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4ヵ月根管治療をしているが治らない膿
- 2026年9月11日 09:00
- 歯内療法日記
患者さんは50代女性
今年の2~3月ごろから歯茎から腫れと膿が出てきて4ヵ月根管治療をしているがなかなか治らない。
担当の先生から歯内療法専門医に行ってみたら!?と言われ来院
レントゲン
ピンクの場所辺りに膿の出口はあるのですが、根尖病変が見当たらない。
口腔内
一度CTを撮らせてもらうと、根尖病変らしき所見は1本前の右下5に見られました。
電気歯髄診断を右下5に行うとほぼほぼ神経は死んでおり、腫れと膿の原因は左下5の疑いが強いと説明
レントゲンでも過去に大きな虫歯の治療をした痕が見られました。
ただ、かなりの角度で傾斜した舌側転位歯だったので、根管治療するより右下5は抜歯してその隙間を左下6のクラウンで補ってみてはと提案。
ただ、この転位歯、自分では120%抜ける自信がないので、医療センターの湯浅先生に抜歯をお願い。
普段、いつもすんなり抜けましたと返書に所見などが書いてあるのですが、今回は10分以上揺らして何とか抜けましたと、かなり大変だったみたい。
(いつもすみません・・・)
縫合をしたようで、14日後の来院時には膿も消失していたと連絡がありました。
さて、ここから私の仕事
前の先生が左下6だと思い頑張って根管治療してくれていたのですが、根尖は#50以上に拡大されており・・・
MTAセメント詰めようか、ガッタパーチャーを使用しようか迷う所
初回、根管治療だったということでガッタパーチャーを選択
根尖からガッタパーチャーが出ないように、調整して根管充填を行いました。
歯の治療は原因歯の特定からスタートします。
今回のケースは左下5が大きく傾斜しており、根尖病変が隠れるような形になっており
また膿も左下6の位置にあったことより、右下6の根管治療をスタートされたと思います。
歯内療法専門医であれば、ある程度こういったケースを経験しているので
怪しい歯の特定が行えますが、一般歯科の先生だとこういったケースはあまり見ないので
膿が出てきている歯の近くの歯から触ってしまうのはある程度仕方がないかと思います。
ただ、治療している先生は自分では治せないと素早い判断をしてくれ、歯内療法専門医の存在を患者さんに伝えてくれた為、左下6の歯の保存が行えました。
親知らずの抜歯のように、治療中の根管治療が難しいと思われれば歯内療法専門医に頼った方が担当の先生の精神的な負担も減らせるので、3カ月ぐらい触って治らなければ専門医を紹介してもらった方がいいと思います。
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