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虫歯治療後の歯が痛い

たまにあることなのですが、治療を行った歯が痛む。

  

虫歯治療はある種の小外科手術なので多少の痛みは術後出ることがあります。

治療後の弱い痛みは1~3日程度で無くなる場合は殆ど上手く行くことが多いですが、

神経付近まで削ると後で大きな痛みが出ることもあります。  

   

今回のケースは12歳の男の子

7ヵ月前に治療を行ったが、1ヵ月前から痛みが出てきた。

10日前に温水痛とズキズキする自発痛が出てきて3日で落ち着いた。

とのこと

 

この痛みから予想できるのは、神経が死んで痛みが止ったケースが多いです。

 

レントゲン

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第一大臼歯に根尖病変が見られ、やはり神経が死んでおり根管治療が必要なケースとなっていました。

 

術前

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咬合面と口蓋側にレジン充填がしてあります。

 

保護者の方に根管治療が必要な事、この年齢なので大きく削らず(被せ物ではない方法)3mmぐらい穴を開けてそこから治療することを説明

 

治療1回目

詰めてあるレジンを顕微鏡下で外すと、過去の治療で小さな露髄(0.3mm程度)をしていたようで、

神経からは出血はなくやはり神経は死んでいるよう。

  

ここから髄角部分を取っていくのですが、やはり若いだけあって髄角の張り出しが大きく

何度もう蝕検知液(染め出し液)を使いながらチェック&切削の繰り返し

 

髄角をきちんと処理して4根管の穿通・拡大・洗浄

2025EEdental URI (2).jpg 

入り口はなるべく削らず中をくり抜く(凄く手間はかかります) 

  

治療2回目(白っぽい所が仮蓋 ヨードで消毒しています)

2025EEdental URI (6).jpg

症状のないことを確認して根管充填+レジンコア+レジン充填

2025EEdental URI (3).jpg

 口蓋根は根尖が大きく開いていた為MTAセメントを使用

MB,MB2,DBはガッタパーチャー使用

  

術後

2025EEdental URI (5).jpg

3mmちょっとの穴から治療を終えました。

 

歯髄腔が石灰化だらけのケースも難易度高いですが、歯髄腔が広いケースも小さな穴から髄角を処置するもの難易度高いですね。 

この後、経過観察をして行きます。

若い時の根管治療はきちんとやっておかれた方がいいと思います。

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