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歯を残すこと、その後に難しい色合わせ

お騒がせしました、無事昨日退院できました。

今日から通常診療に戻ります。 

 

先々週終わったケースになるのですが、

C色の歯の色の患者さん

2018 EEdental SA1 (2).jpg

前歯に1本上手なセラミックが入っているのですが・・・

 

違和感の原因は根尖病変のようです。

2018 EEdental SA1 (1).jpg

根尖病変がある歯にセラミックが入っていると、

その歯は【外科の対象歯】という基準もありますが、

私はこの基準大反対!

 

高価な被せ物を外さず行う外科処置(歯根端切除)の

成功率は50%と言われおり、この外科処置が失敗すれば抜歯となります。

 

いくらでも作り変えの効く1cm程度の小さな人工物の為の治療方針で抜歯になっていては・・・

 

非常に上手なセラミックでしたが、

患者さんにまずはきちんと根管治療を行い歯の保存を行いましょうと話をし

根管治療後、他の歯のレジン治療をやり直しました。

2018 EEdental SA1 (0).jpg

根管治療した歯の仮歯はレジンのステイニング剤でちゃちゃっと色付けしました。

 

基本的に私は、A系の色以外の患者さんには最初に「たぶん色合わせれないよ」とお話します。

今回たまたま綺麗に詰めれちゃいましたが、超マグレです。 

 

*最近よくやる前歯の小技に「ホワイトステイン」があります。 

今回の場合、オレンジ系の色も混じっていたので「オークル」もステイン材料で使用してみました。

 

  

審美は置いておいて、私の主は「歯を残すこと」ですから、

根管治療後

2018 EEdental SA1 (3).jpg

骨が出来てきているのを確認して、

セラミッククラウン!

2018 EEdental SA1 (4).jpg

患者さんも「うゎ、自然な感じ!」と喜んでくれました!

 

偶然が重なり綺麗に治療できた1ケースです。

患者さんに喜んでもらえてよかったです(・ε・)ノ

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