Home> 歯内療法日記: 2015年5月アーカイブ

歯内療法日記: 2015年5月アーカイブ

歯を残す根管治療

金沢市からわざわざ豊橋まで来られた患者さん

  

2か月前にフィステルができやり直しの根管治療を行ったが、終わったも痛みが続く

次の歯科医院で

「再々治療を行うが抜くかもしれなし」と言われた( ノω<;)

 

症状:

・痛い時はズキズキ

・いつもはシクシク顎の下の方まで骨が痛む感じ

・食事、歯ブラシを行うと痛みが出て痛み止めを飲む

・集中している時間は痛くはない

 

痛みの種類が多く、痛みのない時間もあるそう。

 

 

まず、小さなレントゲンを2枚撮ってみました。

2015 EEdental m yama (1).jpg

骨の減っている部分が2か所あり、この部分の近くに原因がありそうです。

 

上の赤丸は土台を太く作り過ぎた為のパーフォレーション

下の赤丸は側枝(神経の横枝)などが疑われます。

 

問題は2つあることが想定され、まずは歯の上の病変を顕微鏡下でアプローチすると、

やはり過去の土台形成時に歯に穴(パフォレーション)を開けてしまいその部分が感染

 

パフォレーション にはMTAと相場が決まっているので、教科書通りにMTAでまずは問題1つめの修復

2015 EEdental m yama (2).jpg

*赤丸の中の白いものがMTA

 

その後、さらに歯の中の悪い部分の治療を行い、

症状が軽減した所で根管充填!

2015 EEdental m yama (4).jpg

綺麗に治療が終わりましたd(・ω・ )

 

  

そして、6か月後の来院時

症状は一切なく仮歯でもしっかり咬めるとのこと、

2015 EEdental m yama (5).jpg

レントゲンを 撮ってみると骨が出来上がってきてくれていますd(・ω・ )

 

セラミッククラウンを入れ終わる予定です。

 

 

金沢からの移動時間なんと4時間半の通院お疲れ様と思ったら!

  

 

今は仕事の関係で北海道にいるそうで次回来院は北海道から(p・Д・;)

 

EEデンタルだいたい本州の真ん中あたりなのですが、流石にこの距離は飛行機ですね(笑)

 

 

因みにGoogle先生に聞くと、徒歩では233時間(休みなし)かかるみたいです(;・д・)

江戸時代では考えられなかった未来が今ここにあるのですね! 

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

歯根破折 騒がれていますねぇ(笑) 

「先生の所、とあるサイトで騒がれていますよ」と

 

基本的に○chはあまり気にしないようにしていますが、

過去に治療を受けて頂いた患者さんだと思われる人が投稿れたようで、

 

>かぶせ物と土台を削られた所で歯の根が破折しているから抜歯と言われる。

 

説明不足と言われれば説明不足なのですが・・・

 

初診時に全ての説明をするのは不可能なので、ある程度の説明をした後に根管治療のについての資料をお渡ししています。

そこには根管治療の目的から治療の流れ、治療費、成功率、合併症、外科的歯内療法、痛み、ラバーダムに関してなどを書かせてもらっています。

 

私は「家で資料をよく読んで治療するかどうか決めてもらえばいいですよ」とはなし、

その場で治療を行うなど決めなくていいと言っています。

  

 

今回の【歯根破折】に関しては、その診断の難しさから、資料にも

 *術前のレントゲンで破折の疑いがない歯でも治療をスタートさせると破折が見つかる場合があります。

 

 治療中に破折線が見つかった場合は、治療は中止となり根管治療費の半額を頂きます。

と書かせて頂いております。

 

術前時に折れているか100%判断できればいいのですが、今の医療ではこれが不可能で治療してから破折が見つかることもあります。

 

先日来院された歯科医師の先生 インプラントの周りに違和感があり、根管治療をするもなかなか症状が治まらない

2015 EEdental a.jpg

実際2本とも治療させて頂くと・・・

 

2本とも折れていて症状が出ていました。

 

たぶん世界中見てもこの白黒画像のレントゲンで2本折れていると術前時に診断できる先生はいないでしょう。

歯科医師の先生ですから、治療後に折れているお話をさせて頂き納得して頂きました。

  

   

最初にお渡しする資料は、根管治療について素人の方でも分かるように書いていますので、

必ず一度目を通して頂いてから「治療の承諾書」の提出をお願いします。

 

 

後、抜歯についてですが、

 

基本的に私は抜歯していない理由は、破折した歯は大きく骨が減っており

インプラントを選択した場合、抜歯と一緒に造骨した方がいい場合あり、その場で抜いてしまうと外科処置が1回増えてしまうこと

また、その日のうちに治療方針を決め抜歯を受け入れてもえる患者さんがどのぐらいいるのか?(心の準備の面で)

 

  

私は勤務医時代一応オールラウンドに全てしていましたので、抜歯が出来ないということはありません。

埋まっている親知らずもバンバン抜いていましたし、歯周外科もしていました。

現在でも意図的再植術の際には一度抜歯しています。

https://www.youtube.com/watch?v=_BZsSUzOL4Q 

  

私は自分のやった処置に対しては責任も持つつもりなので、予後不良で抜歯治療を行っても個々に費用は頂きます。

(結果によって無料で治療を終えることはしません)

 

ネットで書かれた患者さんの場合も受付で「基本的に破折歯の抜歯はしていない」と言いましたが、

抜歯をお願いされたので

 「また治療費が2万円ほどかかるがいいですか?」と聞き

患者さんは、また歯医者に行くのがメンドクサイので「ここで抜いてください」と返事を頂いて処置させて貰っています。

 

このことはカルテに記載しており、私も了解を得たものだと思ったのですが・・・

  

自費診療専門になって思うのは、「医療は最後は結果」ということです。

どんなに頑張っても良い結果が出なければ評価は下がる。

 

治療前に患者さんに提出して頂いた「根管治療の承諾書」の1行目にも

・医療行為は100%の良い結果を保証するものではありません。

と書かせてもらっていますが、歯が残らなかった患者さんの心情も分からなくもないです。

 

  

今回の件を元にお渡しする歯内療法の資料に「歯根破折について」という紙を1枚追加させてもらいました。

(基本的にあまり説明文が多くなると読んで貰えなくなる恐れがあるので避けたいのですがまたこのようなことが起こらないようにしないといけませんので)

 

以下、追加資料

歯根破折について、

やり直しの根管治療(感染根管)を行う際に大きな問題になるのが歯が折れている【歯根破折

破折と言っても、

真っ二つに分かれているものと、

歯にヒビが入って感染している歯

の2つがあります。

我々歯科医師は術前時にレントゲンを見て診断を行いますが、レントゲンは①は診断可能なのですが、

の状態では術前時に折れているのか診断することができません。

レントゲンは2次元の白黒写真であり病態を正確に表している診断ツールではありません。

  

根の専門で多くのレントゲンを見ていますが、根の先の病変(膿)の所見は、歯根破折の所見と非常によく似ており

治療が可能と判断して治療をスタートしても破折線が見つかり治療の対象にならないことがあります。

実際の臨床では極まれに破折線とレントゲン線が入り破折と診断できることもありますが、

理論上でいえばレントゲンでの発見率は1.1%でかなり稀に分かるものとなります。

つまり術前時には破折か根の病変か判断できないのが、実情なのです。

歯の中の細菌感染による膿は治療で治る見込みがあります、ただ歯根破折で出てくる膿に関しては根管治療の対象にはならず抜歯して膿を止める他ありません。

(*極一部の歯科医師が行う、接着材で埋める方法もありますが、個人的にはお勧めできません)

 

当院では術前時に破折の疑いが強い場合には最初にアナウンスをしていますので、一度家の方で治療を行うか冷静に考えてもらい治療を行う、行わないを考えてください。

*破折の疑いがあるからといって必ず折れている訳ではありません。

*破折の疑いがかなり強い場合には治療は止めておいた方がいいとお話しさせてもらいます。

もし治療をスタートしてから分かった破折歯に関しては根管治療費の半分を頂き、そこで治療を終了して抜歯した後の治療方法などを説明させてもらいます。

また、治療後に紹介状をお渡ししますので口腔外科、インプラント歯科の方で抜歯して頂き治療をしてもらう流れになります。

 

  

以上

2chでコメントする気はありませんが、

来院して頂いた際にお渡しさせて頂く資料は大切なことが書いてありますので読んでくださいね。 

 

 

これにて今回の騒がれている件に関してはスル―させてもらいます。

来院して頂いている目の前の患者さんを治すことに集中します。

  

 

後、EEデンタル 自費診療専門ですが特にレベルが高い訳ではなく、

私の出来ることを精一杯させてもらっている程度の普通の町医者ですからねm(_ _)m

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

前歯の歯茎から膿が出る 感染根管治療

何度も根管治療するも膿が出てくるという患者さん

2015 EEdental og.jpg

黄色い丸の部分を押すと膿がダクダク・・・

 

歯科医院にかかると「抜歯した方がいい」とのこと

  

一見健康そうな歯にみえるのですが、何度も根管治療がしてあり、

 

レントゲンを撮ってみると

2015 EEdental og (2).jpg

 

うわっ、かなり大きく骨がなくなっています(p・Д・;)

また何度も治す為に歯の中をゴリゴリ削ってしまったので、詰めてあるゴム(白い線)もかなり太い状態です・・・

 

2本のうち右側の歯に関しては外傷の影響か歯頚部に外部吸収(歯が溶ける)まで起こってしまい

歯の中との交通が疑われます。 

患者さんには、

「かなりハードル高い治療ですけど、駄目もとで一度根管治療やってみたら!?」( ̄Д ̄)

 

根の専門としてはこういう難しいケース是非ともトライしたいケース!(笑)

 

治療を開始すると案の定、外部吸収で歯の側面に穴が・・・

この部分から唾液と共に細菌が歯の中に侵入してしまうので、まずはこの部分の穴埋め

2015 EEdental og (4).jpg

黄色い丸の白い部分が穴埋めをしたMTA

*基本的に私は後発品のMTA(ジェネリック)は信用していませんので、値段が高くても世界一信頼性のあるデンツプライのMTAを使用しています(・ω・ )

 

  

その後、3度目の来院時には膿も止まり根尖が#130(1.3mm)だったのでMTA根管充填

2015 EEdental og(5).jpg

根の先端はおおよそ短径で0.3mm程度ですが、過去の根の治療で4倍近く大きな穴になっていました。。。( ̄ー ̄;)

 

個人的には根の先はどんなに削っても治らないと思います。

(むしろ削っちゃダメ!)

  

そして昨日が土台とレジン充填の日で詰め物をした後にレントゲンを撮ってみると、

2015 EEdental og(3).jpg 

ん? ( ゜ ▽ ゜)

 

骨出来てきていない?

(黒い部分が小さくなってきている)

 

治療を開始して3か月(来院回数4回)ですが、若干良い傾向が出てきてくれています。

 

 

後は、定期的にレントゲン審査をして骨の治りを診て行きます!

 

これだけ短期間で膿も止まり、骨が出来てきてくれているので少し安心していますがヾ( ・∀・)/

 

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

今日は平井順先生の講習を受けに

GW休み終盤、

品川付近にあるカボに

DSC00921.jpg

平井先生の2日コースで勉強してきます。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

大臼歯の外科的歯内療法

2015 EEdental si (1).jpg

術前

赤丸の部分に病変が見られます。

また歯茎からは膿が出てくるので、再治療をすることになりました。

 

根管治療後

2015 EEdental si (2).jpg

隠れていた4本目の神経管まで顕微鏡で見つけ出し治療が終了でき

ひと安心していたのですが・・・

 

なかなか病変の影は消えず、1年後に外科処置をすることに

外科的歯内療法:http://www.eedental.jp/surgery.html 

2015 EEdental si (3).jpg

これが4年前の外科処置

 

その後たまたま他の歯の治療相談に来られた時にレントゲンを撮らしてもらうと

2015 EEdental si (4).jpg

綺麗に骨が出来上がってくれています!(^ω^ )/

 

膿んでしまった歯を残すのが歯内療法専門医の仕事!

 

と言っても、私は虫歯をレジンで治すこともしてしまっていますが・・・ ( ̄。 ̄;)

レジン : http://www.eedental.jp/resin_m.html 

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Home> 歯内療法日記: 2015年5月アーカイブ

購読
Powerd By

Return to page top