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顕微鏡治療の宿命 ミラーの廃棄

廃棄用というか、他の先生にあげるミラートップの山 

mira.jpg 

だいたいこれで半年分ぐらい。

 

歯科用のミラーは色々な種類があり、EEデンタルは歯科の中でも表面反射率の良い

「タンタルコーティング」などのミラーを使っています。

*反射率が良いとミラーが明るく見えますが、その分高くなります。 

 

このミラーは非常に明るく見えるので、オレンジフィルターを使わなくても顕微鏡の光量を40%ぐらいにしてレジン充填出来ます。

ただ、欠点があり超音波や音波器具がミラー表面に当たるとすぐに傷が入ります、また長く使っているとミラー表面に微細な傷が入ると見にくくなります。

 

特にEEデンタル開口量の少ない女性患者さんが多いので、すぐにダメにしてしまうこともしばしば・・・

これはある程度仕方がないと割りきっています。

  

因みに一般的なミラートップは1個50~100円

私の使っているミラートップは安い物で1つ200円 高い価格のもので800円 更に高いものは2800円( ←あまり最近使っていません)

 

使わなくなったものは知り合いの先生にプレゼントします。 

数年前、同級生の先生に傷の入ったミラーを渡すと、

「いいの!?井野 これ殆ど新品じゃない!?」

【いや、これ傷が入っているのよ・・・】

「どこ!?」

【これ!】

「これでダメなの!?」 

【使おうとすれば使えるけど、見にくいものは治療の質が落ちるから使わない】

「ホントにいいのこんなに!? 次もどんどん持ってきていいよ(笑)」

 

というやり取りが以前ありました。

 

裸眼では1mmのミラーの傷などは全く関係なく見えます。

私も視診(裸眼)用のミラー&頬を押さえるミラーは顕微鏡治療で傷が入ったものを使っています。

(このような使い方をするミラーは数年に1回替える程度です)

顕微鏡を使わない範囲でわざわざ傷なしミラーはつかいません(笑)

 

いつも思うのは豊橋市の検診(1歳半、3歳児検診)

ミラーが10年以上使っているような感じで傷の面積がかなり大きい(傷が点や線ではなく面で見えない部分がある) 

これ、寄付させてもらおうかな^^;

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