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メタルインレー治療後に起こりやすい虫歯
- 2018年8月 7日 09:21
- EEデンタル こだわり
中等度の虫歯の治療
色々な方法があります。
・メタルインレー(銀合金・金合金)
・セラミックインレー
・レジン
それぞれにメリット・デメリットが存在し
どのメリットを重視するか、どのデメリットが気になるか?
で治療法を選択する訳なのですが、
実はこれら3つの方法すべてに精通している先生というのは非常に少なく
どの治療法で治すかとなった際にには、歯科医師の得意な方法を勧められることなります。
先日もあまり削らず、白く治したいという患者さんがかかった歯科医院でゴールドインレーを勧められたそうで、ネットで調べ「レジン治療」で治せないかと来院されました。
歯科医院選択の難しい所で、ある程度歯科に知識がありかかる歯科医院が何か得意かしらなければ、希望の治療はできない現状があります。
私は、3つの中では「レジン」が最も優れた方法であると感じています。
1、削る量が少ない
2、3つの中では確実な防湿接着ができる
3、経年変化が歯に近い
4、問題が起こった際リペアがしやすい
などから私が詰めれそうなケースにはレジンをお勧めしています。
また、
「保険の銀歯より金の方がかみ合わせに馴染む」
など聞いたことはありませんか!?
実は【保険の銀インレー】でも【自費の金インレー】でも
圧倒的に歯より硬い為、起こる経年変化はほぼ同じです。
*最初の適合は理論上、金の方に軍配があがりますが、材料の前に歯科医師の腕の方がよっぽど適合に関しては大きな因子です。
金属修復で治療を行うと
機能咬頭の金属の横の歯が負け、かけてしまいそこから虫歯が侵蝕。。。
上顎:口蓋咬頭
下顎:頬側咬頭
に多く見られます。(これ大学で教えておいた方が・・・)
因みにレジンで最初から治療を行えば、機能咬頭付近を削ることはありません。
金属、セラミック系の修復はレジンに比べ便宜的にかなり健康な部分を削る必要があります。
*かなり理想的なことを書いています。
ケース動画
特にこのような穴は1mm以下程度ですから、検診などでは殆ど見逃されてしまい
虫歯が大きく侵蝕してから気づく場合が殆どで・・・
神経を取るなど後手後手の治療になってしまいます。。。
一方レジンではこのような経年変化は起こらず、歯の表面からの2次虫歯が多いので比較的早い段階で気づき治療することが可能となります。
ですからこういった面からも私は「レジン治療」押しのスタンスを取っています。
ただ、どの方法を選択しても一生持つ訳ではありませんので、日ごろの歯磨きが非常に重要となります。
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