームを付足しています。

になります。

 

 

>見てますと、最近の動画でも、隣接面を作る時に、シーラント用27ゲージのチップと、0.5㎜ぐらいのチップとナノチップと使い分けておられる気がします。

>どういう基準で使い分けておられるのでしょうか?

 

気分と雰囲気(笑)

 

ナノチップは先が短い為、咬合面付近に限定されてしまいます。

窩底部付近はビューティーシーラント ニードルチップ27G(松風)を使用しています。

 

 

>6.隣接面カリエスが歯肉縁下に入っている場合、電気メスで処理するのですが、それでも出血で、接着に苦労することがあります。切除が足りないのでしょうか?

隣接面縁下は圧排して、縁下の部分にレジンを流し縁上に変えてからマトリックスを入れ普段通り詰めています。

*これ結構重要

> また、ウェッジやセパレーターでの出血にも困る時があります。本来はラバーダムの使用が原則なのでしょうが、止血剤やボンディング剤など何をお使いでしょうか?

 

私は無理してラバーはしていません、邪魔とか詰めにくいと感じれば簡易防湿しています。

止血剤は「ボスミン」

ボンディング材は「ボンドフォース」

 

 

>7.保険診療の合間にダイレクトボンディングを行っていますので、インレーを外してみたら思いのほか深いカリエスだったり出血が多かったりすると、時間切れとなり、

>やむを得ずカリエス除去、覆罩オペーク、隣接面、辺縁隆線の充填だけやって、咬合面は後日となることが、まれですがあります。

>接着の原則から考えるとできるだけそうならないようにはしたいのですが、例えばセレックを用いないセラミックインレーなどはどうしても後日接着しかできません。

>青島先生は2ステップ法と紹介されていましたが、後日接着の、CR面、象牙質面の処理の仕方など、もし先生なりの知見があれば教えて頂けたらと思います。

 

私もエンド後のレジンなどは青島先生の2ステップアプローチの考え方ですね。

レジンは歯面に対して1回で詰めた方がより接着は安心できますが、レジンを2回に分けて詰めては駄目といわれれば、間接法など全てアウトだと思います。

後日の接着は、表層を削ってシラン処理+ボンドフォースですね。

 

 

>多数の細かな質問になり、申し訳ありません。

>先生のYouTube動画には本当に感謝しています。

 

>可能な範囲で結構ですのでよろしくお願いいたします。

という感じですかね、簡単に書いたつもりで30分も書いていました(゜ー゜;)

 

後、毎回講演後にメールで質問される先生がおられますが、質問あれば会場で聞いてね。

(各先生に返信するのが大変なので。。。)

 

 

では、日曜日参加して頂く先生、よろしくお願いしますm(_ _ )m

re

Index of all entries

Home> マニアックレジン > | 井野セミナー 案内 > レジン充填に関する質問

購読
Powerd By

Return to page top