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虫歯除去から根管治療+レジン充填 2時間
- 2025年1月24日 09:00
- 歯内療法日記
親知らずを抜いた後に詰め物をしてもらったが何度か外れてきた。
親知らずを抜いた後から知覚過敏に症状が続いているという40代の患者さん
レントゲンを撮ると、
詰め物はしてありますが、歯の形になっておらず詰め物の下には虫歯が見られます。
また根尖病変様の所見も疑えたので、電気歯髄診断を行うと神経に多少の反応はあるものの数値的に今後神経は死ぬだろうと予想できました。
患者さんは少し歯科に恐怖心も持っていた為、咬合調整を行い歯の当りだけ弱めて他の歯科医院でも相談してもらうことに
半年後に連絡があり、
1ヵ月前から凍みるのが強くなり、2週間前に歯科医院で凍み止めを塗ってもらった。
数日前から持続する痛みが出てきた為、また歯科医院で抗生剤を痛み止めをもらう。
その後顎の方を触ると痛みも出てきている。
とのこと、
予想できるのは神経が死んでしまい、そこに炎症も加わり歯の外まで痛みが広がっていると考えられます。
患者さんにはもうこのまま様子を見ない方がいい、たぶんこの後腫れてきて更においておけば抜歯の確率がどんどん上がると説明
根管治療+レジンコア+レジン充填まで
2時間頑張ってもらい治療を行いました。
1回法で仕上げました。
樋状根であり、近心根は0.06mmのファイルを用いても石灰化していた為か穿通出来ませんでした。
*弱り始めた神経は防御反応で神経管が細くなり難易度が上がるので、治療する側としては半年前に治療を行っておけば・・・と思ってしまいます。
治療する・しないは患者さんが決めることなので私は強要は一切しませんが、ホント治療は適した時期がありその時期を過ぎると治療の難易度が上がる為に予後が少しずつ悪くなることもあります。
歯科治療は痛みも伴うことが多い為患者さん的にはできるだけ避けたい気持ちも分かります。
私は出来るだけ痛みがないように丁寧に治療は行いますので、適した時期に治療は受けられた方がいいですよ!(^。^;)
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