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歯内療法日記: 2010年1月アーカイブ
外科的歯内療法(歯根端切除術)
- 2010年1月13日 22:17
- 歯内療法日記
寒いですねぇ〜、雪が凄い地方が凄いことになっているみたいです。
幸い豊橋全く雪降っていないです(*´∀`)
さて、外科的歯内療法
治療法はこちら⇒ http://eedental.jp/surgery.html
動画:http://www.youtube.com/watch?v=kx4dKA5o304 (外科処置です気の弱い方は見ないでください)
過去一度口腔外科で外科手術を受けたようなのですが・・・
3本治療して3本病変の再発。。。(o´_`o)
思うのですが、病変を取って根の先をカットしても。。。(´w`*)
やはりカットした根の先端をセメントなので逆根管充填しいと再発してくると個人的には思うのですよね・・・
歯の先端には大きな穴があいており、歯の中の細菌は自由に体(骨)に悪さが出来る状態なのですから・・・
逆に細菌が体に攻撃する出口大きくしているのでは!?
歯の中の細菌が外に出れないような状態を作った方が個人的にはいいと考えています。
と言うか、歯内療法の世界では当たり前になっています。
逆根管充填は「臭いものに蓋をする」的発想です(」゜ロ゜)」
歯の中に細菌を封じ込め体に悪さをしないようにする処置=逆根管充填
私は逆根管充填にMTAを用いる訳ですが、MTAは非常に扱いにくい材料です。
過去最強とも言えるでしょう (;-A-;)。。
今回のケースもMTAの逆根管充填を通法通りおこないました。
3本同時にオペしたので、2時間近くかかってしまいました。。。
(もう少し腕があれば・・・)
明日も外科的歯内療法が1件あります。
明日の歯は私が歯内療法を行っても治癒しなかったケース。。。
外科的歯内療法は毎回言いますが、最後の歯を残す手段です!!
言わば最後のカードな訳です。
簡単には切らない 方がいいですからね!!━━━(゜Д゜;)━
(外科の切るとカードを切る;上手くない!?(^〜^;)ゞ )
根の先の病変を切ったところで治らないですからね、病変は歯の中の細菌が問題を起こしている訳であり、
言わば「病変」は原因ではなく歯の中の細菌が作った『結果』なのです(≧ロ≦;)
私の経験ですが、
きちんと通法の感染根管処置だけで約8割方の病変って治ってきますよ。
自分で治療した歯が外科処置になる割合は2〜3 ヶ月に1〜2本程度ですから
(あっ、私1日5〜6人しか治療していませんけど・・・(★★))
ある歯内療法専門医の先生がおっしゃられていましたが、
歯内療法専門医がしているのは外科的歯内療法
外科的に精密な歯内療法(根の治療)を行っている
のであって切るだけの処置とは異なる
とおっしゃられていましたが、ホントそうだと思います ( ゚,_・・゚)
今回の3本の歯、狙うは『3本ともの治癒!!』(>人<;)
追記:http://eedental.jp/ee_diary/2011/06/no.html
奇跡的に3本とも保存が出来ました!
外科治療を行うと言ってもどこの歯科医院で行うかで結果は大きく異なることがあります。
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