Home> 歯内療法日記 > 根管治療何度もやり直すことのリスク

根管治療何度もやり直すことのリスク

患者さんは50代女性

5年前に2回目の根管治療した歯が10日前に腫れて来た。

押すと鈍痛がある。

レントゲン

2025 EEdental MAN (1).jpg 

MTAセメントが入っているようですが、根管はかなり太く削ってあり

以前の治療で、根尖も本来の根尖口とは違う場所にパフォレーションが見られます。

 

個人的には先端の削れるファイルで本来の根管でない所をゴリゴリ削らない方がいいと思うのですが・・・

*これやられると再治療の際の成功率も低くなります。

 

検査の際にプロービングしてみると、赤い小さな腫れ部分から12mmの歯周ポケット・・・

また顕微鏡でその辺りを拡大して見ると歯根破折の破折線が見られます。 

  

患者さんには、根の方に病気はないので今回の腫れは歯が折れて起こったものだと考えられる

と説明

 

抜歯含め色々説明し、折れた半分抜く分割抜歯を希望され

後日分割抜歯

2025 EEdental MAN (2).jpg

  

仮歯を入れ経過を見て行き、1年予後のレントゲンで来院されたので見させてもらいました。

術後

2025 EEdental MAN (3).jpg 

抜いた所も綺麗に治っており腫れや痛みもないとのことで、このままもうしばらく経過を見ることにしました。

 

歯の破折は50代以降に多い問題です。

特に過去の治療で太く削った歯に多くみられ、最近の根管治療のトレンドはあまり太く削らないになってきてもいます。

 

また傾向として、歯根破折が起こった患者さんというのは他の歯にも破折が出てくることが多いので、

夜間の歯ぎしり含めた咬む力のコントロールは必要になってきます。

と言っても専門は根管治療なので、力のコントロールはアドバイスする程度です(^^;)

*現在、咬む力を弱くする咬筋へのボトックス注射はしています。 

Index of all entries

Home> 歯内療法日記 > 根管治療何度もやり直すことのリスク

購読
Powerd By

Return to page top