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過去最高に大きな根尖病変

たまにですが、根尖病変がかなり大きな方がいます。

過去に治療させて頂いた大きな病変

2024 EEdental NAS (1).jpg 

かなり多く骨が溶けてしまっています。

また大きな病変の影響か隣の歯の神経まで死んでしまっていました。。。

 

こういった大きな病変、先生によっては口腔外科で入院手術となることもあります。

 

ただ、このような大きな病変でも元々は歯の中の細菌感染なので、この部分の細菌を可能な限り減らしてやると

2024 EEdental NAS (2).jpg

治療スタートから5か月後に根管充填 

この時点で治癒傾向は出てきています。

 

  

先日久しぶりに来院されたのでレントゲンを撮らせてもらいました。

2024 EEdental NAS (3).jpg 

綺麗に骨も戻っており安定しております。 

*親知らずの影響で第2大臼歯には虫歯が出来てしまっています。。。

歯科治療の「質」は診断ありき - EE DENTAL_Blog  

   

根の病変が大きくても治る場合は治りますし、根の病変が小さくても治らないものは治りません。

私の場合、歯の中の細菌感染による根尖病変であれば、

「治すの難しいですけど、抜く前に一度根管治療トライするのがいいと思いますよ」と説明し

患者さんからOKをもらえれば通常の根の治療を行います。

 

 

こういった「大きな病変=口腔外科」と思われている先生も多いと思いますが、

まずは患者さんの為にも歯内療法専門医に一度相談されるのがいいと思いますよ!

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