マニアックレジン: 2012年2月アーカイブ

前歯を少し削ってバランスよくレジン充填

Posted by: eedental
2012年2月28日 20:29
マニアックレジン
歯内療法専門医　根管治療　顕微鏡歯科　マイクロスコープ　エンプレスダイレクト　正中離開

前歯の治療を希望される患者さんへ

ＥＥデンタルには、前歯を綺麗にしたいが歯はあまり削りたくないと言う患者さんがネットで調べて来院されてます(≧∀≦)

ただ、たまに微妙に削った方が綺麗に見えるケースもあります。

例えば、「すきっ歯」

このケース一切削らず詰めるとどうなるのか！？

＊後で説明しますが非常に難易度の高い歯でした。

微妙に真ん中が長い感じが。。。

患者さんにも

「先生、下の唇に前歯が擦れて勝手が悪いです・・・」(；´3`)ﾉ

「じゃあ、少し削りましょう！」d(ゝc_･ )ок♪

写真で削る量を決めます。

（写真撮っておくとこう言う時に便利！）

どうですか！？(ゝω・ )

自然な感じが出てきましたね！

歯を微妙に削ることで自然感をより演出することができるようになるケースもあります。

削ることに抵抗があるのも分りますが、セラミッククラウンを入れる1/100以下の量しか削っていませんからね（笑）

最初に書いた、『『非常に難易度の高い歯』

・左右の歯の軸が異なる

・左側の前歯が少し前に出ている

・左右の歯の長さが微妙に違う

・下の前歯が埋めようとする隙間に咬みこんでくる

と言う高いハードルを３つクリアーしなければいけない症例でした。

ん〜、改めて

大きく削ってセラミック入れた方が３つのハードルはかなり低くなったはず。。。

でも、

色々テクニックを使えば、大きく削って被せず済む方法はあるんですよd(ゝc_,･*)ок♪

と、

書くと「無理を可能にしろ」と言われそうなので、

たまたま上手く行った奇跡の症例を出して説明をさせてもらいましたと修正！

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２級レジン充填の壁

レジン治療

虫歯の出来た場所、詰める面積によって治療時間は異なるのですが、

平均治療時間を調べてみると、

大体２４分ぐらいかけてレジン治療をすることが一般的のようです。

ただ、私の場合(｡´-д-)

「歯と歯の間の虫歯」、「銀歯の交換タイプ」

大体１時間ちょっと（３倍速い訳ではなく３倍遅い）

と言うか、上の銀歯の形が悪過ぎる。。。

一番下のアンレータイプ（１時間半）＋下から２番目の１級（４５分）

と平均の時間が倍以上時間がかかっています。

言い訳をすると、自称０．１ｍｍの精密レジン治療なので。。。

時間がかかってしまいます（；￣д￣）

'

一応レジンに墨入れする道具の先端０．０８ｍｍですから０．１ｍｍ以下で仕事をしています（笑）

これでも開業当時からみると、かなりスピードアップしているつもりなんですけど。。。

なかなか１時間の壁はきれないですね。。。(´ω｀。)

逆に『質』さえ下げれば平均以上に短くすることも多分可能。

実際、学生実習の時にもライター（担当教官）に

「お前が持って来る模型は、ただ早いだけだな！」ヽ(#｀_つ´)

と学生時代~~お褒めの言葉~~、イヤミを頂き（爆）

クオリティー（質）より、早く帰りたい一心でレジンを詰めていた覚えが（笑）

これからはクオリティーを追求しつつ、

時間の短縮をなんとかして行きたいと思います！

と言うか、１日５〜６人なんで急ぐ必要もあまりないんですけどねぇ〜o(￣‐￣ )

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ある１つの提案　「外科的レジン治療」

一般の方へ、

すみません、まずこんな術式はありませんので。

『外科的レジン治療』造語です。

レントゲン

「銀歯の下に虫歯が！」Σ(￣ロ￣lll)

しかも歯ぐきのかなり深い所に虫歯が。。。

ここに虫歯があるとまず目では見えません。

ですから、ここの場所に虫歯を作ってしまうと・・・

ここには虫歯つくらないで（＞。＜；）

私も裸眼治療の時は全く出来ませんでしたが最近は歯ぐきを一時的に除去して行うレジン治療をしています。

（大体歯ぐきは１週間〜１０日で元の形に戻ります。）

縁下充填法：外科的レジン治療（超我流m( _ _;)m）

ちょっと前の動画ですが、外科的レジン治療の術式です。

'>

お腹がへり過ぎです。。。

「食事できますか？」（ｂｙアムロ）

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メタルインレーのスライスカット

白い歯（元々、歯は白いんですが＾＾；）

　日本人に多く見られる銀歯なんですが、

白い歯に戻したいという患者さんは多くおられます。

銀歯から白い歯に戻すには、セラミックとレジンの２種類があるのですが、

今、私はレジン治療しか行っていません。

それは何故か！？

私の感じる所では、

・セラミックインレーは銀歯以上に大きく・深く健康な部分を削る必要がある

・適合が悪い（上手な先生は別ですが）

（私見ですから突っ込まないで、凡人からすると難しい治療法なので・・・）

何にせよ、大きく削るというのが嫌！(。-`ω-)ンー

術後、「凍みる」は、「痛む」で⇒抜髄（神経を取る）のリスクを少しでも下げたいので。

同じ虫歯でも、治療法により削る量が異なります。

レジン治療で削る：削る量１〜２　←ＥＥデンタルはここ

メタルインレーで削る：削る量３〜４

セラミックインレーで削る：削る量３〜５

多くの場合でセラミックインレーはレジンの倍は削ります。。。

タイトルとはズレてしまいましたが、

このような歯と歯の間を少しの厚みだけ削った形のインレー（銀歯）をレジンで詰めると、割れることがあり、レジンで治すのがとても大変でした。

＊スライスカットの入った歯は、レジンでは不適応症と判断される先生もおられます。

スライスカット悪い治療法ではなく銀歯を短時間で適合良く入れる１つのテクニックなんですが、

レジンで治す私には、

「キィ〜〜ヤァ〜〜〜！」(￣ロ￣lll)

「スライスカット入っている。。。」(￣ロ￣lll)(￣ロ￣lll)

と毎回思います。

ただ、私も昔保険治療をしていた時にはたまにスライスカットでインレー形成していたので、何も言えない立場なんですけどね（汗）

現在スライスカットがあっても破折しない法則を模索中

（だいたい対策考えましたけど）

インレー治療を止めて３年

・レジンが大きく割れたケース２本

・ファイバーコアが折れてきたケースが２本

１０年後の予後は分りませんが、レジン充填の破折ってそんなに多くないと感じていますL(´▽｀L )♪

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目指せ日本一の『真似士』（笑）

２月は休みなしで３週連続で日曜仕事の院長です。。。

確実に今年の抱負が砕け散っていきます（去年より仕事するのかな・・・）

http://eedental.jp/eeblog/2012/01/post-420.html

今週末は、

土曜：レジンハンズオンセミナー

日曜：ホスピタルダイアローグ

あっ、ホスピタルダイアローグの宿題まだしていないな・・・

（今からやりますか！）

週末レジンセミナーを一緒に行う佐藤先生からこんな写真のメールが来ました。

佐藤先生：「先生、これを作りたい！」

と

私：「。。。。」（ｐ・Д・；）

ん〜〜〜、

「ドうまい」（三河弁）

写真をよく見てみると、咬む面にレジン充填

・１級窩洞に近い咬合面から口蓋側にかけての窩洞

そこからレジンの感じを見ると、

・軟らかいペースと系のレジンの感じ、

（研磨性の非常に良いレジンである）

・１咬頭ずつ部分的にボリューム感をコントロールして詰めているような感じ、

後は、充填器ではなく筆でレジンを整えている感じ、

＊軟らかいレジンは扱いが難しく初心者向けではないと思います。

素晴らしいとしか言いようがないのですが、

これを見て、

「真似してみるか!」

となる訳です＼(^ω^＼)( /^ω^)/

ただし私の使用しているレジンは硬いレジンのプレミス、

http://eedental.jp/eeblog/2011/08/how-to-composite-restroration.html

そこから真似をするには・・・

もの凄く微妙な感じで少なめに詰めて、最後の隆線部はドロップテクニックでレジンで丸み（ボリューム感）を出すように盛ればあんな感じになるだろう！ヾ(・∀・ )

似たような窩洞のケースを治療させてもらう機会がたまたまあったので、

私のケースは女性の７番なので真上の咬む面から写真が撮れませんでした。。。(￣▼￣|||)

考察、

もう若干ボリュームを付けるべきだったかな。。。

←こっちが術前ね（汗）

で、写真の Leandro Pereiraから検索してみると、

見事に青島先生のブログに！

レジンは上手な先生の症例を見て、想像して

真似した方が上達していきますね！

真似士なので似たような症例は機会があれば、思いだして真似しています(v≧∇≦)

レジンと言えば、昨日の研鑽会も１日レジン治療づくしで非常に面白かったです！

（二日酔いで前半死んでいましたけど・・・）

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レジンのステイニング（プラモの墨入れ）

　大尉！

　これでいい！？(´･ω･`;)

　　下から２番目（６番）の治療と見せかけて・・・

一番下の歯（７番）のダイレクトレジン充填でした！(´-ω-｀;)ゞ

最近、アンレータイプ（詰める面積が広範囲）の詰め方をマスターしたような、まだまだのような。。。

でもアンレー

http://eedental.jp/eeblog/2011/11/post-383.html

http://eedental.jp/eeblog/2011/09/post-351.html

http://eedental.jp/eeblog/2011/06/post-306.html

http://eedental.jp/eeblog/2011/06/post-318.html

２年前ぐらいからしていますが、個人的には間接法のハイブリットアンレーより何かとメリットが多い気がしています。

（接着も間接法に比べ安心出来ますし、唾液に一度汚染された層にレジン系の接着剤より・・・）

でも、最大の欠点は！

時間がかかる。。。

時間がかかり過ぎる。。。

写真の一番下の歯（７番）も

削る１５分＋詰める１時間３０分＋研磨５分

やっぱ大きく削ってセラミック入れた方が効率的だよな。。。

（やらないけど（ｐ・Д・；））

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