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外科的歯内療法(根切)のその後
- 2011年6月 4日 09:30
- 歯内療法日記
以前、3本再外科処置させてもらった患者さんのその後、
http://eedental.jp/eeblog/2010/01/post-38.html
分りやすく病変部分を赤丸で
たぶん、プロの方(歯科医師)には見にくいと思いますのでこちらを
全体的に大分骨が出来てきてくれてどやら3本とも成功の方向に進んでくれています。
一番右のレントゲンの1年4ヶ月後(すみません中途半端な期間で・・・)
前に歯内療法専門医の吉岡先生に1年予後のレントゲン見てもらった時には
『不完全治癒と分類されます』
とのことでした。
たまたま先日来院されたのでレントゲンを撮らせてもらったのが1年4ヶ月後
「!?」
1年予後のレントゲンからまた少し骨が出来てきて・・・
ん〜、一般の方は分りにくいですね。
どこを見ればいいのか!?
赤の点線部
すこしずつグレーの面積が増えて行っているの分りますか!?
逆に黒い部分が減っていっているのがわかりますか!?
この灰色の部分は骨になり、黒い部分は骨がない部分になります。
ですから、灰色の部分が増え、黒い部分が減るのは良い方向へ治癒して行っているというこのなので(`・ω・´)v
この部分は頬側から口蓋側まで骨が無くなっていた部分で、スルー&スルーの状態でした。
えっと、(;・∀・)
簡単に言うと、唇側から舌(ベロ)側まで全く骨のなく貫通していた状態でした。
(分厚いはずの骨に穴が空いていると思って下さい)
ケースによっては人工骨(凍結乾燥骨)やバイオスを入れたりGBRをする訳ですが。
えっと、(;・∀・)
簡単に言うと処理された他人の骨や牛の骨、また人工の膜などを入れて人工的な骨を作る手術をすること
なんですが、
すみません、GBR出来ません!(;・∀・)
でも人工骨入れてもレントゲン上で上手く行ったように術直後見えるだけで、成功率には全く関係ありません(;゜○゜)
根の処理がうまく行っていなければ、入れた骨も感染してしまい結局は膿が出てきます。
個人的にはきちんと根の先の処理を行えばいいかなと思っています(;☆ω☆)
口腔外科の友人もわざわざ感染源になるかもしれない人工物(人工骨、膜)は入れない方がいいと話していました(;・д・)
今回の歯、もう少し経過を診て行きたいと思います+.(・∀・).+
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