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回数制限のある奥歯の根管治療

歯の治療は何度も同じ治療ができず、治療の度に自分の歯は少なくなり成功率が下がってきてしまいます。

 

これは患者さんの価値観なので仕方がありませんが、保険治療で受けてダメなら自費治療で再び治療を行う。

治療費的にいえば1つの方法かもしれませんが、個人的にこれは完全になしであり

1回目の治療からきちんとした治療を受け、少ない回数で結果を得るべきだと思っています。

 

今回の患者さん50代女性、検査を行うと右下6・7に根尖病変が見られます。

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診る感じ2回根管治療が行われており、次の治療が最後の治療となりそう。

 

治療は1本2回の合計来院回数4回で根管治療+レジンコア+仮歯まで

2025 EEdental YHI (2).jpg

第2大臼歯は近心根付近にパフォレーション(人工的な穴)がありました。

見えない奥歯の治療なので仕方がありませんが、このように治療の度に医原性の問題も付与されます。

 

ですから、1回目の治療より2回目の治療、2回目の治療より3回目の治療の方が難易度が上がり

成功率も下がる為残せる確率は下がってきます。

 

そこから、半年仮歯で生活をしてもらい、問題無いのを確認した後

今週ゴールドクラウンを2本入れさせて頂きました。

2025 EEdental YHI (3).jpg

根尖病変は無くなり、綺麗な連続する歯根膜が見えてきています。

 

歯の治療って細かいが故に、一度間違った処置を行なうと後が大変になるんです(>。<) 

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