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マニアックレジン: 2024年11月アーカイブ

大きくかけた歯の治療

患者さんは40代女性 患歯は、

2011年の13年前に歯ぎしりで歯が半分以上大きくかけてしまい、私がレジン治療した歯でした。

その後、詰めたレジンは問題なかったのですが、また自分の歯が小さくかけ2019年(5年前)に再びレジンで補修した右下5 

今年の10月に詰めたレジンが全て外れたと電話がありました。

 

診せてもらうと、

口腔内写真

2024 EEdental TTI (2).jpg

過去に2回詰めたレジンが全て外れてしまっています。

歯の無い部分を全てカバーしたレジンアンレーでした。

2024 EEdental TTI (1).jpg

 

一般的に治すならセラミッククラウンだと思います。

が、

患者さんにはクラウンにしますか!?と説明したのですが、

いざ顕微鏡で歯をよく観察するとレジンで詰める難易度はそれほど高くない。

(と言っても一般的にはレジンで詰めるには激難です)

  

患者さんは「治療は先生に全て任せます」と言ってくれているので、

今回もう一度レジンで詰めてみて、すぐに外れたらセラミッククラウンにすると説明

 

患者さんにOKをもらい

1時間後

2024 EEdental TTI (4)a.jpg

上1/3が自分の歯

下2/3がレジン

症状もなく神経は生きていると判断できたので歯髄保存を行いました。 

*神経取るのは後でも出来ますからね。

 

患者さんの方から先生に任せると言ってもらえると、自分の歯のようにまず必要性最小限の治療から始まます。

大きく削るより残っている歯の同じ状態を維持させる。

自分の歯ならまずこれを優先させます。

歯科医院毎に同じ歯を診ても方針が分かれますが、厳密に言えば同じ歯科医院でも患者さん毎に治療法や材料は変わります。

2024 EEdental TTI (3).jpg 

今回の歯、5~8年ぐらいレジンで行けないかな!?と思っています(・∀・)ノ

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1年に1回の歯科医院への受診

EEデンタル、歯周病の治療などは一切しておらずメンテや管理などは患者さん任せとなっております。

その為治療が終わった後は、「年に1回でいいから誰かに口の中見てもらってね!」と言って終了となっています。

 

今回の患者さんは昔から来院してくれている40代の患者さん

クラウンが取れ久しぶりに来院してもらうと、

「先生に治してもらってから一度も歯科医院に行っていないので、たぶん虫歯があると思います」

と宣告虫歯宣言(笑)

 

一通り見てみると右上5・6に大きな虫歯

2024 EEdental IAK (1).jpg 

この状態を見ると、2本とも神経を取る治療も視野に入れるべきか!?

 

ただ、ここまで虫歯が大きくても患者さんは「一切痛くはない」とのこと

 

難易度高目ながら神経保存を行うか!?

(今月は大きな虫歯の覆髄治療が続いています) 

 

治療時間を2時間もらい、虫歯治療を行うことに

2024 EEdental IAK (2).jpg

何とか神経を保存してレジン充填

 

先日他の歯のレントゲン検診に来られた際に一緒に見せてもらいました。

2024 EEdental IAK (3).jpg

4ヵ月経過後のレントゲンも悪い感じはない。

患者さんも症状なく普通に生活出来ているとのことでこのまま使ってもらうこととなりました。

4か月後の口腔内 

2024 EEdental IAK (4).jpg

このまま神経取らずに行ければいいのですが。

 

基本的に歯は自然治癒力がないので悪くなる方向にしか進みません。

悪くなってしまっていないか!?年に1回ぐらいは誰かに見てもらった方がいいと思います。

 

ただし、個人的には3カ月に1回歯科医院に行くようなメンテナンスは推奨しません。

歯石が3ヵ月で付着してしまう人は体質もありますが、歯磨き能力を上げた方がよっぽど歯にとってはいいと思います。 

 

 

 

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