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術後17年で起こった根尖病変

患者さんは私が開業してすぐぐらいから診させてもらっている40代の女性(当時は20代)

患歯は左下4、この歯は2008年に私がレジン充填した歯になります。

  

そこから4~5年おきぐらいに来てもらっており全顎検査で経過を見ていたのですが、

2025年のレントゲンで

2025 EEdental KKA (3).jpg

根尖病変が見られます。

 

あれ!?と思い過去のレントゲンでチェック

2025 EEdental KKA (1).jpg

2020年時は特に問題のあるような所見はありません。

全顎検査をしてもらっていると過去のレントゲンで経過をおえます。 

 

患者さんには神経が死んでしまっている為に根管治療が必要なことを説明し

1回法で根管治療をすることにしました。

2025 EEdental KKA (4).jpg

2mmぐらい穴を開けさせてもらってこの穴から根管治療

髄角とかの取り残しを防ぐためにはやはりこのぐらいの大きさのアクセスホールは必要になります。

治療時間1時間30分 

2025 EEdental KKA (5).jpg

根管治療+レジンコア+レジン充填

2025 EEdental KUK (6).jpg

たまに今回のように、勝手に神経が死んできてしまう歯はあります。

個人的には咬合性外傷のような気もしますが、はっきり原因は分かりません。

 

先に書いたように全顎検査で口の中のレントゲンデーターがあると、過去もふり返られますし急な痛みが出ても再初診で来る前に診断の手助けになります。

 

今回のケースまた半年後にレントゲンでチェックして行きたいと思います。 

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