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歯内療法日記: 2026年5月アーカイブ

術式の差による骨の治り

患者さんは50代男性

たまにある側切歯の大きな病変(レントゲンのこの黒い部分は細菌由来の炎症で骨がありません)

2026 EEdental INA (1).jpg

意外と側切歯の根尖病変は大きくなりやすいのと、前歯の中で予後が最も悪い歯なので

前歯を残したい方は神経の治療は歯内療法専門医に任せた方がいいと思います。

  

以前の治療で根管内を太く削ってあったので外科的歯内療法を選択しました。

2026 EEdental INA (2).jpg

だいぶ大きく骨が無くなっておりスルー&スルー(唇側から裏側までトンネル状に骨がない)の状態でした。

 

こうなると骨が治る足場が無く骨の治りは遅くなります。

2年予後

2026 EEdental INA (3).jpg 

スルー&スルーで貫通した部分にはまだ透過像があります。。。

ただ、膿や腫れはなく経過は良好です。 

 

この部分に人工骨(他人の骨や牛の骨)などを入れる術式もありますが、

私は昔同級生の口腔外科医に言われた、

「感染さえ無くなれば骨は出来るのだから、余計な物は入れない方がよい。それが感染源にならないという保証はないから」

というアドバイスから人工骨は入れていません。

*入れたら入れたでその費用を請求する訳ですから治療費は高くなります。 

  

このケースでもそうですが、レントゲン上で問題無い成功率を重視するか、

生活に問題が出ていない生存率を重視するかでも術式は変わってきますね。

 

このケースも後数年待っていれば骨は出来てくると思います。

 

 

 

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3つの神経管が1つの出口に合体

患者さんは40代女性

福井県の患者さんが紹介していただいた福井県の患者さん

ホント、遠方の患者さんが多くてわざわざ新幹線のこだましか止まらない豊橋駅まですみません・・・

(正確に言うとひかりが2時間に1本ありますが1時間に1本は欲しい) 

 

レントゲン

2026 EEdental ISA (1).jpg 

歯がない場所にフィステルがあり、アナログな方法で原因歯を特定

  

右下7は根管治療+クラウン

半分残っている右下6は歯根破折の為抜歯 ⇒ インプラント 

 

2026 EEdental ISA (2).jpg 

3本の神経管が根の先で繋がっており、遠心根はストレートで根尖が見えた為

MTAで根管充填、MB、ML根はガッタパーチャーを使用

 

この後右下6を抜歯させてもらいましたが、メタルコアが止っている部分で破折していました。

やはり残存歯質の少ない歯は弱いですね・・・

(なのでなるべく健康な歯質は残した方が無難なのです)

 

この後、仮歯で生活してもらい本歯に替えて行きます。 

遠方からお疲れさまでした(^^;)

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