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歯科用顕微鏡3D動画 感想文

先日書いたブログの続き

http://eedental.jp/ee_diary/2018/07/ee-5.html 

2018 EEdental  (1).jpeg  

非常に興味深いツールで面白い経験をさせて頂きました。

白水さん、SONYさんありがとうございましたm(_ _ )m

 

 

感想としては、

・インパクトが大きく8割の患者さんは驚いていた

・2Dの治療動画を見たことのある人ほど3Dの感動が大きい

・眼鏡をかけている人は眼鏡をかけた状態で、3D眼鏡眼鏡をした方がいい

・立体的にどこの場所が悪かったか患者さんに説明しやすい

・ここから虫歯になっているとか

録画の方法として

・ターゲットの歯にピントを合わせ4~5秒静止させた方がいい

(動いていると3Dで少し分かりにくい)

・より立体的に見せるためには窩洞を上からではなく、少し斜めから撮影した方がいい

(フレームの中に歯頚部付近の歯肉を映すとより深さのある立体構造として見える)

・2Dに比べ3Dの方が治療の荒が分かりやすい、

・2台のカメラを取り付けることで、顕微鏡が重くなる。

(顕微鏡のネジを少し強めにしめる分、顕微鏡の動きが多少悪くなる⇒2日くらいで慣れました)

・現段階のリモコンが使いづらい(学習リモコンがあるとか)

 

基本的には通常通りの顕微鏡治療でした。

  

  

1週間使った感想としては、「これは、いいね!」です。

   

 

ただ、立ちはだかるのがコストの問題

保険治療ではどれだけ説明に時間を要しても、器材にお金をかけても患者さんから頂ける費用は「0円」です。

自費治療専門の歯科医院でも2Dから3Dに移行した所で頂ける費用を上げることはまず不可能です。

ざっくり今回のシステムの費用を聞いたところ、カメラ2台、録画・画像処理機器、モニターで 500万円

2018 EEdental  (2).jpeg

中でもモニターの200万がネック。。。

  

既に顕微鏡3D動画は医科には導入されつつあるそうですが、日本の歯科の場合

世界でも後進国並みに費用が安いので、この金額で開業医が導入できるか!?と言われればまず不可能かと思います。

 

 

私の患者さんへの説明用動画ツールは、

2018 VICTA (1).jpg 

約150万です。

 

500万から値段がどれほど安くなるのかが問題ですヾ(・ε・ )

  

 

また、

このシステムは大学の教育機関には非常に有用ではないかなと感じました。

私が学生の頃、教育実習で生徒4~5人で患者さんの周りから先生の治療を見るのですが、

口の中なんて見えませんし1m以上離れた所から歯を見ろなんて不可能、ただ見ているふりをしないと怒られる。。。

    

私が学生の20年近く前の当時は治療を写真でも見せてくれませんでしたし、見るのであれば3cm程度の小さなレントゲン

顕微鏡もなく動画でも見ることができませんでしたが、3D動画でリアルタイムに見ることができればより治療を理解しやすいのではないかなと思いました。

  

私は、「つまらねぇ~」と思いながら、あくびしながら見ているふりだけしていた学生でいたが、たぶん今の学生の何割かもこうでしょうね。

 

教育側の問題点は、

治療を見せる立場の先生は治療のミスや荒がダイレクトに生徒に分かってしまうのでやりにくいでしょうね(笑) 

2018 EEdental  (5).jpg 

 

 

最後に、

偶然ですが、1週間の期間中にSONYの録画装置の製造をしている方や、SONYと共同研究している患者さんがおられ世間の狭さを痛感!

 

色々内情を知っている患者さんには

「先生、これに莫大な投資するより新しいアイボ待合室で遊ばせておいた方が患者さん受けいいですよ」とアドバイスを頂き、

2018 sony1.jpg  

「あっ、アイボいいね!」(^▽^)

*性別も選べ、2年かけて大人になるそうです。

 

ということで、

 

3Dシステムより30万のEEデンタル犬「アイボ」を買おうか検討します!

 

 

以上、3D録画システムの感想でした。

2018 EEdental (3).jpeg.jpg 

 

そのうち、白水さんのブースで今回の治療動画が見れるかと思います。

患者さんの立場になって見てもらえると結構インパクトありますよ!♪(・∀・)
 

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