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詰め物外してみたら歯冠破折だった。。。
- 2026年4月21日 09:00
- マニアックレジン
歯が折れる場合はざっくり言って、
歯茎に埋まっている「根っこ」が折れる「歯根破折」と口の中で見える白い歯の部分が折れる「歯冠破折」があります。
「歯根破折」は抜歯になる場合が多いですが、やっている先生にかかれば接着修復という手もあります。
「歯冠破折」は頭の部分で割れだいたい骨の部分で止まるパターンが多いです。
が、ここで折れても明確な治し方は存在しません。
またこの折れ方の場合神経の一部まで達していることが多く、治療のスタートが遅れると神経を取る治療からとなります。
今回のケース 以前お母さんの治療をさせてもらった20代のお子さん
近医の先生に左下6に虫歯があると言われた。
レントゲン
口腔内写真
低目にレジンが詰めてあります。
患者さんには咬頭が無くなっており、中で虫歯もひろがっていそうだから
メタルアンレーで治しましょうと説明
治療を開始すると、「え!?」というぐらい詰め物が深い
歯茎の中のレジンも途中までしか詰めれておらず隙間から歯の中に歯茎が入り込んで来ている・・・
途中からこれ初発は虫歯ではなく歯冠破折で、長い期間で隙間から2次カリエスが出来たケースだと分かってきました。
歯の中の歯茎は電メスを使い除去
虫歯を削り終わると
露髄した部分には第3象牙質が見られます。
エナメル質をなるべく残す為にEENOスフィアなどを使いくり抜くように虫歯を削っています。
ただ、こうなるとメタル修復するよりレジンで治した方が良いと判断し
患者さんとお母さんに理由を説明してレジン充填を行いました。
術前⇒術後
レントゲン
最後に咬合をチェックすると臼歯部に側方運動時のガイドがあり、
たぶん、昔もこのガイドが極端に強くて割れたんだろうなと推測。
*最初の図と同じ割れ方になってました。
遠心にも似たようなガイドがあったので、最後に側方運動の咬合調整を行い終了となりました。
若い患者さんでも、夜間の歯ぎしりが大きい人はこのように歯冠破折を起こすことがあります。
先にも書いたように治し方が確立していないので、かかった歯科医院毎で治療法はことなりますが、
個人的には神経は残せれば大きく削らず処置したい所ではあります。
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