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上顎第一大臼歯(6番) 初めてのDB2(遠心頬側第2根管)
- 2018年10月 2日 09:23
- 歯内療法日記
2年前に山口県の歯科医師の先生が
1回法で根管治療からレジン充填まで1回でやってくれ!
ということで 治療させてもらった歯
http://eedental.jp/ee_diary/2016/08/post-1460.html
レントゲン
治療後上顎洞炎の症状も無くなったそうで、一安心!
口腔内写真
こちらもかけているなどの形跡なし!
で、また反対側も1回法で根管治療とレジン充填やって!
ということで、事前にメールでレントゲンデーターなど送ってもらい
1回法で治療を行いました。
実はこの歯、
歯冠部は超石灰化した歯(神経の保存を行う石灰化が進んでしまい根管治療が難しくなることがあります)
ただ、そこは歯内療法専門医「エアースケーラー」と「超音波」でチマチマ削り
根管孔を探し出し穿通、拡大、洗浄、
後から後から根管に石灰化物(小さな石みたいなもの)が落ちる
*顕微鏡があるのでスグに引っかけて取れるのでいいんですが、顕微鏡がないとこれは何が起こったのか分からずドツボにハマりますね。
各根管必要十分な量だけ拡大して、
根管充填+レジン治療
治療時間2時間
帰りに先生に根管充填は何法!?と聞かれたのですが、
現在、根管をNi-Tiで真円に形成した場合 ⇒ シングルポイント
根管の形状がだ円の場合 ⇒ コンテニアスウエーブ
根充後、そのままレジンコア(+レジン充填)まで治療をしています。
実は、今回の歯
自分史上初のDB2が出てきた根管でした。
MB,MB2,B,Pと拡大洗浄を終わらせ根管内バキュームで各根管のチェックを行うと
「?」
DB根にフィンが見られる!(DB根にフィンがあるのも珍しい)
そこに#08のファイルが入り拡大して見ると根尖側1/3でDBに合流
あると聞いていたDB2ですが、初めて遭遇することになりました。
「ある」と疑って治療するか、「ない」と考え治療するかは大きな違いを生むと個人的には思います。
さて、今回の歯も綺麗に治ってくれるといいのですが( ・∇・)
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