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6月21日 顕微鏡講演 (ササキ静岡支店)
- 2015年5月15日 08:52
- 井野セミナー 案内
6月21日の静岡講演( 12:30~15:30)の抄録を作りました。
まだスライド作っていないのですが、ありがたいことにササキさんより
30名定員の予定でしたが、現時点で33名のお申し込み頂いております。
少し調整して部屋のスペースを確保しましたので追加で募集させて頂いております。
と報告をもらっています。
*注意:ササキの静岡エリアの先生向けの講演になります。
タイトル: 『拡大視野の世界へ』
【抄録】
私が初めて顕微鏡(マイクロスコープ)を覗いたのは勤務医の頃で、そろそろ10年が経過しますが、
その当時、こんなにも顕微鏡が普及するとは思っていませんでした。
と同時に色々思う所も出てきました。
顕微鏡は拡大して見る『高級虫眼鏡』のようなものです。
この拡大して見れるという行為、小さなん組織を相手にする歯科治療に
おいてはかなりのインパクトのあるものだと私は思います。
人が意思決定をする際、その多くは五感のうちの視覚から入る情報といわれています。
我々歯科医師医も同様に視診によって多くの診断を行っています。
カリエスを例に取ってみると、咬合面に限局するカリエスと隣接面に隠れたコンタクトカリエスどちらが発見しやすいでしょうか!?
咬合面カリエスであれば、経験の少ない医師でも発見できますが、
コンタクトカリエスとなると、見逃したり、経験の差が出やすいと考えられます。
顕微鏡でコンタクト付近を拡大してみると、多くの情報が得られます。
隣接面の透過性の変化、隣接面に限局するクラック、エナメル質の摩耗、コンタクト直下の小さな穴、不適合なメタルインレーに食渣。
こういった情報というのは拡大するから得られるものです、つまり
見える先生と、見えない先生では診断に大きな差まで出てしまいます。
どんなに素晴らしい技術をお持ちの先生でも見えなければ治療はできません。
またこの術者が『見える』というのは、患者さんに『見せる』という情報の共有にもなります。
虫歯がありますという漠然とした口頭での患者さんへの説明と
ビジュアル的に虫歯があるという事実を伝えた画像・動画
どちらが患者さんの関心を引くことができるでしょうか!?
今回は顕微鏡治療の導入部分からあると便利な道具、治療例を話していきたいと思います。
こんな先生に
・顕微鏡は覗いたことがないが興味がある先生
・最近老眼が激しくなった先生
・臨床を見直したい先生
・顕微鏡導入後まもない先生
向けの内容です。
どこのメーカーがいいのか?
録画装置っているの?
予算はどのぐらい準備すればいい?
導入後どんな機材があると便利?
顕微鏡があるとエンドが上手になるのか!?
EEデンタルのシステムなどをお話して、スライドはなるべく動画多めにして分かりやすくしたいと思います。
前回のササキの講演で年配の先生(60過ぎの先生)から
「俺、この年になって顕微鏡導入しようかと思っているんだけどおかしいかな!?」(←即答で「素晴らしいっす!」)
や、
65歳の隠居を考えられていた先生に
「そろそろ息子に医院を渡すつもりだけれども、私も週に3日ぐらい働きたいのだが」
「趣味の治療で顕微鏡治療を始められてみては?」と
若い先生だけではなく年配の先生も是非是非来てください。
見えなかったものが見えると歯科治療って世界が変わりますから!
(後、見えると見えなかった時代の自分の治療に愕然とします(笑))
たぶん残りの定員数人だと思いますが、ブログにしてしまいましたが、いいのかな!?(笑)
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