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破折歯の残し方

50代以降に増えてくる歯根破折

歯根破折は歯ぎしりが見られる方の奥歯によく見られます。

 

患者さんで見える前歯のクラックを心配している人がありますが、

前歯のエナメル質のクラックは50歳越えれば殆どの方にみられますし、

前歯は抜歯になるような垂直性破折は滅多に起こりません。

  

また破折は神経ある歯に比べて神経を取った歯に多く見られます。

つまり人生後半の起こってしまう破折を起こさないようにするには神経を取らないがポイントになります。

 

ただ50歳以上の方は過去の歯科治療で神経を取ってある歯が多くあります。

*昔は簡単に神経を取る治療が行われていたので仕方がない面があります。 

  

患者さんは50代女性

歯茎の下に虫歯があるということで治療を行いクラウンを入れた。

普通にしていれば痛くはないが歯茎が腫れてきた。また咬んだ際に痛みがある。

先生には次に腫れたら抜歯と言われている。 

レントゲン 

2026 EEdental NAM (1).jpg

近心根が折れているような所見があり、根尖にはファイル(金属ヤスリ)破折が2本見られます。

   

患者さんには、折れており保存治療は難しいこと

保存を行おうとすれば、「接着修復」←私はやっていない(正確に言うと才能なく辞めた)

私が出来るのはヘミセクション(分割抜歯)ぐらい・・・

  

患者さんにOKをもらい 

2026 EEdental NAM (2).jpg 

まずは根管治療を行い

折れた歯の分割抜歯

 

一般的にはブリッジにするケースですが、個人的には1本で支え使える所まで使ってもらいます。 

2026 EEdental NAM (3).jpg

仮歯で経過を見て、問題無さそうなので

  

硬質レジンでクラウンを作ります。

2026 EEdental NAM (4).jpg

 レジンでクラウン作る理由は柔らかいから、ここにジルコニアなどの固い物をでクラウンを作ると

根の方に負担がかかり、すぐにダメになった経験があるので、わざとクラウンは弱目の材料を使い

クラウンをすり減らし、根の方への負担を軽減させます。

  

ホント歯根破折は人生の後半の方になってくると避けては通れない問題になってきますね・・・

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