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下顎第一大臼歯の根管の見落としによる根尖病変
- 2026年7月10日 09:05
- 歯内療法日記
歯の神経と言っても、歯の種類によって出てくる神経管の本数は異なります。
私が学生の頃は顕微鏡などのツールはなくほぼほぼ裸眼で治療していた為
当時の極々一般的な考え方は大臼歯には3本神経管があり、3本治療する必要があるというものでした。
しかし、顕微鏡やCTなどが普及すると、第一大臼歯の神経管の本数は4本、第2大臼歯は色々なバリエーションがあると変わってきました。
ただ、4本神経管があっても4本目は細かったり、隠れていたり、意外な所から出てきたりするので裸眼での治療では限界がどうしてもあります。
患者さん的にはどの先生もきちんと仕上げてくれていると思われていますが、神経の治療は手探りで器用・不器用がモロに出てしまう治療なので先生毎の技術差は大きく出てしまう治療となります。
患者さんは20代女性
一度きちんと歯を治したいとのことで来院
右下6遠心根に大きな根尖病変があります。
ただ、ガッタパチャーの入りなどから見るとかなり上手な先生が治療してくれたと思われます。
右下7は残根状で残すことが出来ない為、何とか右下6は保存したい。
根管治療させてもらうと、大きな病変のある遠心根は1本神経管が隠れており
その根管を中心に治療を行いました。
遠心根、白い線が重なっているように見えます。
治療から8ヵ月後
腫れや痛みもなく骨もしっかり出来てきてくれています。
(若い患者さんは骨の治りも早いことが多いです)
これだけしっかり骨も出来上がったので、この後本歯を作って行きたいと思います。
根管治療は0.1mm以下の単位での治療です。
例えると、髪の毛と同じ太さの神経管もあります。
ほんと細かな単位での発見と施術が必要なかなりデリケートな治療になりますので、なるべく拡大視野下での治療をお勧めします。
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