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EEデンタル こだわり: 2013年12月アーカイブ
歯を大きく削らずに長く持つ方法を考える
- 2013年12月25日 17:30
- EEデンタル こだわり
前歯を綺麗にしたいとのことで来院
大きな虫歯があり、神経が化膿していたりと色々治す場所がありました。
左右で歯の長さが違いますが、患者さんの希望を聞くと
・出来るだけ自分の歯は残したい
・白く綺麗な歯にしたい
一般の方は知らないと思いますが、
審美という治療は歯の寿命を吸い取り成立する部分もあります。
言い換えれば、歯を犠牲にしてある年月患者さんの審美面を満足させる治療です。
セラミックで被せたものが一生その状態で続く訳ではありません。
10年、15年後にはまた歯の寿命と引換の治療が待っています。
もちろん、同額の治療費は必要になります。
こういったことを知らずに前歯をセラミックにしてしまう人がいますが・・・
審美治療はリスキーであることも知っておいた方がいいとは思うんですがね。
今回のケースで言えば、歯科医院によっては5~6本セラミック治療という治療法で治すかもしれませんが、
私は、根管治療を3本、レジン治療を3本、セラミック治療を2本、ホワイトニングを行い
今私に出来る低侵襲な審美治療を行いました。
教科書的なゴールデンプロポーションとは違いますが、患者さんと話し合った結果のゴールですからOKです!\(>∀<)/
もう一度言いますね、
『歯は簡単に削っちゃダメ』ですよ~(`・∀・)ノ
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全顎治療終了!(レジン、根管治療、ゴールド)
- 2013年12月19日 18:55
- EEデンタル こだわり
全顎治療の術前 ⇒ 術後 です。
治療した本数
レジン治療:10本
歯内療法:1本
ゴールドアンレー:1本
なかなか綺麗に修復できたと思いますヾ(´∀`)ノ
頑張って親知らずだけ抜いてもらってくださいね!ヾ(´・ω・`)
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メタルコア VS レジンコア デメリットの観点から考察
- 2013年12月16日 09:07
- EEデンタル こだわり
保険治療をしなくなり、自分が学んだ基準で治療をしていると
「なぜ、これ?」というものをよく経験します(´-ω-`;)ゞ
その1つがメタルコア(金属の土台)
保険治療でも大きく分ければ、
・メタルコア(金属の土台)
・レジンコア(プラスチックの土台)
の2つがあります。
が、何故か日本の医療現場はメタルコアを選択する先生が多いです。
国も金属系コアを推奨しているのか、
金属の土台を選択すると治療費の別に加点があるという不思議な制度 (o ̄Д ̄)
開業以来私はレジン系のプラスチックのコアを用いて金属の土台は使用していませんが本当に良いものなんでしょうか!?
メタルコア。。。
私がメタルコアが嫌いな理由に
1、歯が折れる
2、再治療の際に外すのが厄介(除去するのが)
3、歯を大きく削って土台を入れる(歯の弱体化に繋がる)
4、歯・歯茎が変色する
5、削る時に金属のカスが飛び散る(金属片が眼球に刺さり、眼科に行ったことが・・・)
はっきり言えばデメリットが多すぎます(p・Д・;)アセアセ
まず、1「歯が折れる」
昨日の患者さんの歯、腫れてきた歯を見ると折れてるのが分かります。
1年前⇒昨日
この歯は残念ながら抜歯となりました( ノω-、)
歯という軟らかい組織に、硬い金属をくさび状に入れて毎日咬んでいれば、
薪割りしているのと同じですから、折れても不思議ではありません。
次に、2、再治療の際に厄介(除去するのが)
再根管治療の際に土台は全て外す必要があります。
これも昨日のケース
白い棒状の金属の芯を外す訳ですが、今年一番時間がかかりました(つω`;)
顕微鏡で歯に穴を開けないように金属ののみを削っていくのですが、
金属の土台が通常より固い金属(金銀パラジューム合金)で作られていた為に、
削る道具を何本も新品に変え土台の除去だけで45分かかりました。
(通常は15分あればまず殆どのメタルコアは外せます。)
削る道具だけで1500円近く使っています(x ω x)
(因みに保険治療ではコア除去は500円ですから、保険治療でした場合歯医者は完全な赤字になります)
「土台が取れないようにする」 = 「再治療の際に除去が大変」
という構図です。
また教科書的なメタルコアの理想は歯の長さの2/3まで金属を差し込みなさい
というものなので、教科書通りに土台を入れた場合まず、再根管治療不可能になります(p・Д・;)
1つ飛んで、4、歯・歯茎が変色する
金属の土台の影響で歯が変色したケース
この綺麗な2トーンカラー
黒い部分:歯
白い部分:レジンコア
また削った金属のカスでメタルタトゥー(歯茎が黒く刺青状に変色する)になることもあります。
この黒い部分は拭いても取れません。(まさに歯科医院オリジナルの刺青)
ここまでデメリットを見て、一般の方はどう思うのでしょうか!? ┐( ̄ヘ ̄)┌
少なくとも私はメタルコアの時代は終焉でいいと思っています。(相変わらずの問題児発言!)
私のコア(土台)の考え方は、
1、歯に近い物性である
2、材料自体が歯に接着する
3、歯に負荷下かかった時には土台が負けて折れる
4、除去が比較的ラクである
5、根管治療後、直接法で細菌感染のリスクを下げる
私の土台は、根管治療後に土台の為の切削は行わず、辺に長いポスト(芯)も作りません=( ・д・)ノ
足りない部分にレジンを流し込んでお終い!(歯質があればファイバーも入れません!)
この時の配慮としては、
1、再治療の際に歯と見分けを付け、なおかつ審美性を損なわない色を選択(真っ白)
このぐらい歯と色に差があると除去しやすいですd(・∀・*)♪
2、削った時に歯より軟らかい(音波・超音波でも切削が可能)
手の感覚でレジンなのか歯を削っているのか知る為には歯より削った感覚が軟らかい方がいいです。
私はこういう配慮をしているのですが、市場のニーズは違う所にあるようで、
あるメーカーの人が、
「先生、この新製品のレジンコア材料、何と歯と同じ削り心地なんです。 しかも歯に似た色を用意しました」
アホか。。。ε=( ̄。 ̄;)
歯と同じ硬さ色なら除去の際に歯なのか、レジンなのか見分け付かないじゃん!
(今年だけでもコア除去による失敗で何人転院して、何本抜歯になったか)
補綴(被せ物)主導の商品開発ねぇ(* -ω-)
(個人的には支台歯形成の削る感覚なんでどうでもいい、再治療の際に歯になるべく負荷がかからない方を私は重視します)
メーカーさん、できれば根管治療の観点から商品開発を望みますm(_ _;)m
(たぶん、そんなに売れないけど)
個人的な感想ですが、
土台に関しては、補綴の先生の考え方と根管治療の先生の考え方は開きがあります。
補綴の先生は「外れない」を重視
根管治療の先生は「外しやすい」を重視
神経を取った歯の成功率は100%ではありません、必ず再治療になる歯が存在してきます。
特に日本のように虫歯を残したまま、ラバーなし、隔壁なし、仮封はいい加減では、
半数近くが再治療になっていると私は推測しています( ; ′Д`)ノぇー
ですから取れないことを基準にするのではなく、再治療の為の配慮をしてやった方が私はいいと思っているんです。
まぁ、こんなことを書くので同業者に怒られてしまうのですが、
私は患者さんに評価してもらえれば十分なので、今回は歯科界の「黒~い、暗い、ドス黒い部分」に触れておきます。
同業者の方、クレームのメール書かないでくださいねm(_ _;)m
来ても全無視だけど ヾ(°∇°*) オイオイ
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なかなか、ええねぇ~!
- 2013年12月12日 14:07
- EEデンタル NEWS | EEデンタル こだわり
お知らせ:今年の治療枠が全てうまりました。
1年ありがとうございましたm(_ _ )m
術後
術後!?
治した場所を探そうとしたと方!(歯科関係者)
今回はレジンではないんですよぉ( ̄Д ̄;)
こちらが「術前」
術前の前装冠からセラミッククラウンに治療を行いました。
セラミックを今日入れたので、1週間ぐらいで歯茎も調和してもっと自然な感じになると思いますヾ(・ω・ )
一応、「審美歯科」っぽいことしています( ・3・;)~♪
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