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歯牙移植とヘミセクションから10年
- 2026年4月24日 09:00
- 歯内療法日記
先日昔治療させてもらった患者さんが詰め物が取れたということで来院されました。
この部位は
以前、延長ブリッジが入っていた歯
ふと、最近延長ブリッジ見なくなったなと思います。
(昔からあまりやらない方が良い治療だとは思っていましたが)
特に問題無かった歯なので、このままにしておいたのですが、
5年後
遠心根に透過像が出てきており、歯茎からは膿が出てきていました。
日本の根管治療の約6割には問題があるというはあながち間違いではないと思います。
とりあえず根管治療をして治すことにしましたが、
近心根にはパフォーレーション 手付かずの遠心根には破折線が見られ、
患者さんにどうします!?遠心根はまず残せない、近心根は残すことが出来るがパフォーレーションの位置的に長く持たない可能性がある。
不思議なんですが、遠心根は根管治療していないにも関わらず折れてきている。
イメージ的に根管治療を行い中を削って歯を弱体化させている近心根が折れるならまだ分かるのですが・・・
患者さんと話し合い、近心根はヘミセクションをして残す 遠心根は抜歯
右下7の所には親知らずの移植と計画をしました。
この後遠心根抜歯
口腔外科で移植をしてもらい、移植歯の根管治療を行い
ある程度咬めるように治させてもらいました。
今年になり患者さんが詰め物が外れたとのことで来院
10年経過して、そこまで悪い感じはありません。
患者さんにも「先生にそんなに持たないかもしれないよと言われていましたが10年持っています。意外と持つものですね!」と言われましたが、
ホント最初の延長ブリッジの方がかなり良い条件でしたが、折れてしまった。
パフォレーション+分割抜歯、移植した歯という条件の悪いケースで10年経過している。。。
たぶん、私がそんなに持たないかも!?と言った事でかばって咬むようにしているのが
今の状況を作っていると思いますが、ホント術者がどんなに頑張っても咬む力(歯ぎしり含め)で歯は必ず悪くなってきてしまいます。
こういうケースを見ると、患者さんの協力なしで歯を長く持たせることは難しいと感じます。
今回のケースは詰め物のやり替えだけ行えば、またしばらく使うことは可能でしょうd(^。^)
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