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歯科用CT(CBCT)っているのか!?

あまりHPなどでCTのアピールしていませんが、

一応EEデンタルにも稼働率の低いCTがあります

 

なぜ稼働率が低いのか!?(。´-ω・)ン?

 

それは根管治療レジン治療しかしていないので・・・

まずレジン治療ではCTは必要ありません。

また根管治療でもレントゲンで診断に困る難しいケースはそんなに多くなく、CTの必要性を感じません。。。

 

 

先日ある、講演を聞きに行ったら、

「根管治療においてCTは全患者に必要」

と話されていた先生もおれれましたが・・・

(それでいてマイクロはたいしていらないとか。。。)

 

私からしたら逆なんですけど。。。

(先生次第で考え方は色々ありますね)

 

 

 

で、

最近あった症例を,

治療する歯:5番

臨床症状:なし

1.jpg

レントゲンの近心投影で見ると近心側の小さな虫歯以外問題がないように見えます。

と言うことで『普通の虫歯の治療』をしたのですが・・・ 

 

実はこの歯以前の詰め物(レジン)がかなり深い部分まで充填してありました。

で、結局神経まで達してしまい、0.3mm程度露髄(神経が出ること)してしまいました。

 

本来露髄すると多少は出血するはずなのですが・・・

全く出血なし!(。-`ω-)ンー

 

ん〜!?

なんとなくおかしい・・・

 

レントゲンよく見るとこの歯神経死んでいないか!?

 

と言うことでCTを撮って みると、

5ban sainasu (3).jpg3.jpg 

 

神経死んでいるどころか、上顎洞まで炎症が波及している!

*歯が原因で俗に言う『蓄膿症』になることがあります。

 

正にこれがそのパターン(゚ω゚;A)

 

術前に電気歯髄診断しておけば神経生きているか・死んでいるか分るんですけど、

この検査痛いし、全部の歯で最初にすると相当痛い治療になるので、私はレントゲンで神経が生きている・死んでいる調べるのですが・・・

 

今回の歯は麻酔をした後の治療中に分ったので「電気歯髄診断」は出来ず・・・

 

結局この歯は神経が死んでしまい化膿してしまったので神経の治療を行うことになりました。

 

今回のケースは通常のレントゲンでは判断出来ず・・・

CTで診断が出来なければ将来的に問題がかなり大きくなってしまっていたかもしれません。。。 ( ノω<*)

 

 

 

 

 

で最近もう1ケース同じようなことが、

歯科医院を2件回っても原因が分らず、耳鼻科でも歯科の問題だと思うと言われ・・・

ウチが3件目 (±∀±;)

2.jpg

 これもレントゲンで原因が分らないのでCT取ってみると・・・

 

4.jpg

 

上顎洞炎(蓄膿)の原因はやはり歯でした。。。

  

 とりあえず、

抜く前に根管治療をして治るかみてみます。

 

 

ケースによりますが、CTは非常に大きな効果を生む診断ツールになることがあります。

ただし、被曝もありますから無駄に撮らない方がいいのも事実です。

 

 

あっ、EEデンタルでは私が必要と思った時のみCT撮影を無料でしています。

患者さんからの希望は。。。 

 

 

撮影費用を頂きますよ!

 

 

と言うか「必要ない!」と一喝すると思いますが(。-`ω-)

 

 

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