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マニアックレジン: 2022年6月アーカイブ

歯の寿命を縮めない為に歯の神経はなるべく残す

患者さんの全顎治療が終わりまた。

その際に虫歯の大きかった部位の最終確認をさせてもらいました。

患者さんは50代女性 

右上に大きな治療痕があるのですが、顕微鏡で見ると明らかに詰め物の下に虫歯

レントゲンを撮らせてもらうと

2022 EEdental AR (1).jpg

詰め物のした全部に虫歯・・・

狙ってシールドレストレーションしたようには見えません。

 

患者さんと話し合い、とりあえず症状がないので神経を残す方向で治療

奥2本歯ゴールドアンレー、手前2本はレジンで治療することにしました。

 

2022 EEdental AR (2).jpg

露髄させないように慎重に削り、歯髄保存を行いました。

4本中3本は虫歯が縁下深くまで進行しており電メスを使用して歯肉をトリミングし

縁下からレジンで立ち上げ治療(言葉にすると簡単そうなんですけどね・・・)

*患者さんにはこの後症状が出るようなら神経を取るとお話をしています。

 

幸い症状出ずに経過していたので、本日治療の最終日だった為

 

神経が無症状のまま死んでしないかレントゲンでチェック

2022 EEdental AR (3).jpg

歯髄の方に問題はなさそうです。 

 

歯の寿命は神経のある・ないで大きく差が出ます。

極論ですが、私は神経の無い歯の寿命は神経のある歯に比べ半分以下だと思っています。

ですので、私は神経を取る専門ですが神経が健康な歯というのは虫歯が大きくても神経を保存します。

  

精密さと手間のかかる治療ですが、神経を残す価値は大きいと思います!

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