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珍しく無くなった金属アレルギー

私が子どもの頃は花粉症などの言葉はありませんでしたが、今や時期になるとニュースでも花粉の飛散量などアナウンスがあります、

また食品アレルギーも増え、アレルギーというものが極々日常になってきてしまいました。

 

極端な話何の物質にもアレルギーは起りうるみたいな感じです。

 

思えば、金属アレルギーも私が歯科医師になった25年前に比べれば増えたなと感じます。

(昔なんか、イオン化傾向の小さい金、白金にはアレルギー出ないなど教えられましたが、今や金にも普通にアレルギーが出ています。。。)  

   

今回の患者さん60代女性、金属アレルギーがあるとのことでした。

主訴の部位の治療を終えた後に電話があり、銀歯が取れてしまったと連絡が、

口腔内

2025 EEdental HOM (2).jpg

虫歯も見られ、残っている歯は1/3ぐらい

レントゲン

2025 EEdental HOM (1).jpg

虫歯はありますが、まだ神経が死んだような所見は無い

  

ちょっと前に対合歯の左下7は歯根破折の為抜歯していたので、

「一度レジンで詰めてみましょうか!?」と提案

治療時間1時間30分 

2025 EEdental HOM (4).jpg

レントゲン

2025 EEdental HOM (3).jpg

神経部分が透けていたので、覆髄も行いました。 

  

この後、レジンが外れなければいいのですが・・・

外れてしまったらその時はセラミッククラウンにします。

 

個人的には金属アレルギーさえなければ金属は良い材料だと思いますが、

最近のトレンドは金属はなるべく使わない方向になってきていますが、かと言って良い材料出てきたか!?と言われれば微妙な材料ばかり・・・

誰かいい材料開発してくれませんかね、たぶん市場規模はかなり大きいので日本の中小企業辺りに頑張ってもらいたいです(・ω・)ノ 

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