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歯内療法日記: 2010年8月アーカイブ
MTAで根管充填(アピカルバリアテクニック)
- 2010年8月20日 23:03
- 歯内療法日記
根の先端が大きく開いている場合
(前の先生が大きく削り過ぎてしまった為。。。)
私はMTAで根尖(歯の先端)を埋めることがあります。
今回のケースは下の前歯なのですが、
先端が#70(0.7mm)に大きくなっていたのでMTAを使用して根管充填を行いました。
何故に抜髄でここまで大きく削るのか。。。(><;)
先端まで根管充填出来ました^^v
実は、この前歯根の先端で二股に分岐しており
根の先で2つに枝分かれしているのが分りますかね!?
間違い探しではありませんが、限りなくそれに近いですね。
サーフボードの『フィッシュテール』のような形態に・・・
この例えの方が分りにくいか。。。((((( ̄_ ̄;))
後は土台を入れて3カ月後にレントゲンを撮って治ってくるか経過を見ます。
たぶん隣の歯の根の先端も二股に分れていそうですね。
たまにある一症例でした。
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第2大臼歯の複雑な根管
- 2010年8月 9日 08:55
- 歯内療法日記
マイクロスコープ(顕微鏡)を用いて根の治療をしているとたまに、教科書には載っていない特殊な形態の神経管を見ます。
'>http://www.youtube.com/watch?v=tpkeezWqdWk
今回の動画もそうなんですが、このような複雑かつ特殊な形態の神経管は手先だけの感覚だけではエラーが出ます。
一般の患者さんは少し驚かれるかもしれませんが、奥歯の神経の治療は指先に感じる感覚+感だけに頼って治療を行います。
我々歯科医師は歯の解剖学を学びだいたいどこに大きな神経管があるのかは分っています。
ただ細い4本目の神経管などは教科書では学びますが、実際肉眼では見えませんし、分りません。
マイクロスコープがあるとこんな神経管の治療を行うことも出来ます。
'>http://www.youtube.com/watch?v=20B8Cne9BGo
これは完全まぐれですが、
'>http://www.youtube.com/watch?v=5vPbrEpETrI
(昔師匠に教えられた「シャンパンテクニック」:誰がこんなオシャレなネーミングを^^;)
注)、マイクロスコープは「高価な虫眼鏡」でこれが治療をしてくれる訳ではありません。
昨日見ていて驚いたのが、
「○○県のマイクロスコープ使っている歯科医院を教えてください」などが多いですね。
「マイクロスコープ+ラバーダム」もチラホラ見られますが、完全に歯チャンネルの影響でしょうね^^;
先生によっては根の先端まで見える訳ではないので必要ないと思われている先生もおられますが、これを言ったら・・・
我々歯科医師が治療出来ているのは主根管のみであって側枝などの触れない・分らない部分が5割近くをしめるのですから、根の先端までマイクロスコープで見えた所で無意味です。
また根の治療においての原則
「歯の上の部分の処理が出来なければその先(下)の神経管は処理できない」
に当てはめれば上が見えることこそに価値があり、上の問題を治療して下に進むの繰り返しで綺麗な根管治療が出来ると思います。
その昔、勤務医の頃
診療が終わると週に2回ぐらい師匠と飲みに行っていたんですが、 ほとんどずぅ〜とエンド(根管治療)の話をしていましたが、
根の治療ってゴルフに例えられるんですよ。
根の治療は根の先端を目指す = ゴルフはカップを目指す
Q1、難コースのパー4のラウンドで一か八かでグリーンへワンオンを目指しますか!?
Q2、ティーグランドでサンドウエッジを握りますか!?
Q3、グリーンが見えない深いバンカーからカップを目指しますか!?
私の考え
A1、2打目が打ちやすい場所を考えます。
A2、コースによってドライバー、アイアンを使い分けます。
A3、一度グリーンが狙いやすい場所に出します。
歯で言うと
A1、根管の上部の処理を行い、根尖(根の先)に道具が届くようにします。
A2、単純な歯ではいきなりハンドファイルを握りますが、難度が高い歯(奥歯)では超音波を握ります。
A3、レッジが出来たらファイルの種類をもう一度細いものに変えレッジの修正を行う。(根尖方向へは作業を進めません)
その他、色々例えられるのですが、
その判断を『感』任せにおこなうのか、それとも視野の拡大を行い、『客観的』に判断を行うのかの違いがあります。
今回のケースもそうですが、
見えるということは非常に大切なことなのです。
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根管治療を受けられる方へ
- 2010年8月 3日 18:59
- 歯内療法日記 | EEデンタル NEWS
動画作りました。
http://www.youtube.com/watch?v=Zg_Z3fwiVAk
9分32秒の長編ですが、銀歯の除去から根管充填までしています。
ちょっとオプション治療の
MTAでの根管充填も行っています。
(神経管の先端が大きく削られている場合に使用させてもらっています)
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根管治療後は出来るだけ削らない
非常に難しかった抜髄を行った9歳の女の子
http://eedental.jp/eeblog/2010/07/post-124.html
流石にこの年齢で銀歯は。。。
で、私が取った方法
http://www.eedental.jp/buildup.html
こんな流れで
1、仮の蓋を外し土台を作る
レジン充填の時は殆どラバーダムしないのですが、
今回のケースは唾液の量の多い小児の治療だったので。
2、充填後
以上、
(飛ばし過ぎですかね^^;)
レジン充填直後は寝起きで(治療中熟睡)治療した部位が分らなかったようです(笑)
治療後10日
馴染んできました。(一番左の白い歯ね^^;)
気が付くと、
開業以来健康な歯が多く残っている場合の抜髄した歯は被せていないですね。
個人的な意見ですが、
多くの場合神経取っても歯がある程度残っていれば被せる必要私はないと思うんですよねぇ・・・
ただ、被せた方が医院の収入は大き「ピィ〜〜〜〜〜(放送禁止)」 ですけどね(><;)
以上、経営音痴の院長でした。。。
良い人ぶるより本気で経営考えねば・・・....〆(・ω・。)
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